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自分だけ楽しんじゃいけないは、どこからきたんだろう

「自分だけ楽しんじゃいけない」

楽しもうとする自分を、グッと引き止める何かがあるように感じる時があります。誰かが不機嫌だと特にそう感じるみたいです。


例えば旅行に行ったことを知られて「いいね、うちはいけない」とか、お菓子を持って行った時「こんなのうちは買えないよ」なんて言われた時も、なんとなく申し訳ない気持ちになってしまいます。

火の粉が降りかからないようにその人の前では言わない様にしよーっと、みたいな気持ちならいいと思うんです。でも私の場合は、罪悪感を感じやりたいことを我慢して引っ込めようとする自分がいます。

この、自分が悪い様に感じて、楽しい所にビヨーンと伸ばそうとした手を引っ込めようとしてしまう癖はできれば手放したい。

自分が生きるのに不都合な考え方の癖は、子どもの頃にできたとよく聞きます。
この罪悪感は何がきっかけなんだろう。


私は、子供の頃母親に「少しは手伝いなさい!」いつもそう言われていました。

その時のことを思い出すと、母親はいつもいっぱいいっぱいでイライラしていた様に感じます。私がこんなに大変なんだから、のんびりしてないで手伝いなさい!と怒りをぶつけられているようでした。(言葉でそうは言っていません、私がそう感じていただけです)

だからテレビを見ている時に、母親がイライラと掃除機をかけ始めるとのんびり座っていられません。なんとなく立ったり、何かしている様に振る舞ったりしていました。

掃除機で思い出したので、少し脱線します。

親が2階、私達家族が1階に住んでいる時、毎日早朝に響いてくる掃除機の音がとても苦痛でした。きっと子供の頃のイライラをぶつけられている感覚が蘇って、必要以上に嫌悪感を感じていたんだなと思いました。

話を戻します。

手伝えと言われ、嫌々手伝います。そうすると嫌々やっていることをまた責められます。

母親の家での仕事にいち早く気づき「手伝うよ!」とウキウキ気分で手伝っていればよかったんでしょうか。実際に小さい頃は必死に母親のご機嫌とりをしていました。だけどそれでも彼女のイライラはなくならなかったでしょう。彼女は祖母や祖父のことがストレスになっていたのだと思います。そして不器用な彼女にとっては、そもそも家事をこなすこと自体がストレスだったのかもしれません。

じゃー結婚すんなよ!子供作るなよ!そんな気持ちも、私の中にはあります。

ウエディングドレスを着て無邪気に喜んでいる様に見える母の写真を見て、なーんも考えてないなと黒い気持ちが湧いてしまうのはそのせいなんだろうと思います。


また話がそれました。


えーつまり、母親は自分のイライラを私にぶつけ、あなたの態度が悪いからだと私を責めていた。

そんな記憶から、誰かの不機嫌を自分のせいだと思ってしまう様になった。

自分が悪いと思っているから、思いっきり楽しむことができなくなる



ちょっとまだモヤモヤしますが、この辺りが原因の様な気がします。




私も母親として、疲れてイライラして同じ様なことをしていました。本当に今思えば悪いことをしたと思います。2人ともごめんね。今謝っても、私のように、深く心に傷が刻まれているかと思うと本当に申し訳なくなります。

そのイライラは自分でどうにかするものでした。子供のせいではない。ましてや子供の楽しみを制限するものでもない。

自分のご機嫌をとることは、周りのみんなのためにも大事なことだと思います。あの頃は気づかず、いつも自分は我慢して後回しでした。


まとめ

私の「自分だけ楽しんじゃいけない」について

  • 罪悪感 (自分のせいで誰かが苦しんでいると思ってしまう)

  • やる事をやらないと楽しんじゃいけないと思っている(これもあったけど、今回の違和感とは関係ない気がする)

  • とにかく辛い思いをしている人がいたら自分だけ楽しめない(わかるけど、これを言ったら何もできない。今自分がしたいことは何なのか切り離して考える)



必要以上に自分のしたいことを我慢したり、制限することはしなくていいでしょう。ただ、まだすっきりしていないので、いつか良い考え方に気づくといいな。


少なくても、自分が旅行に行くのをやめるとか、美味しいものをあげるのはやめるとか、そんな余計な事は考えなくてもいいだろうと思いました。




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