剪定も本調子

樹勢が強いのを10だとすると
5か6くらいの時にすでに
立ち枝をはらうのをやめたくなる。

先端の伸びが落ち着いてきた時、
立ち枝を利用し
硬く丈夫にしたい為である。

この時多く外すと
後々の本体の寿命が短いし
木に威力がなくなる
今後下がりそうな時に外し過ぎると
下がってた時にいざ樹勢の維持が難しくなる。
りんごの収穫量も上がってこない。
だから切り口であろうとも
気にせず付ける。

距離が出せない時は先端を決めず
同年枝にするといいと思う。

初めから強樹勢の木のレベル8〜10
くらいの木しかなかったので
やっと適正よりやや強いくらいに
なって来た。

この強樹勢の時も立ち枝は使うが
先端には置かない。
先端に置くと元が全て太るからである
だから中、小くらいの立ち枝をつけながら
なり枝を牽制させるくらいの気持ちで。

全ての枝をかっこよくしてしまうと
全てを失う事もある。
だからいい枝を残す為に
素質の悪い枝の利用をするのである。
木を元気に健康にする為

大抜きするのは
その枝がよくないんじゃない。
可能性のある枝に枝量を乗せて
大きくする為
残した枝には
極力手を加えてあげない。
木の生理の乱れたもの
ここで教科書通り元の強いところから外す

【頂部優勢について】
先端は2本でも3本でも
頂部優勢が乱れていなければそのままでいいし
距離を出したいなら1本にしてもいい
新梢花が咲くと
りんご7個分の養分がとられると
斎藤昌美さんの本に書いてあった。
木は疲れるということ。
つまり強樹勢の木には
鋏は多く入れないは適している。
2本でも3本でも4本でも
付ける場合もあるという事。
必ず1本にする必要はない。
特に同年枝なんかは
木の寿命を長くすると考える。
形の悪い木ほどいいりんごをつくると
考えて発言した人はさすがですね。
1本にする時ももちろんあるし
詰める枝も必要な時もある
弱くなれば
木の生理の乱れたものを使う時もある
そしてそこからつくる可能性を視野に入れる

創造無限とはかっこいいよ。

木はかっこよくなくていいけど

剪定の考えは誰よりも柔軟に
様々な可能性を考えた上で
どんな木でも愛情を持つ必要がある。

その気持ちだけは
かっこよくないといけない。

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#結実母子 #立ち枝 #想像無限
#創造無限 #りんご剪定

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