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私は日本人の英語の能力を上げたい



この文章の概要

・現在の学校教育の中だけでは英語習得のための英語の学習時間を確保できないから、学校教育だけでは日本人は英語ができるようにならない。
・学校外で、誰でも気軽に無料で英語を勉強することができる環境があったら、英語ができる人がもっと増える。
・マネタイズを意識した、英語を勉強するためのオンラインプラットフォームを作って、そこで英語を教えたい先生役と英語を勉強したい生徒を募れば、日本人は英語ができるようになるだろう。
・まだ、勉強用のオンラインプラットフォームはないから、誰か作ってください。授業はみんなでやりましょう。私も授業を行いますので。

  

1 英語ができるようにならない日本人

「英語なんてやってもできるようにならない。」「一生懸命英語を勉強したけど、全然身につかなかった。」

よく聞く文言です。生徒はもちろん、生徒の親も同じ事を言います。

その通りです。学校教育だけで英語なんてできるようになるはずがない。現役の英語の教員もそう思っています。

私が学生のときに必死に英語を勉強しているときでさえも、同じことを聞いていました。「英語を勉強しても英語が使えるようにはならない」と。20年たっても同じ文言を聞くということは、日本の英語教育は20年前から何も変わっていないのでしょうか。「英語の授業」という無駄なことを繰り返しているのでしょうか。

そんなことはない……はず。大方の教員は馬鹿ではないです。向上心がない教員も多いですが、全員が全員努力していないわけではないです。教育現場に立って10年以上になりますが、教員全体の指導技術も英語の能力も確実に上がっています。それでも、日本人は英語ができない。

20年たっても学校の英語教育に対する日本人の考えが変わっていない。残念ながら英語教員の視点から見ても、現行の学習指導要領に従っていて、現在の子どもたちが英語を使えるようになるとは、到底思えないです。なぜなら、公教育だけでは英語を習得するために必要な時間と英語を使用する機会を、十分に確保できないからです。

問題や課題が分かっているのなら、それらを解消すればいいだけです。じゃあ英語の習得に何時間かかるの?という話です。個人差はもちろんありますが、日本で生まれて日本で育った日本人が英語を習得するまで一般的に最低でも2000時間はかかると言われています。現行の学習指導要領では、中学校と高校で受ける英語の授業の総時間は、最大で1000時間程度です。

では、英語の教員が2倍に増えればいい、英語の教員が2倍働けばいい……としても、そう簡単にはいかないです。なぜなら、学校教育には限界がきているからです。私が英語を勉強し始めてからの20年間、「英語を勉強しても身につかない」と言われ続けても文部科学省が変わっていないなら、おそらく20年後も何も変わっていないはずです。だったら、ルールを壊して、イノベーションを起こすしかないでしょう。

私のアイデアとしては、「英語を教える人・英語の授業をする人が2倍以上に増える」「一度に授業を受ける人数が、学校の2倍以上(現行では学級定員数が40人以下ですので、最低80人)増える」ことができれば、英語の習得に必要な2000時間を確保できます。

『馬鹿なこと考えてんな』と思うかもしれない。でも、頭のいい人たちが作った教育のルールに従って勉強をして、『英語なんてやってもできるようにならない。』とみんなが思っているのです。だったら、ルールを刷新して、固定観念をすっとばして、新しいアイデアで戦うしかないんじゃないですか。日本の未来を考えるのなら、教育は変わるしかないんじゃないですか。

だれがこんな突拍子もないアイデアに乗るのか。だったら、アイデアに乗ったみんなが利益を被るかたちで、みんなでやっていけばいいじゃないですか。これが私の考えの基盤です。

馬鹿にされても構いません。そもそも、私自身そんなに賢くないです。ちなみに、誤字脱字があったら、教えてください。加えて、説明のために画像を作成しましたが、私が伝えたいことが画像でも伝わりにくいかもしれないので、「この画像のほうが伝わりやすい」みたいな画像を作成していただけると、そして、掲載してくださるとありがたいです。

何はともあれ、私は日本人全体の英語の能力を上げたいのです。

 

