竜崎三四郎@△友の会wiki

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1960年代の”東映友の会”を解明|全国”劇場友の会”名簿付

この記事では、1960年代に存在した東映映画の友の会(今でいうファンクラブ)について語ります。※一映画ファンの調査です。これを読んでご自身で調べられるのは自由ですが、当記事を根拠とした不確かな情報拡散はご遠慮ください。 ◇大伯父と”東映友の会”  私には、私と同じく映画が好きな大伯父がおります。  知り合ったのは成人式を迎え家族と一緒に挨拶に回ったところで、大伯父が「映画の話をしちゃいけないのは○○君(私)だったかな?」と私の祖母と話しているのを聞いたのが始まりでした。

    • 日活映画ファン視点から語る『大巨獣ガッパ』|シネ・ヌーヴォ「日活大特撮まつり」

       自分は日活映画ファンであり、特撮も好きなので大阪シネ・ヌーヴォまで遠征してきた。  トークゲストに町田政則さんが来られ、『大巨獣ガッパ』のオープニングクレジットに”町田政則”が映った時は大きな拍手が起こった。自分が今まで参加した名古屋や横浜のイベントでは経験が無かったので、とても驚いた。  特撮系のイベントとあって、日活映画ファンというより特撮ファンが多かった印象を受けた。『大巨獣ガッパ』は怪獣ブームのなかで作られた作品の一つとして語られる事が多いため、日活映画ファ

      • 『ゴジラ-1.0』|ゆけ!ゆけ!ぼくらのゴジラ

         私が映画を見始めたきっかけである、2014年の特撮博物館からもう10年が経とうとしている。  この会場で観た『巨神兵東京に現わる』のメイキング映像と、お土産コーナーで買った初代『ゴジラ』のDVDが自分にとっての原点である。  そして今年『ゴジラ-1.0』が公開し、大ヒットした。この節目にゴジラの思い出を振り返っていきたい。 ◇ゴジラ展@名古屋市博物館(2017年) 『シン・ゴジラ』を劇場で観た衝撃、それが『巨神兵東京に現わる』のスタッフによる『ゴジラ』という事も自分にと

        • 特撮博物館|映画にハマった原点

           私が映画を見始めてからもう10年近くになる。   私は元々中学まで野球をしていたが、高校生になってからは辞めていた。通っていた高校は自称進学校で、とにかく勉強勉強とうるさく急かされた。  この世は勉強しかないのか?と反発したかったのと、野球以外に自分が夢中になれるものを見つけたかったのだった。  当時、テレビではスーパー戦隊のイベントと特撮博物館のCMが流れた。今思えば、後者を選んだ事がターニングポイントとなった。  2014年12月28日、特撮博物館が開かれた名古屋

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          10数年ぶりに”東映太秦映画村”へ|小学校時代の思い出を探る

          ◇小学校の修学旅行での思い出 10数年ぶりに東映太秦映画村を訪れてみた。映画や時代劇を観てきた今ならもっと楽しめるのではないか、と思ったからだ。  前に行ったのは、小学校の修学旅行での事だ。まずは、当時の思い出を振り返ってみる。 ○当時のテレビCM  ちなみに、これは2010年4月18日放送された『ポケモン☆サンデー』の録画に残っていたCM。  そういえば前述のスーパー戦隊や仮面ライダーの展示のあるパディオス2階には、テレビ画面で『仮面ライダーW』の塗り絵ができるコーナー

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          シネマスコーレ『狂った野獣』|小劇場とポスター展、映画ファンの熱

           2023年8月27日、名古屋のシネマスコーレで中島貞夫監督特集『狂った野獣』+トークショーが行われた。  まだ東映映画の初心者だが、自分にとって思い入れのある中島貞夫監督作品がある。ロイヤル劇場の「岐阜大学創立70周年記念イベント 岐阜がロケ地となった映画」で観賞した『人生劇場』(深作欣二・佐藤純弥と共同)である。  『人生劇場』はこれまで何度も映画化されてきたが、この作品では特に自分の故郷でもある三州吉良への郷土愛を表現していており、とても感激した。その監督を務めたのだ

          シネマスコーレ『狂った野獣』|小劇場とポスター展、映画ファンの熱

          逆境をバネに躍進する蒲郡市|映画文化と現在を探る

           自分にとって蒲郡市といえば、”マンボウ3”という古本屋や”ゲームファンタジアン”というゲームセンターがあり、親に連れられて遊んだ子供の頃の思い出がある。どちらも今は無くなってしまった。  そんな蒲郡市だが、2021年公開された映画『ゾッキ』以降、映画祭や企画展等のイベントを行っており、存在感が増しているように感じる。  そこで、一昨年から今年にかけて自分が実際に訪れた感想等から、蒲郡市の活動についてまとめてみたいと思う。 ◇蒲郡市の映画文化のルーツ まずは、以下の3点に

          逆境をバネに躍進する蒲郡市|映画文化と現在を探る

          わが青春の名画座|岐阜ロイヤル劇場③

           この記事では、岐阜県岐阜市柳ケ瀬商店街の名画座・ロイヤル劇場について語ります。※自分のアルバムみたいな写真中心の記事です。  2023年1月、柳ケ瀬商店街では銀幕スタンプラリーが行われた。 加盟店で買い物をして『レジェンド&バタフライ』の鑑賞券が当たるクジ引きが引けるという企画で、「ぎふ信長まつり」で信長を演じた木村拓哉主演の時代劇『レジェンド&バタフライ』公開に合わせたようだった。  30分以上前から列の最初の方に並んでいて、始まってみると何人も連続で当たりが続いてい

          わが青春の名画座|岐阜ロイヤル劇場③

          【ネタバレ注意】『最後まで行く』二人分の感想|映画は映画館で観るからこそ面白い!

