見出し画像

不思議な焼き物を頂きました

以前、とある方との縁で知り合った川口緋呂さんという方から、生まれたての龍の像を購入したという話を書きました。

その後、先日、また川口さんに会う機会がありまして、その際に梵字を焼き付けた粘土細工を頂きました。本職の方にお渡しするのは恥ずかしいのですが、とおっしゃいながら手渡されました、その包み紙をほどくと、そこに出てきたのはトップの画像の粘土細工でした。さすが、画家さん、見事な梵字です。

焼き付けられた梵字は『ユ』。全ての梵字を読めるわけではないので確証はなかったのですが、「あ、『ユ』ですか?」と訊くと。川口さんはにっこりと笑って、「はい、弥勒菩薩の」とだけ、短くおっしゃいました。

「弥勒菩薩も大好きなので、大事にします」と有難く頂戴して、今は生まれたての龍に抱きかかえてもらうようにして、僕の部屋に置いています。
この字は弥勒菩薩様の種字であると同時に、空海様の種字でもあります。真言僧の僕にはピッタリです。

※種字というのは仏様を梵字一字で表したものです

相手に合わせて、梵字を変えているのかな。それとも、ランダムに作ったものを手渡して、偶然性に任せてるのかな。自分のところにやってきた弥勒菩薩様の種字が焼き付けられた粘土細工。
その理由が何であれ、『この世に意味のない事は起こらない』のかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?