【採用された申請書を公開】理系研究計画書の書き方と成功の秘訣
「博士課程、研究に忙し過ぎて、バイトする時間なんてない…」
まさにそうなんです。
博士課程に進学するハードルがぐっと高くなる原因は、
経済的問題…。
その問題を解消すべく、国や民間でも、
大学院生(とくに博士課程学生)に向けた経済的支援への取り組みが盛んになっています。
これらのフェローシップや奨学金を獲得していくことは、研究活動に専念できる環境を整えるために非常に重要な課題です。
研究計画書の重要性
さて、このようなフェローシップや奨学金に申請するためには、研究計画書の提出が必須です。
研究計画書の出来の良さで、採用の合否が分かれるといっても過言ではありません。
「でもどんな申請書を書けばいいの…??」
という方にむけてこのnoteを書いています。
このような申請書では、
研究のすごさや新規性を述べるだけでは、
採択されません。
採択されるためには、
必ず入っていないといけない要素があります。
今回は、実際に難関奨学金に採用された筆者の研究計画書を公開し、そのノウハウやコツをお伝えしていきます。
(学生の方には無料でお渡しします。方法は後述します)
筆者の採択実績
私は修士と博士課程の両方で、貸与型の奨学金のサポートを受けることができました。
修士・博士課程とも同財団からの支援です。
とても倍率は高かったです。
また、科研費も、2回申請中2回とも採択されています。
奨学金でも科研費でも、申請書を書くにあたって意識していたノウハウやコツは変わっていません。
つまり、これからご紹介する方法は、
さまざまな奨学金や学振、科研費等の申請書に汎用性のある方法といえるはずです。
ノウハウの由来は?
申請書の書き方については、学生時代に所属していた研究室でゼロから叩き込んでもらいました。
我がボスは学生指導の中で、
「研究費を獲得する力」
を育てることにも重きを置いてました。
ですので、所属する学生は、院生時代からいろいろな助成等への申請を課せられます。
この研究室で良かったことは、
先人が積み上げてきた「申請書ハック」を惜しみなく共有してくれます。
実際に、お金に恵まれたビックラボとなっていました。
今回公開する研究計画書
私が採用された奨学金は、
「経済的困窮度よりも、成績や研究に対する熱意・取り組み内容を重視」
するものでした。
そのため、第一次試験である書類選考では、研究計画書の重要度がとても高かったであろうと予想できます。
採用者数は、全国の医学・薬学・バイオ学系、理学系、工学系、情報学系等の理系全分野で計10名です。
この記事では、このような高倍率な奨学金競争を勝ち抜いた研究計画書を一部マスキングして公開します。
研究計画書とあわせて、この記事で紹介する内容
この記事では研究計画書に沿って、以下のことについても言及していきます。
公開した申請書をテンプレートとして、申請書に再利用していただくこともできます。
使えそうな文章はどんどん再利用してください。
大変申し訳ありませんが、実際の研究計画書を公開するために有料にさせていただきます。
ただし、すでに50部以上ご購入いただいたということもあり、今後は学生の方には無料でお配りすることにしています。
ご希望の方はⅩを通してお気軽にDMください!
これから、研究の道に進む方は、このような研究計画書を書く機会は山ほどあります。
汎用性のある内容なので、ぜひ記事を参考にしてみてね。
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