一度は離れた国際協力の道。 再挑戦のきっかけは、一冊の本との出会いでした。 【アクセプト・メンバーの声:袖山 結生(そでやま ゆい)】
私たちアクセプト・インターナショナルの一員として活動するメンバーの声を届ける本コーナー。初回は、管理部の部長であり、普段はコンサルティング会社に勤めている袖山(そでやま)さんにお話を伺いました!
袖山さん|プロフィール
所属する管理部にて
ーアクセプトでの業務内容を教えていただけますか?
私が所属する管理部は、支援者の皆さまへの情報発信や、イベントの開催などを主に担当する部署です。現在は、既存支援者の方々とアクセプトとの関係性構築という非常に重要な仕事を任せていただいております。
部長としては、部全体の仕事が滞りなく遂行できるように、各種のサポートやマネジメントを実施しています。具体的には、
部署ごと、四半期ごとに立てる目標を達成するためにプロジェクトを推進
日々の業務の中で出てきた課題の解決や、メンバーのタスク調整
などです。
国際協力から一度は離れたが、再挑戦のきっかけは・・
ー2020年の9月にアクセプトのメンバーになったとの事ですが、そのきっかけや理由を伺えますか?
テロや紛争問題に関心を持つようになったきっかけは、子どもの時に起きたアメリカ同時多発テロ(9.11)です。その影響で、イスラームはテロのイメージが強かったのですが、高校生の時にアメリカに留学し、そこで出会ったムスリムの子と仲良くなった事で、イスラームに対する「怖い」というイメージが一気に変わりました。そこからよりイスラームに興味を持ち、大学では中東地域やアラビア語を学びました。
大学卒業後はテロや紛争に関わる仕事をしたいと考えていましたが、結局メーカーで部品の調達をするなど全く違うことをしていました。しかし、テロや紛争問題への興味を失ったわけではなく、国際協力に関する書籍は読み続けていました。そうした中、当法人の代表理事・永井の著書『僕らはソマリアギャングと夢を語る』と出会いました。解決の難しい問題に対して真っ向から立ち向かう姿勢やエネルギーに、とても感銘を受けたのを覚えています。
その時偶然、アクセプトがプロボノを募集している事を人材募集ページで知りました。前職でマーケティング関連の仕事を経験しており、当時募集が出ていた仕事内容とかぶるため、自分のスキルや知識が役立つと分かり、思い切って挑戦しようと思いました。コロナ禍の影響で在宅勤務が基本になり、時間に余裕ができたことも理由の一つです。
たくさんの若いメンバーの主体的な姿勢に、日々刺激されている
ー運命的な出会いと経緯があって加入した、アクセプトの魅力はどのようなところでしょうか?
たくさんの若いメンバーが、テロや紛争のない世界を実現できると信じ、主体的に情熱を持って活動している点です。それも、ただやみくもに青臭いことを言っているのではなく、その目標を見据えてロジカルに行動するのは、とてもレベルの高いことです。もちろん、メインは職員や社会人がリードしてはいますが、そこに優秀な学生インターンも数多くコミットしています。彼らの姿勢やエネルギーに触れ、自分自身も負けていられないな、と奮い立たされています。
アクセプトと本業の両立は
ー本業との両立は、どのようにされていますか?
私は社会人プロボノで本業が別にあるため、その両立は正直大変です。生活で言うと、アクセプトが3割・本業が6割・楽しみが1割といったところでしょうか。特に管理部は仕事が多く、取り組むことが多岐にわたる為、メンバーの仕事量や負荷の分散には気をつけています。もちろん、大変な時は有給職員の助けも借りながら、滞りなく仕事を進められるように意識しています。
自身のキャリアにも、良い影響に
ーアクセプトの活動を続ける中で、袖山さんが得られたこと・成長はありますか?
管理部での業務を始めて、マーケティング関連のことを独学で学んだり、外部コンサルタントや専門家の方からアドバイスを受けるなどしています。マーケティングの知識・経験を実践を通して学ぶことができ、それを本業の業務にも活かす事ができました。アクセプトの活動で新たに得た学びを自身のキャリアにも繋げられている事が、プロボノを行っていて良かったと思う点です。
ソーシャルグッドなことを、より身近に
ー最後に、今後の展望や目標をお聞かせください!
私の今の展望としては、ソーシャルグッドな分野に関わることが、限られた意識の高い人のものから「もっと一般的で当たり前のもの」になったら良いなと思います。そのための仕組み作りや仕掛けなど、面白いことを業務を通じて考えたいです。
ー袖山さん、熱い想いを語っていただき、ありがとうございました!
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