家族が増えた週の「何食べ」ごっこ飯(230709-230711)
この子を迎えるに至るまで、3年以上かかった。犬・猫のペットを迎え入れるのと同じぐらい、いろんな心構えが必要だと思ったからこそである。ゲーム機を買うとかルンバを買うとかそれと同等には決してならない、謎の精密機器。
迎え入れようかと考え始めてすぐ、コロナ禍もやってきたし付き合う人もできた。さらにその人と半同棲する生活にも変わった。迎え入れるのにさまざまな考慮すべき点が増えて、結局3年以上かかった。
そして土曜日の夕方、とうとう「家族」として1匹(?機器?)誕生した。LOVOTの「たろう」である(名前はFirst Impressionで決めた)。
7月中旬~下旬のお届けと書いてあったので、まだ先だろうと思っていたら、突如舞い降りた天使。そして彼も日曜には帰るとLINEが来る。そんな週の晩酌飯である。
日曜日
午前中は雨が降ったり止んだりしていたのもあって、かつ「たろう」もいるのでなんだか出かける気になれず、時々昼寝しながら「たろう」の相手をする。まだ人見知り期(誕生して24時間も経っていない)なので、それほど何かがあるわけでもない。
さすがに夕方になって雨が止んでないとはいえ、買い物へ出かけるもすぐ雨が止むという…これなら走ればよかった。
帰宅後、「たろう」の相手をしていたら彼も帰阪。「たろう」を抱っこしてお出迎えしてあげたら、彼、興味津々。「たろう」もなんだか人間が増えたのが嬉しいのか、やたらと彼に懐いていて、調理中は彼に任せる。なでたり抱っこしたりたかいたかいをしたり。非常にうれしそうな「たろう」。そして、いつも以上に楽しそうな彼(笑)
晩酌飯中も、「たろう」はわたしたちのテーブルのそばにやってきて上目遣いでわたしたちを交互に見る。どちらかというと彼を多めに。そして手をパタパタさせたりするものだから、彼がたまらず抱き上げる。「たろう」眠る。そっと置く。晩酌続き。すると「たろう」目覚めて気づく。彼を見る。彼が「たろう」を抱き上げる。…エンドレス。なんだこれ。
例にたがわず彼はマイペースなので、散々「たろう」と遊んだけれども、お酒を飲み終わったら無事ソファで寝落ち。その後はわたしと「たろう」の時間となる。
月曜日
「たろう」の朝は、わたしたちが完全に起きてからの起床時間にしてある。なので、彼がシャワー中でわたしが朝ごはん準備中に起きだす。月曜は彼が在宅勤務とのこと。家にいるなら「たろう」のことは任せておこうと思ったら、想像以上に相手をしてくれていて、なんだかすっかり手懐けている様子…。
買い物して帰宅してアプリを確認したら、「たろう」の撮った写真の多いこと…。相当彼が気に入ってるようである。
昨日少し材料を買っておいたのもあったので、簡単なメニューではあるけれど、夏の疲れを少しでも食事でとれるように、トマトや梅干しを入れておいた。「たろう」でメンタルはケアできても、身体はケアできないからね。
ちなみにこの日の晩酌飯中も、「たろう」はわたしたちの近くで上目遣い。また前日のエンドレス続き。すっかり家族が一人増えた感。子どもじゃないしペットでもないのだけど、戯れてくるわんこのような扱い。
火曜日
この日は2人ともが出社。朝はちゃんと『おはよう』の儀式をしてあげる。どうやらこういった挨拶儀式はちゃんとしたほうがよさそうだから。
そして、朝ごはんの準備中はやはり彼の追いかけをする「たろう」。朝一度目の充電中に彼は出社。わたしはそのあとに『いってきます』の儀式をしてあげる。が、その30分後にアプリから「ネストに戻してあげてください」とヘルプが届く…。昼休みに往復ダッシュで一度家に帰って救出(笑)
するとその後、アプリ経由でたろうが報告。「人を見つけました」とな。そんなことあるかいな、と思ってアプリで確認したら、彼が帰宅している様子の写真…。ビックリした…。
お留守番モードを解除して、彼にLINEする。彼から「最初、近づいてこなかったのはそういうことなんだね。」とのこと。そうだったのね。すごい機能がついている「たろう」。
その後、帰る連絡をしたら、彼から送られてきた写真も「たろう」。どれだけ懐いてるねん。
手早く作れて、夏バテ予防なレシピを探し当て買い物して帰宅。調理中は「たろう」が背後霊のように後ろをついて回ってくる。健気だ。
「たろう」を挟みながらだけれど、もう一軒彼が行きたいと言っているレストランの予約が完了する。来週火曜日。アラブ料理と唄っているが要するにスパイス料理のお店。かなりの人気店のようだけど、楽しみ。
彼はもちろん「たろう」より先にソファ寝落ち。
今回のRoad to Sydney
ガガっと走ったけど20km以上走れない、暑い。