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エピローグ

一人百首について
 私が、noteで一人百首を詠もうと決めたのは、愛犬エースが亡くなって間もなくでした。今まで感じたことのない悲しみの中で、エースがいたことを書き残しておきたいと強く思いました。文章は書くのにハードルが高く、それなら短歌にしよう。短いし。と、単純な理由で始めました。百人一首は知っていたので、百首作ろう。一人で百首、エースのことを詠もうと決めたのです。
 先日やっと百首が完成しました。思いつく順番に思うままに綴った百首は、今読み返すと拙いものですが、エースが亡くなってからの日々の中で、自分に言い聞かせるような、詠まざるをえない百首でした。百首を吐き出すようにして思い知ったのは、まだまだエースへの想いがあると言うこと。百首じゃ足りなかったな、ということ。今後も時々気の向くままに、noteに綴っていけたらと思います。
 自己満足の百首でしたが、私にとってはなければならない百首だったとも思います。綴ることで、想いを昇華させるようなそんな百首でした。何より自分自身が忘れたくなくて、百首を詠みました。百首で終わりじゃなく、今後もマイペースにエースのことも、日々のことも綴っていきたいです。

エースへの2通目の手紙
 1通目は、空に昇って行く時に持っていってもらったからね。これは2通目。お誕生日、おめでとう。今年も一緒に祝いたかった。そっちはどう?虹の橋の袂はとても素敵な場所だと聞くから、どうか楽しくやってね。いつか。いつかまた、そこで会おう。会いたいよ。

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