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地域の民生委員に推薦されて悩む話。

私が目指す人生の目標の一つに「地域のおせっかいおばさんになる」というものがある。

その目標を叶えるための一環として、昨年より自治会活動に精を出している。

その中でも、やる気のあるメンバーだけで、
「自治会役員にお年寄りも増えたし、子育て世帯も疲弊していて結構大変だから、持続可能で必要最低限な組織にしようぜ!」
という目標を掲げ、アンケートを作るなど「改革」にも着手している。笑

そのほかにも、おせっかいおばさんの夢に向かって、通学途中の子どもたちに声をかけたり、自分の子どもに声をかけてくれるお年寄りとそのまま立ち話して身の上話を聞いたり(最後は「ママ早く!!」で強制終了)。

また、あくまで理想だが、“一人目の赤ちゃんを産んだばかりで、近くに親もいなくて寝不足、おしゃべり相手がいなくて孤独”という、過去の自分のような人の助けにもなれないかと、無力ながら常々思ったりする。

そんな私は北海道出身で、今住んでいる関西ではよそ者の根無し草ゆえに、私も子どもたちと一緒にこの地に根を張りたいという思いで、そんなことにシャカリキになっているのだと自己分析している。

しかし、このおせっかいおばさん志願者は、この春から仕事も忙しくなってきたし、コロナで行事が少ないとはいえ、こども園のPTAもやっちゃってるし、園でお世話になっている2歳と5歳は、帰宅後は双子のように張り合っていつも喚いているし、毎日疲労困憊で、夜ご飯はレトルトカレーの日もあるくらい…。

さらに、最近めまいで転んで、尾てい骨をどこかに打ち付け、骨にヒビでも入ったのか、立ったり自転車を漕いだりすると痛み、体もポンコツだ。体力もない。もちろん面倒で病院など行かない。

壊れかけの洗濯機で、すすぎと脱水と乾燥を同時進行しているような、見るからにせわしなくて痛々しい私なのに、そんな私を誰かが、次期の民生委員に推薦したと、昨日、自治会長から連絡があった。

地域のために尽力しているし、地域のママたちの間で顔が広いと誰かが言ったらしい。誰なのか全く心当たりはないし、もしかしたら罰ゲーム的な感じで面白がって言った可能性もある。

次期の任期は2022年12月1日から3年間だそうだ。

・・・それなのに、おせっかいおばさんになる夢が一気に叶いそうで、お調子者の私は、正直、やりたいと思ってしまった。笑

ただ、民生委員のことをよく知らなかったので、調べてみると、思ったより忙しそうだということが分かった。

それに、

「民生委員」は、民生委員法に基づいて厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員です。
政府広報オンライン

基本無償らしいが、そんな立派な肩書まであるとは。実際は体のいいボランティアではあるだろうが。

夫に相談したら、「すごいね、推薦なんて。でも知恵袋とかで見たら、仕事しながらはキツイって書いてあったよ」とのことだった。

私も知恵袋で調べまくって、「基本は60代以上の余裕のある方がやる」「人生経験豊富な方にピッタリ」という投稿を読み、「ああ、時期尚早か」と思いながら寝落ちした。

今朝起きて、改めて思った。
そうなのだ、今ですでにいっぱいいっぱいだし、来年度からは、自治会役員もPTA役員も卒業して、仕事と家族のことだけに集中できる、とも思っていたんだった。

地域のおせっかいおばさんを目指すための経験値としても、非常に魅力的な話だったのだが、やはり無理だけは良くないよな、今回この話は断ろう、と思ったのだった。

しかしまだどうにも諦めきれない自分もいるので、断りに行って、もし説得でもされたら、気分良くして「やっぱりやります」などと言いそうな自分がいるのも怖い。

いずれにしても、こんな私を推薦したのが誰なのかが気になって仕方ないので、必ず突き止めるつもりだ。笑




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