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振り返りを兼ねて、2021年のお薦め本5冊を選んでみる
あけましておめでとうございます
年末年始は「生ける屍」河童の太郎ですm(__)m
2021年も本当にお疲れ様でした!!
2021年は自分にとって「実」の年でした。
少しづつ少しづつだけど、依頼を頂いたりして、今までの学んだことが形になってきたんじゃないかと思う年でした。
でもまだまだ遅い。
自分のペースも大事だけど、今年は「速度」を意識して取り組んでいけたらなと
今回は振り返りを兼ねて、去年読んだ本の中で「これよかったな〜」「印象に残った!」と感じた本を5冊ほど選んでみました〜。
(1) 世界「倒産」図鑑
【倒産から学ぶ、先人たちの生き抜く知恵】
25社の倒産した企業を分析し、倒産した理由などから「これから私たちはどうすべきか」を学ぶ一冊!!
「過去の亡霊」「脆弱シナリオ」「焦りからの逸脱」「大雑把」「機能不全」の5つの型に当てはめて解説。
タイトルだけ見ると経営者向きにも思えるが、企業の倒産理由が、
誰かがどうにかしてくれる! という「依存心」が原因だったり、
見たいものしか見てなくて倒産したり、、、などなど。
倒産理由が私たちの日常でも起きている現象でもあるので、他人事ではなく当事者意識が湧いて経営者以外の方でも楽しめる一冊であるかと。
〈お薦めの人〉
●倒産の裏側に興味がある人
●戦略的に行動するヒントを得たい人
●過去の企業経営について興味がある人
(2) スマホ脳
【スマホとの知り合い以上友達未満のお付き合い】
私たちの日常で体の一部になってる「スマートフォン」。
「スマホが人間にどんな影響与えてるのか」
「スマホを使いすぎると寝不足になったり、ストレスを感じやすくなるのは本当なのか」
などスマホに関する様々な疑問を研究結果に基づき解説し、スクリーンやsnsとの付き合い方を見直すキッカケになる本。
内容を見た時に、「え、そうなの??」という新鮮さよりは
「そうだろうな、、、」っていう聞いたことあったり、
想像はついたけど改めて見るとやばいなって感想になる人が多いんじゃないかな〜。
昔に比べて集中力がなくなったり、最近物忘れがひどくなった人はスマホが原因の可能性もあるかも??
〈お薦めの人〉
●手元にスマホがないと落ち着かない人
●寝る前にSNSをチェツクするのが習慣になってる人
●子供にスマホを持たせるか悩んでいる人
(3) わたしが正義について語るなら
【本当の正義は孤独で深く傷つくもの】
「正義」って何ですかね?? 勝った方が正義? 正しいことをしたら正義?
「アンパンマン」で言うと、アンパンマンが「正義」、バイキンマンが「悪」。
じゃあ、バイキンマンは完全な悪なのか。
バイキンマン(悪)を徹底的に倒したら平和になるのか。
日常でよく聞く・よく使う「正義」という言葉。
この本は「アンパンマン」という作品を通して作者が語る、正義への熱い思いが詰まった一冊である。
個人的に「愛と勇気だけが友達さ」という歌詞の説明で、
「戦うときは友達を巻き込んじゃいけない」
「戦うときは自分一人だと思わないといけない」
の部分は印象に残ってます〜。
〈お薦めの人〉
●アンパンマンをもっと深く知りたい人
●「正義」という言葉が好きな人
●子供時代にヒーローに憧れを持ってた人
(4) 毒舌 身の上相談
【「馬鹿野郎」から始まり「馬鹿野郎」で終わる】
小説家でもあり僧侶でもある、今東光氏が恋愛から家庭生活、芸術、性の悩みまで様々なお悩みに対しての回答を一冊にまとめたもの。
ただ、普通のお悩み解決と違うのは、
相談に対して「うるせぇ馬鹿!!」「自分で考えろ!!」など凄まじい言葉で相談に答えていて、
回答の内容も今連載してたら絶対に炎上するんじゃないかってレベルの内容ww。
でも一見冷酷で言葉遣いがひどい回答に見えるけど、回答は的を得てるし人間味と愛を感じるものがある。
この本自体だいぶ前に出版されたものであるが、
「万能型と一芸型どちらがいいか」
「経験か読書か」
「上司とウマが合わない」
など今の学生たちが見ても興味が惹かれる内容になっている!!
〈お薦めの人〉
●親身な回答より辛辣な回答のほうが印象に残りやすい人
●悩みを誰に相談していいかわからない人
●人生から文化まで幅広い相談に対する回答を参考にしたい人
(5) 硝子の塔の殺人
【ミステリを愛してやまない人への本】
有栖川氏も述べていますが「本格ミステリのテーマパーク」のような一冊。
「硝子の塔」で事件が発生、唯一の脱出道が塞がれ孤立。助けが来るまで探偵と助手が事件解決に向けて奮闘。ここまでならよくあるミステリの展開。
違うのは、本書のトリックやダイイングメッセージで、「ねじれた家」「Yの悲劇」「十角館の殺人」などミステリの名作のキーワードが出てきてミステリ愛を非常に感じる!
またそれだけじゃなく解決編では、
「えっ、そういう結末!」
「あれそんな伏線あったけ?」
っていう一回読んだだけじゃわからなく、何度も読み返すことが必須になるような本であるかと思います。
〈お薦めの人〉
●三度の飯よりミステリー好きな人
●予想できないどんでん返しの結末が好きな人
●ある程度のミステリの名作を読んでる人
以上の5冊を選んでみました。
2021年は20年に比べて、酒に溺れたのに本には溺れられなかったな、、。
本との出会いが多かったのに読みたいを本をなかなか読めなかったな、、、ってイメージ。
2022年はブログの更新頻度もあげつつ、普段読まない小説(ミステリ以外)・絵本の読む数を増やそうと思ってます。
改めて今年もよろしくお願いします!!