見出し画像

諦めたくなるときは、まずその自己防衛反応に意識的になる

人生には、目指していることがあるのにも関わらず、諦めたくなり、脱力感や無力感に襲われる瞬間があります。しかし、その感情は自己防衛の一環であり、私たちの優れた機能のひとつです。

今日は、諦めたくなるときにどのように向き合い、新たな可能性を見つけるかについて筆を走らせてみたいと思います。

自己防衛反応の意味

うまく行かなかったときに感じる脱力感や無力感は、私たちの自己防衛反応です。この感情は、生物としての私たちが自己を守るために進化的に備わった素晴らしい機能なのです。まずは、この感情が私たちの生存を支える重要な要素であることを認識しましょう。

まず、自己防衛反応の意味を知ることが大切です。自分を守るために諦めたくなっていることや、脱力感や無力感が働いていることを冷静に受け入れましょう。これは、自己理解の第一歩だと感じます。感情を冷静に観察することで、その感情が私たちに与えるメッセージや、体があなたに訴えていることを理解しやすくなります。

新たなパターンの形成

自己防衛反応が働いているとき、それを意識までに引き上げず、無意識的に自分の感情に飲まれることをしてしまっては、いつもと同じ結果になってしまいます。そんなときにはどうしたらいいのでしょうか?

まず、この自己防衛反応が出たときに、「この反応を意識のレベルまで引き上げること」が重要です。自己防衛反応が起きている状態を感じ取ることで、その感情に対する意識が芽生えます。この段階は、変化を始めるための重要な一歩です。

次に、違ったアプローチを試みることが重要です。新たな心のパターンを形成するために、普段と違う行動を取りましょう。例えば、困難な状況に直面したら、いつものようにベッドで過ごすのではなく、立ち上がって筋トレをする、人に相談するなどの行動を試してみてください。違った行動を通じて、新しい神経回路が脳内で形成されるのです。

そして第3に、変化を求めるためには、繰り返しの活動が欠かせません。新しい心のパターンを形成するためには、違った行動を反復することが大切です。自分の限界に挑戦し、新たな状況に対処することを通じて、徐々に違った心の反応を形成していくのです。新しくできた脳の神経回路が強化されていくことでしょう。

諦めたくなるときこそ、新たな可能性を見つけるチャンスです。自己防衛のメカニズムを理解し、自己を知ることから始め、新しい行動を取り入れながら心のパターンを変えていきましょう。逆境を乗り越える勇気が、より充実した人生への鍵となることでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?