自費・保険外リハビリテーション
以前、自費・保険外の訪問リハビリテーションサービスを提供する会社に勤務していました。
一般的に、自費・保険外リハビリテーションと聞いて思い浮かぶのは、「○○リハ専門」「○○リハ特化」や、スタッフも「○○テクニック持ってます」といった、何かに特化した運動を提供するサービスかと思います。
しかし、自分が行っていた自費・保険外の訪問リハビリテーションは、一般的なイメージとは違うかと思います。
実際に行っていたサービスは
1、市営プールにてパーキンソンの方とウォーキングをする
2.精神疾患・交通外傷の方とプラモデルを作成する
3.片麻痺の方の釣りをサポートする
などです。(残念ながら現在は、リハビリ事業がなくなってしまいました。)とても価値のあるサービスで、自分にとって大きな経験となっています。
※また別の記事で実際にやっていた内容をまとめて、書いていけたらと思います。
大手企業などが打ち出している自費・保険外リハビリテーションサービスとは、一風変わっていることが明らかです。
だからこそ価値がある。 対象の方の困ったをサポートする!それが提供していたサービスであり、リハビリテーションの本当の軸ってココなのかなと、今でも基盤となっています。
また、○○を改善します!といった、施術という分野では勝負をしていませんでした。自費・保険外のリハビリテーションでよくある、地域にある接骨院や治療院等の、類似したフィールドで勝負をするのではなく、リハビリテーションセラピストだからできる価値を出していたと思っています。
~今後の自費・保険外のリハビリテーションとセラピスト~
別の記事でも書いたように、健康とICFの考え、リハビリテーションマインドがあるからこそ、リハビリテーションセラピストとして独自の自費・保険がサービスになると考えています。
目の前にいる対象の方の困ったの場面によって、リハビリテーションを変化させること、対象者の場面に合わせて対応できるセラピストの総合的な視点が、医療の場面だけではなく、多方面にかかわれるセラピストの職域の可能性が多くあると感じています。
またその他の活動として。社会活動・社会貢献の中で、支援していくリハビリテーションの形が多いような流れもあります。
バリアフリーマップのように、障害があっても動きやすい道や場所を紹介する取り組みに、セラピストが関わっていたり、専門性を生かした活動に繋げています。セラピストのアイディアで活動できる範囲は多くあり、まだ確立されていない ブルーオーシャンな職域が絶対にあると思います。
セラピストのソーシャルイノベーションの時代はすぐそこに来ています。
※記事が気になった方は、コメント等お待ちしております。