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奨学金獲得のカギ!理系研究計画書の書き方と成功例

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〜10月22日 00:30


「博士課程、研究に忙し過ぎて、バイトする時間なんてない…」


まさにそうなんです。

博士課程に進学するハードルがぐっと高くなる原因は、

経済的問題…。


その問題を解消すべく、国や民間でも、

大学院生(とくに博士課程学生)に向けた経済的支援への取り組みが盛んになっています。

国の取り組みだと、

・給与+研究費サポート
(学振、大学フェローシップ、SPRING等)

・給与サポート
(RA等)

・奨学金返済免除

以下のサイトでは、博士学生への支援制度について詳しくまとめてあります。



一方で、民間でも奨学金制度を設けている財団が多数あります。

そのなかで「返還する必要のない奨学金」もたくさんあります。

【返還する必要のない奨学金】

・給付型の奨学金


・貸与型だが、条件を満たせば一部もしくは全角返還免除

ちなみに、貸与型の返還免除の条件とは、アカデミックポジションで就業することである場合が多いです。

借金ではなく、いただける奨学金です。


研究計画書の重要性

さて、このようなフェローシップや奨学金に申請するためには、研究計画書の提出が必須です。

研究計画書の出来の良さで、採用の合否が分かれるといっても過言ではありません。

「でもどんな申請書を書けばいいの…??」


という方にむけてこのnoteを書いています。


このような申請書では、

研究のすごさや新規性を述べるだけでは、

採択されません。

採択されるためには、

必ず入っていないといけない要素があります。



今回は、実際に難関奨学金に採用された筆者の研究計画書を公開し、そのノウハウやコツをお伝えしていきます。


筆者の採択実績

私は修士と博士課程の両方で、貸与型の奨学金のサポートを受けることができました。

修士課程の奨学金:民間、月額8万(全期間)

博士課程の奨学金:民間、月額10万円(全期間)

貸与型でしたが、博士後にアカデミックポストに就けたので返還免除です\(^o^)/


修士・博士課程とも同財団からの支援です。

とても倍率は高かったです。

また、科研費も、2回申請中2回とも採択されています。

【ちょっとひとこと】
「あれ?DCはどうだったの?」と思われたかもしれませんが、私は所属研究室から別途お給料をいただいていたので、申請資格がありませんでした。


奨学金でも科研費でも、申請書を書くにあたって意識していたノウハウやコツは変わっていません。


つまり、これからご紹介する方法は、


さまざまな奨学金や学振、科研費等の申請書に汎用性のある方法といえるはずです。


ノウハウの由来は?

申請書の書き方については、学生時代に所属していた研究室でゼロから叩き込んでもらいました。

我がボスは学生指導の中で、

「研究費を獲得する力」

を育てることにも重きを置いてました。

ですので、所属する学生は、院生時代からいろいろな助成等への申請を課せられます。


この研究室で良かったことは、

・これまでに採用されてきた申請書を研究室全体で共有していた

・学生が申請書を書くときには、ボスや先輩方が厳しく添削してくれた


先人が積み上げてきた「申請書ハック」を惜しみなく共有してくれます。

実際に、お金に恵まれたビックラボとなっていました。

今回公開する研究計画書

・博士課程での奨学金申請時に提出したもの

・理系全分野10名の枠に採用されたもの

・形式:「A4」3枚に自由記載

私が採用された奨学金は、

「経済的困窮度よりも、成績や研究に対する熱意・取り組み内容を重視」

するものでした。

そのため、第一次試験である書類選考では、研究計画書の重要度がとても高かったであろうと予想できます。


採用者数は、全国の医学・薬学・バイオ学系、理学系、工学系、情報学系等の理系全分野で計10名です。

この記事では、このような高倍率な奨学金競争を勝ち抜いた研究計画書を一部マスキングして公開します。

研究計画書とあわせて、この記事で紹介する内容

この記事では研究計画書に沿って、以下のことについても言及していきます。

構成と要素
研究計画書の基本的な構造と要素について解説し、どのように組み立てるべきか

書き方のコツ
気をつけるべきポイントや、注目を集めるためのテクニックについて

成功の秘訣
実際に奨学金を獲得した成功事例を通じて、どの要素が重要であったか筆者なりの考察

公開した申請書をテンプレートとして、申請書に再利用していただくこともできます。

使えそうな文章はどんどん再利用してください。

【注意点】
公開する申請書は、身バレ防止のために研究や所属に関するキーワードを「〇〇(病態)」や「〇〇(治療法)」、「物質1」、「〇〇大学」などとして変換しています。ご了承ください


大変申し訳ありませんが、実際の研究計画書を公開するために有料にさせていただきます。

これから、研究の道に進む方は、このような研究計画書を書く機会は山ほどあります。

汎用性のある内容なので、ぜひ記事を参考にしてみてね。

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