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夢から醒める時

2024.12.12

前回、『西の魔女が死んだ』という小説について記事にした。

そこで紹介した「魔女修行」のひとつに、「朝、目覚める寸前の、あの夢と現実の境の感じを自分のものにする」というものがある。

何を隠そう、わたしも主人公まいと同様、魔女修行らしきものに取り組んでいるのだが、この「夢と現実」のお題がなかなか難しく、手こずっているのも事実だ。なぜなら、だいたい朝はアラームの音に起こされてしまい、夢から醒める”その時”は内側ではなく、いやおうなしに外側からやってくるからである。「あの夢と現実の境の感じ」なんてものは、一瞬のうちにアラーム音に打ち砕かれてしまうのだ。

しかし先日、夢と現実の境というものが、チラッとだけつかめたような気がした瞬間があったので、探求の軌跡として記しておこうと思う。

夢の内容が個人的なものになるのと、その夢に対して不特定多数の人たちの意識が集まることは避けたいので、申し訳ないのですが、興味本位でなく読みたい人だけいらしてください。


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