2 自己紹介

どうも、Mizukiと申します。公立中学校の、しがない英語の教員です。英語を指導してはいるものの、特段英語ができるわけでもなく、ネイティブイングリッシュスピーカー同士の会話は聞き取れないこともあります。それでも、英語の指導のための努力を怠っているつもりはなく、自らの英語の能力を上げる活動は継続しているし、一人でも英語が好きな子どもが増えるように、日々の授業に精を出しています。

しかし、限界も理解しています。教員がいかに自らの英語の能力を高めようと、英語の指導書を読み漁ろうと、指導している子どもたちのほとんどが英語を話すことができるようにはならないということが現実です。公立中学校の生徒、いわば、特段勉強ができるわけでもない、そこら辺にいる子たちが、現行の学習指導要領に基づいて一生懸命英語を勉強しても、将来英語を使える大人になるのは10人に一人もいないでしょう。

私はこんな日本を変えたい。英語ができる日本人をたくさん増やしていきたい。せめて、大学を卒業する22歳までに、ほとんどの日本人が英語を使えるような日本を作っていきたい。誰もが自由に無料で英語を勉強できるような環境を作りたい。日本人全体の英語の能力を上げたい。誰もが自由に無料で英語を勉強できるような環境を作りたい。英語ができる日本人を増やして、国際競争に強い日本を作り上げ、日本をガンガン経済成長させていきたい。今の子どもたちが大人になったときに、英語ができないことによる機会の損失を可能な限り減らしたい。しがない英語教員の私の目標です。

 

3 学校教員の視点から感じる、子どもの英語習得のために学校教育に足りない要素と対策

まず、日本人全体の英語の能力を上げるために、現状の学校教育の不十分な点を分析していきます。

 

・学習時間が足りない

子どもが英語を習得するために、英語を勉強させる時間・教員が英語を指導する時間が圧倒的に足りません。個人的には、言語習得に効率などは求めるべきではないと思っています。英語を習得するには、地道に淡々と最低2000時間以上勉強するしかないのです。

子どもが英語を習得するポイントは、どちらかと言えば質より量でしょう。日本の学校教育において英語を教えているのは、主に中学校と高校です。中高6年間で、教員が学校で英語を指導できる時間はせいぜい1000時間です。つまり現状では、学校教育だけでは子どもに英語を身に着けさせるのは不可能だということです。

日本人に英語を身に着けさせようにも、学校内で英語をさらに1000時間勉強させるのは、どう考えても残念ながら無理です。仮に学校教育で英語の学習時間を新たに1000時間確保するなら、幼稚園や保育園段階から英語での教育を始める以外に方法はないでしょう。問題は、現役の小中高生です。彼らを小中高生を未就学児に戻すことはできませんし、時間も戻せません。現役の小中高校生が大人になるまでに英語が使えるようになるには、各々に英語を自習してもらうしかないでしょう。現在の学習指導要領の元では所詮、「子どもに中途半端なレベルの英語を習得させている」にすぎないのです。これが少なくとも20年は続いているわけです。

 

・英会話を経験する機会の乏しさ

学校の中でも外でも、英語を勉強することはできます。インターネットが普及したおかげで、英語を「インプット」する方法は爆発的に増えました。インターネットで「英語 勉強」と検索すれば、英語を勉強するためのツールは無限に出てきます。スマホアプリを使えば、インターネットを使わずにオフラインで勉強することもできるでしょう。昨今のテクノロジーの発展のおかげで、質はどうあれ、スマホ一つで英語をいくらでもインプットできるようになりました。英語のインプットは一人でもできるからです。

一方、英語をアウトプットするチャンスは、選択肢が数多に増えたインプットに比べて少ないのが現状です。英語のアウトプットのうち、「話すこと」の方法を挙げてみると、「音読」が思い浮かぶでしょう。しかし、「音読」の他に英語をアウトプットする方法がいくつ出てくるでしょうか。英語での「会話」こそが、英語のアウトプットの基本であり本質ですが、致命的なことに音読と違い、「英語で会話をする」という経験は一人ではできません。

