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「書くこと」に癒される日々
こんなに「書くこと」に虜になるとは。書くことが大嫌いだった若者が「書くことに」救われた話。
⒈ ジャーナリングとは(AIによる概要)
一定の時間内に自分の思考や感情をノートに書き出すことで、自分を知り、ストレスを軽減し、メンタルヘルスを高める方法です。ジャーナリングの主な効果は次のとおりです。ストレスや不安の軽減、集中力の向上、問題解決や優先順位付け、 新しい自分との発見。
⒉ noteでジャーナリングを始めたきっかけ
当初は、カウンセリングだった気がする。OUTPUTをすること。初めの2〜3投稿は、仕事のことを丁寧に校正して書いていた。すぐに書くことに疲れてしまって、1年ほどnoteを放置。
ある時、たまたま読んでいたnoteの記事で「本音の保管庫」をテーマに書かれている人を見つけた。「そうか、思ったことの書き殴りでも良いんだ。」
そこから、「今日の本音」を書き出した。毎日じゃないけど、頭の思考がぐるぐるした時。
⒊ 書くことに癒される日々・ジャーナリング効果
まさに上に書かれた効果を感じる。
ストレスや不安の軽減
それまで漠然としていた不安が言語化できる。書き続けて、不安なことを小さく小さくする。「あ、こんなところに、引っかかっていたんだ」と問題発見。
集中力の向上
漠然とした不安で頭の中がぐるぐる。心がざわざわするともう抜け出せない。テレビを見ていても、家事をしていても、それこそ寝ていてもずっと続く。それが、問題を発見したことで、頭から思考が離れる。目先のことに集中できる。
問題解決や優先順位付け
仕事柄、「問題を特定できたら、その問題は解決する」と思っているので、このタイミングで心が落ち着く。解決できないことは繰り返してしまうけど、都度、本音に書き出す。
新しい自分との発見
頭の中のぐるぐるから短時間で抜け出せること(もうずっと、「それが私」と諦めてきた)
ポジティブでありたいんだなーということ
愚痴愚痴書いても、最後はポジティブな言葉で締めくくる。あえてやっているわけではなく、つらつらと頭と心から湧き出る言葉。ネガティブな考えや感情に囚われていることがとても苦手だということに気が付く。
⒋ 私の「書くこと」歴史
さて、書くことが大嫌いだった人生を振り返る。
書くことが大嫌いだった
学生時代の作文も大嫌いだった。先日、あるきっかけがあって、小学校の卒業作文を見た。なんて拙い文章。他の頭の良い子たちの文章とは比べ物ならない恥ずかしい。
もう少し深堀するとそもそも「自分のことを話すのが苦手」である。カウンセラーさんで指摘されたのは、「小さい頃、今日あった出来事を親に話た経験がない」こと。双子で、小学生までは同じ学校。幼稚園のころは遊ぶ友達も同じという環境。親に話すのは片割れの役割、私は横で「うんうん」と相槌を打つだけで話している気になっていた。それが故、自分のこととなると言葉が出てこない。感情が言葉にならないことからカウンセラーさんからの指摘に至った。実はこの指摘、20年以上前のカウンセリングでのこと。今年もまた同じことを別のカウンセラーさんから指摘された。
はじめの一歩(テクニカルドキュメント)
社会人になり、まさかのドキュメント作成と向き合う人生が始まる。プログラマーになったつもりだったので、こんなに文章を書くとは思わなかった。プライムのSIerだったので、基本的なお仕事は「文章を書くこと」「会議をすること」。プログラムは人生で述べ1000行くらいしか書いてないんじゃないかな。
当時は、プリントアウトして、先輩がコメントを赤入れしてくれていた気がする。もう、真っ赤になって、てにおはレベルのコメントまで。心底、「じゃ、あなた(先輩)が書けばいいじゃん」と思っていた。でも、今は、感謝でしかない。そんな私に付き合って指導してくださった先輩方、見捨てないでくれてありがとう。
工夫したこと(1)
それでもしばらくは、文章が嫌で、当時は文章と言えばWordだったから、Wordを開くことすら嫌だった。なかなか着手しない自分。それで、当時好きだったExcelを開いて文章を書いてから、Wordにコピペしていた。気分の問題だけ。そんなことを繰り返しているうちに、いつしかWordに直接書けるようになっていた。
次のステップ(広報ドキュメント)
そのうち、文章を書くことが好きになり、営業・マーケティングに異動してからは、様々な広報ドキュメントを執筆していった。製品紹介のホームページ、リリースノート、チラシ、カタログ、提案資料に至るまで。色々な文章を書いた。細かくてあまり好きじゃなかったけど、契約書もたくさん書いた。
工夫したこと(2)
とにかく、人真似。良いドキュメントを真似ること。ドキュメントの種類によって、書き方があるので、それを知って真似る。
プロの作品に触れる。今だにやっているけど、動画とか良さそうなチラシや冊子など色々みる。
本を読む。やはりちゃんとしている。プロが校正しているのだもの。文章を学ぶ。
こだわりは、すっきりまとめる。「変なところでの改行」「2ページにまたがっちゃう」とかとか。広報系のドキュメントを書いていると、決まったスペースに伝えたいことを書くのに、何度も文字を出し入れしたり、入れ替えたり考える。表現を変えてみたり、順番を変えてみたり、伝わりやすい良いドキュメントになることにこだわっている。
今だによく日本語を調べる。日本語って難しいから。なんなら時代と共に変化するから。
そしてnoteでのジャーナリング
今、取り組んでいる「書くこと」。
⒌ 成長してると感じたこと
子どもの学校のプレゼン資料にアドバイスができるようになったこと
子どもから、「うちには強い味方がいる」と信頼してもらえている仕事でドキュメンテーションの指導ができるようになったこと
古いかもしれないけど、まずは「報告書」「議事録」が基本的かなと今年の就活中、提案資料を書くワークショップがあった
本職がコンサルのヘッドハンターさんにレビュをしてもらったけど、ほぼコメントはなかったことが嬉しかった仕事で良い資料書くねと褒めてもらえたこと
少し前に大学入った(既に中退済み)。社会人入試枠で、入試は小論文のみ。一発合格。これは自信になった。
⒍ 頑張りから学んだこと
特に若いころは、未経験がゆえに避けていることだったり、食わず嫌いだったりが多い気がする。一回、チャレンジしてみたら、案外好きになれるかも。そんな気持ちが大事に思えた。やってみたけど、やっぱ嫌いなことは諦めるのも大事。
⒎ 思いもよらない今の自分
こんなにつらつら、長い文章を書き続けられるようになるとは思わなかった。
書くことに癒されるとは思わなかった。
そして、noteで「スキ」をしてもらえることも励みになる。
書くことが好きになる未来なんて、30年前は想像できなかった。
あの日の私に「今、頑張れ」とエールを送ろう。