           先月、地元テレビ局主催の『最後まで行く』試写会に応募した。きっかけはテレビ局のHPを見て面白そうだと思った軽い動機で、内容について全く知らなかった。  当選ハガキが届いてから改めて作品について調べてみると、製作幹事として日活が携わっており、東海地方でロケが行われて舞台も愛知県であると知って興味を持った。  おそらく試写会に来た方は、監督や出演者さんのファンが多かったと思うので、違った視点から感想を書いてみようと思う。 ◇日活映画ファンの自分から観た『最後まで行く』○「”

          【ネタバレ注意】『最後まで行く』二人分の感想|映画は映画館で観るからこそ面白い!

          仮面ライダー2号とキカイダー01|作品の世界観と「第二の男」【ネタバレ注意】

          ※以前書いた記事からの続き ◇一文字隼人・仮面ライダー2号 中学生くらいの頃、それまで仮面ライダーは全く無知だったが『仮面ライダーSPIRITS』1巻を買った。当然のことテレビ版本編も観ていなかったが、一番好きになったライダーは一文字隼人・仮面ライダー2号だった。  エンディングで流れた「ロンリー・仮面ライダー」のように、人知れず孤独に戦うヒーローが良いという方ももちろんいるだろう。しかしながら2号編以降の滝和也や一文字隼人という仲間がいるからこその安心感、ダブルライダー

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          ライダーキックと日活コルト|「ダメ絶対音感」の謎について

          この記事では、映画関連の音楽やSEの流用について語ります。※一映画ファンの調査です。これを読んでご自身で調べられるのは自由ですが、当記事を根拠とした不確かな情報拡散はご遠慮ください。 ◇ライダーキックのインパクト=銃撃? 先日、CS東映チャンネルで『シン・仮面ライダー』公開記念に、初代『仮面ライダー』セレクション放送と東映まんがまつりの劇場版三部作が特集された。  『ゴーゴー仮面ライダー』(仮面ライダー 第13話「トカゲロンと怪人大軍団」)を観ていると、気になる事があった

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          『仮面ライダーZO』誕生30周年記念|『シン・仮面ライダー』公開の今だからこそ語ろう【ネタバレ注意】

          ※以前書いた記事からの続き ◇「原点回帰」『仮面ライダーZO』と『シン・仮面ライダー』 今年2023年公開された『シン・仮面ライダー』を観賞してから連想したのが、『仮面ライダーZO』だった。  1993年『東映スーパーヒーローフェア』で劇場公開されてから、今年で『仮面ライダーZO』30周年ということでもっと語ってみたいと思った。  『仮面ライダーZO』はいわゆる『仮面ライダー』の「原点回帰」作品のひとつである。  初代『仮面ライダー』を構成する要素を分けてみると、パッ

          『仮面ライダーZO』誕生30周年記念|『シン・仮面ライダー』公開の今だからこそ語ろう【ネタバレ注意】

          1960年代の”東映友の会”を解明②|第3回中部支部大会~唄と踊りの東映スターまつり~

          この記事では、1960年代に存在した東映映画の友の会(今でいうファンクラブ)について語ります。※一映画ファンの調査です。これを読んでご自身で調べられるのは自由ですが、当記事を根拠とした不確かな情報拡散はご遠慮ください。  以前まとめた1960年代の東映友の会の話の続き。  記事に書いていなかったが、実は大伯父さんが”東映友の会”に入会したきっかけについても伺っていた。  当時の大伯父さんは「東映城のお姫さま」丘さとみさんのファンで、丘さとみさんに会おうと”東映友の会”に入

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          新世界東映『網走番外地』|徐々に奇妙な映画体験

           2年前(2021年)、大阪旅行に行った時の話。  高校時代にも家族旅行で大阪に来たことがあり、通天閣の周り…いわゆる新世界を色々回った。  うちは遠方への家族旅行はなぜか滅多にホテルを予約せずに車中泊で過ごしていたので、どこか分からない場所で車中泊したことが最も記憶に残っている。  大人になった今になって一人で行ってみようと思った。新世界東映というディープな映画館があると前々から聞いていたので、わざわざそこで映画を観るために大阪旅行に行った。  しかし、以前に新世界に来

          新世界東映『網走番外地』|徐々に奇妙な映画体験

          『シン・仮面ライダー』NHKドキュメントから考えるアクションのルーツ【ネタバレ注意】

           NHKBSプレミアムで放送された『シン・仮面ライダー』のドキュメント。  映画本編の感想も賛否両論ながら、撮影現場を映したドキュメントも賛否両論という…  今回のドキュメンタリーに関しては、共感できる部分は賛でもあるし、否でもある。 ①庵野監督の撮影進行に対しての共感と疑問  学生時代に自主制作映像のアクション撮影に挑戦した時のことを思い出した。 動きを決めすぎるとリアリティが出ないという考えや、実際に演じる俳優にある程度アクションを委ねるなど、自分もやっていたから多

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          自分の考えるヒーロー観と『シン・仮面ライダー』感想【ネタバレ注意】

           先日公開された『シン・仮面ライダー』。  仮面ライダー誕生50周年記念である2021年に製作が発表され、石ノ森章太郎先生が亡くなられて25年が経つ今年(2023年)ついに公開された。  シンゴジ、シンウルトラと見てきたが、「きっと失敗するだろう」とハードルを下げ、それでもシンゴジのように「やりやがった!」という衝撃を受けるのをどこか期待している。そんな気分だった。  正直なところ、賛否でいえば否の立場だ。  観賞してからモヤモヤした気持ちがあり、それは何故なのか?自分の

          自分の考えるヒーロー観と『シン・仮面ライダー』感想【ネタバレ注意】