英語を使えるようになるには、音読は非常に大事です。でも、音読に加え、英会話も大事です。英語話者になるには、英会話を通じて、英語を聞き取って英語で返事をする反射神経も養うべきです。日本語でもそうですが、答えがyesかnoの質問をしても、返答がyesかnoで返ってこない状況もたくさんあります。こういう教科書にない実際の会話は、経験を積んで慣れるしかありません。とにかく英会話の回数をこなすことこそが、英語の能力を上げる最善策です。

教育現場の視点で話せば、英語の授業中、スピーキングの活動として「生徒同士ペアで1分間、あるトピックについて話す・質問しあう」というようなフリートークの時間を設けることはあります。しかし、このようなフリートークを中学校の英語の授業で行うにも、いろいろと制限や限界があります。生徒同士、英語で喋る機会は大事であるものの、英会話をするための語彙が足りていなかったり、トピックがマンネリ化してしまったり、友達同士知っていることをただ英語で話すだけだったりと、授業中に「英会話」のメリットを最大限享受することはなかなか難しいことです。

とにかく、英会話の活動の機会は増えてはいますが、学校教育の中だけでは、様々な人と英語で会話をする機会に恵まれません。日本人全体の英語の能力を上げるには、学校の枠を超えて、いろんな人と英語で会話をする場面を作るべきでしょう。Mizukiは、日本人が英語を話せない原因は、英語で会話をしたという経験が圧倒的に足りていないからなのではないかと、勘ぐっています。とはいえ、英語を話すためにはインプットが不可欠です。英語の知識や語彙があってこそ、英語を上手に話すことができます。

余談ですが、はっきり言って、子どもの勉強の機会が「金」に左右されるのが、Mizukiにとっては納得がいかなくて不満で悔しいのです。勉強が得意不得意は別の話として、勉強の機会が平等でないのは許せないのです。

  

・そもそも指導者である英語の教員の英語の能力が足りていない

公立中学校の教員に限ったことかもしれませんし、Mizuki一個人の体感かもしれませんが、公立中学校の英語の教員の中で「英語を指導するのに十分な英語の能力がない教員」が4人に1人くらいいます。さらに、「英語を指導できるけど、英語の能力が足りていない教員」も4人の1人くらいいます。要するに、Mizukiの体感で言えば、英語の能力が足りないままで英語を指導している公立中学校教員が、2人に1人くらいいます。『そんなわけない』と思うのなら、学校公開日にでも実際に英語の授業を見に行ってください。間違った英語を話していることもありますし、そもそもこんな授業でいいのかというような授業をしている教員もたくさんいます。

公教育の場合は、英語の格差は特に大きいのが現状です。「英語の先生」自体、英語の能力、指導力は千差万別です。ネイティブレベルの英語の能力がある教員がいれば、英検2級のレベルにすら達していない英語の教員も、公立学校には腐るほどいます。金で英語教育の機会や環境や人材を整えることができる私立と、金に制限がある公立とでは、格差は広がるばかりです。公教育では質の高い英語教育をなかなか提供できていません。

なんにしても、英語の能力の高い教員から英語を学んだほうが、生徒の英語の能力が上がるのは、当たり前の話でしょう。しかし、生徒は先生を選べません。教員の二人に一人がハズレと考えると、公教育だけで子どもが英語を習得するのはさらに難しい話になってくるでしょう。

教員の英語の能力を上げるには、教員自身が英語を勉強するだけのことです。しかし、恥ずかしい話、全ての英語教員に向上心があるわけではなく、教員の仕事が激務のせいで自己研鑽の時間もない教員もたくさんいます。英語の能力が足りていない教員がたくさんいるゆえに、英語の能力の低い教員から英語を教わる可能性が高いという課題を解消するのに即効性があるのは、学校の教員であるなしに関わらず英語を指導する人の数を増やすことと、一度に授業を受けることができる生徒の数を増やすことです。単純に英語を指導する人の母数を増やすことと一度に多くの生徒が1人の有能な教員に教わることができれば、子どもが無能な英語教員から英語を教わる可能性が減ります。もちろん単純に、先生の数が増えれば、より質の高い効率的な少人数授業をできる可能性も出てきます。指導者が多ければ、学習者は様々な面で恩恵を受けることができます。先生も生徒も一か所に集めることができるわけがないだろうと思うかもしれませんが、Mizukiはインターネット上ならこれを実現できると考えます。

