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『ゴジラ-1.0』|ゆけ!ゆけ!ぼくらのゴジラ



 私が映画を見始めたきっかけである、2014年の特撮博物館からもう10年が経とうとしている。
 この会場で観た『巨神兵東京に現わる』のメイキング映像と、お土産コーナーで買った初代『ゴジラ』のDVDが自分にとっての原点である。

 そして今年『ゴジラ-1.0』が公開し、大ヒットした。この節目にゴジラの思い出を振り返っていきたい。

◇ゴジラ展@名古屋市博物館(2017年)

 『シン・ゴジラ』を劇場で観た衝撃、それが『巨神兵東京に現わる』のスタッフによる『ゴジラ』という事も自分にとって嬉しかった。


◇『オール怪獣大進撃』上映会+トークショー@シネマ・ノヴェチェント(2018年)

 ゴジラ作品の中では、いわゆる昭和第二期と呼ばれる時期が好きで、特に『ゴジラ対メカゴジラ』は何度も繰り返し観るほどだった。
 DVDのオーディオコメンタリーでは、中野昭慶監督がシネマスコープの映像へのこだわりについて話されていて、尊敬する監督として一度お会いしてみたいという気持ちがあった。

 そこで、横浜市内のシネマ・ノヴェチェントで行われた上映イベントに参加したのだった。中野監督『若大将シリーズ』などに出演された中真千子さんがゲストにいらっしゃった。

シネマ・ノヴェチェント(撮影:2018年11月)
中野昭慶監督、中真千子さんと写真(撮影:2018年11月)
サイン色紙とメカゴジラ(撮影:2018年11月)

 中野監督は昨年、中真千子さんは今年、惜しくも亡くなられた。しかし、ゴジラ作品に携わったお二人とお会いできたこの日の事は自分にとって大事な思い出であり、ずっと忘れる事は無いだろう。



◇ゴジラ・ウィーク ナゴヤ@栄オアシス21(2019年)

 栄オアシス21で行われた『ゴジラ・ウィーク ナゴヤ』。余談ではあるが、近年のゴジラでは『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が好きな作品だ。

ゴジラ・ウィーク ナゴヤ(撮影:2019年4月)


樋口真嗣監督サイン入り撮影スポット(撮影:2019年4月)


初代『ゴジラ』(撮影:2019年4月)


『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のゴジラ(撮影:2019年5月)


◇『ゴジラ-1.0』

○『ゴジラ-1.0』@西尾市役所

 そして、今年『ゴジラ-1.0』の公開。なんと、私の地元・西尾市でも撮影が行われたと知って驚いた。自分の地元が「ゴジラの聖地」に…?


○『ゴジラ-1.0』上映会+山崎貴監督トークショー@ミッドランドスクエアシネマ名駅


◇『ゴジラ-1.0』から観る方へ、おすすめの作品

 最後に、もしも『ゴジラ-1.0』からゴジラ作品を観てみようと思った方へおすすめの作品を紹介したい。前述の通り、私自身は昭和第二期の作品が好きだが、あえて以下の三つをおすすめしたい。

①『ゴジラ』(1954)…偉大な第一作だが、白黒映画である事が近寄りがたい感を出しているかもしれない。『ゴジラ-1.0/C』から入るなら良いかも。

②『ゴジラ×メカゴジラ』(2002)…比較的最近かつ、二部構成で知名度のある怪獣が出てくる正統派のゴジラ作品。ミリタリー色強いロボット作品として見れば、『パトレイバー』『エヴァンゲリオン』『踊る大捜査線』の系譜も感じる。

③『シン・ゴジラ』(2016)…国内ゴジラ作品では前作にあたり、戦後を舞台とした『ゴジラ-1.0』と現代社会を舞台とした本作を比較すると面白い。

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