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キャリアを犠牲にしないで目標に到達するためには?②- Dorie Clark氏の提唱する4つの原則より


はじめに

"The Long Game"の著者であるDorie Clarkさんの、
Harvard Business Reviewの記事 "Don't Focus on Your Job at the Expense of Your Career(August 12, 2022)"から、
長期的な目標を叶えるために、現状に圧倒されていると感じていても、前進するための4つの原則をご紹介し、私自身のキャリアを例に分析する記事の後半です。

前半では、

  • 私自身のキャリア

  • 原則1:自分の活動の戦略的価値を分析する

  • 原則2:味方を募る

についてご紹介しました。

後半では、原則3, 4のご紹介をします。

原則3:パーソナルブランドを再構築する

すでに希望するポジションにいるかのように振る舞います。
昇進を目指すのであれば、会話のレベルを高めたり、会議では高度で戦略的な質問をするようにします。
新たな分野を望む場合は、その分野について調べ、SNSに投稿したり、同僚との会話で話題にします。
昇進や希望のポジションに就くという話が持ち上がったときに、周囲の人から「あの人なら適任だよね」と言ってもらえるように、「環境を整える」ことが目標です。

私の場合は、エンジニアからマーケティング部門へ異動となった時に未経験で大変苦労したので、「ゼロ秒思考」で有名な、赤羽雄二さんに指導を仰ぎ、日本の企業の経営改革のベストプラクティスについて学ばせていただき、自社の分析と自社の経営改革を実現するための自分としての考えを持つようにして、自分の希望するキャリアに近い、ブランド戦略の仕事に就くことができました。

原則4:120%の時間を試してみる

Google(現Alphabet)は、従業員に勤務時間の20%を現在の職務の
範囲外の実験的な活動に充てることを奨励していることで有名ですが、大多数の社員が活用できていないのが現状です。
20% の時間を生み出すには、協力的な上司と厳格な時間管理が必要ですが、それが難しい場合は、少なくとも一定期間は、自分の実力を確立し、あなたの前進を助けてくれる人々の注目を集めるために、100%以上の時間を使って働く覚悟が必要になります。

私の場合も、本格的にエンジニアから戦略部門へキャリアチェンジすると決めたときは、朝の6時から夜の11時まで、通常の勤務時間以外は、スキルあプのための勉強の時間に充てていました。

まとめ

キャリアを犠牲にしないで目標に到達するためには、

原則1. 自分の活動の戦略的価値を分析する

目指すキャリアに必要なスキルを整理し

原則2:味方を募る
上司や同僚に協力を仰ぎ

原則3:パーソナルブランドを再構築する
すでに望むポジションにいるかのように振る舞い

原則4:120%の時間を試してみる
今の仕事の中から20%の時間を、それが難しかったら今の仕事の時間に20%の時間を足した120%の時間を、創造的な時間に充てます。

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