監査のインチャージにとって大事なこと
こんばんは。時田です。
今日は私が監査をやるうえで、いわゆるインチャージとして大事にしていることを書いていこうと思います。
中小監査法人では、インチャージとマネージャーは実質兼務になるので、
大手監査法人で言う、マネージャーの職務まで言及していければと思います。
・・・法人内研修の下書きだったり・・・したりしなかったりします。。
1.監査品質管理
これはやはり最命題かと思いつつも・・・
私は、インチャージの経験は5年程度。むしろ、監査以外の経験を積んだ監査インチャージ、というのを強みにしていますので、
私から多くを語るのは止めたいと思います・・・笑
ただ、個人的には、
監査品質管理は、最終的には量的及び質的リソースの確保に尽きる、と考えています。
優秀で意欲的なメンバーといかに長く繁栄できるか?また、稼働時間(≒報酬)を確保できるか?
多くの監査法人にとって、重要な経営課題の1つではないかと考えています。
2.クライアントとのコミュニケーション
インチャージはチームの要であり、顔です。
必然的に、クライアントとコミュニケーションを一番とるのはインチャージになります。
誰と、どのくらい、どうコミュニケーションを取るか?によって、監査がいかにスムーズに進むか、決まってくるものと思っています。
強弱はありつつも、私の場合、できるだけ、トップマネジメント~スタッフの方まで、幅広くコミュニケーションを取るように心がけています。
また、コミュニケーションの手段も、対面・電話・メール等、
場面に応じて、効果的なツールを出来る限り使い分けています。
例えば、契約したてのクライアントであれば、クライアントの理解を行うためにも、できるだけ対面(またはオンライン会議等)でコミュニケーションを取ります。
結果(例えば依頼した資料)は資料を見れば把握できても、プロセスは把握しにくかったりします。
逆に、依頼資料等の状況の可視化、いわゆる「言った・言わない」の防止のため、依頼資料をExcelで一覧化、回収状況を明確化し、メールでやりとりすることもあります。
もちろん、出来る限り、頂いたメールには即レスしていきたいものです。
前職では、私は監査対応する側でもありましたので、その時の経験も踏まえ、この辺りはまた別記事でも掘り下げたいと思っています。
3.プロジェクト管理
監査におけるインチャージは、一般的な職種に直せば、「プロジェクトマネージャー」という肩書・役割がしっくりくるものと思っています。
(実際は、プレイングプロジェクトマネージャー、ですが。。)
従って、プロマネスキルは必須だと思っています。
最も、私が監査以外の業務をやった時に感じたのは、
インチャージをやることで、勝手にプロマネスキルがある程度身についていた、とも思います。
大手監査法人におけるインチャージの経験は、とても大変なものでしたが、今となっては本当に身になった経験の1つです。
話を戻しますが・・・
どんなに頑張って監査計画を立てたところで、監査が実践されなければ品質もへったくれも無いと思います。
それどころか、監査計画を立てることすら、大変です。ドキュメントもとても多いですし、論点も非常に多いですよね・・・。
従って、プロマネスキルが要求される、と私は考えています。
プロジェクト管理において大事にしていることも、別記事で掘り下げようと思いますが、
一番大事なのは、タスクの網羅的な把握→各タスクの完了絵姿を具体的に思い描くこと、だと考えます。
正直、これができれば、あとはやるだけです。
やるだけ、って言うのは易しですよ!という言葉も飛んできそうですが、
緻密な計画をして、いかに、「あとはやるだけ」の状態に持っていけるか?がプロジェクト成功のカギを握っていると思います。
プロジェクトの終わりのイメージが無いまま走り始めて、プロジェクトが無事期限通りに終わるでしょうか?
非常に厳しいものになりますし、何より、先がわからなくて不安になると思います。
いかがでしたでしょうか。
次回はコミュニケーションか、プロジェクト管理、いずれかを掘り下げて書いてみたいと思います。
アイシテルニイガタ!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?