  

 ※    学校での授業:教室だと空間的な限界があるので、教員→生徒は最大で40人程度(現状、英語は少人数指導が主流なので、実際はもっとすくない)が限界です。加えて、ほとんどの生徒は家から通える範囲の学校、地元の学校にしか行くことができない。生徒は先生を選ぶことができないので、先生の力量で、指導の質は大きく左右されます。

 

※    インターネット上での授業のイメージ:オンラインプラットフォーム上では、どこからでもだれでも授業にアクセスできるし、先生が何人いてもいいし、生徒が何人いても授業ができる。

 

・資金がない・テクノロジーを導入する際に制約が多い

昨今のテクノロジーの発展のおかげで、様々な方法で英語の勉強ができるようになってきました。タブレット端末を使えばアプリゲームを使って英語を勉強したり、異国にいる外国人と電話をしたりできます。VRゴーグルを使って、仮想現実の中で勉強をすることも可能です。

けれど、公立学校は特にお金がないです。「生意気言うな」と思うかもしれません。しかし、地域差はありますが、新しいテクノロジーが誕生しても、学校現場に導入されるまでに数年~数十年かかります。教育に効果があるか不明瞭なギャンブル性の高い新技術を導入する必要はありませんが、効率よく英語を勉強・指導するのが見込めるものであれば、積極的に学校に導入してほしいものです。

さらに、学校現場では制約もたくさんあります。コロナウイルスにより緊急事態宣言が発動された後、ありがたいことに公立学校の多くで、教育用にタブレット端末が教員と生徒に一つずつ配布されました。タブレット端末の効果はすさまじく、授業の幅は圧倒的に広がりました。しかし、それでも教員用・生徒用タブレット端末に対する制約はたくさんあります。例えば、自由にアプリケーションなどをダウンロード出来なかったり、教育的に良くないとされるものは使ってはいけなかったり、本来の電子機器の機能が使えなかったりします。セキュリティの面で自由な使用を制限しなければならないのもわかりますが、子どもの勉強の効果を最大限発揮させるためには、柔軟な対応をしてほしいものです。

 

・中学・高校での英語の授業が、受験英語に特化してしまう

大学受験や高校受験に英語が重要ということもあり、中学校や高校では英語のテストが頻繁に行われています。そして、受験(合格)を意識するがゆえに、授業も受験対策や、入試やテストで高得点を取るための指導が行われてしまいがちです。特に、ケアレスミスを避けさせるために、英文法を指導する時間が長くなることもよくあります。このせいで、英語を使う上での失敗を極端に嫌がったり、点数化されることで英語が嫌いになったりする人が増えている気がします。習得に2000時間を要するというのに、そもそも英語が嫌いになったら、2000時間に達するまで学習を継続させられないはずです。まず、英語が嫌いになる生徒を減らすことも、日本の英語教育に大事な要素でしょう。

英語を使えるようになるために、英文法を勉強することももちろん大事ですが、文法に重きを置きすぎるべきではありません。英語のミスを減らすことも大事ですが、ミスを指摘しすぎて勉強への意欲を減らすより、生徒が使った英語の良いところを褒めて英語の能力を伸ばすべきです。

大学受験でも高校受験でも、受験科目として英語を必須にするべきではありません。英語を使わない受験方法ももっと増やすべきです。英語は国語・数学・理科・社会の主要教科ではなく、技術・家庭・保健体育・音楽・美術のような実技教科に位置付けたほうが、いい気がします。受験のための英語教育をやめ、また、英語の勉強の数値化・点数化を避けたほうが、結果として日本人全体の英語の能力は上がるでしょう。

  

4 子どもの英語習得のために、学校教育はどうすればよいのか

日本の英語教育の状況と、抱える課題から考察して、日本人の英語力を上げるには、

1 英語を勉強する時間を作る

2 英語で会話をする場を作る

3 英語を指導する人を増やす

4 一か所でたくさんの生徒が英語を学ぶ

5 受験を意識しない、テストのない、英語学習環境の提供

 

これらの要素を満たすことができるような環境が整えば、日本人の英語の能力は確実に上がっていくのではないでしょうか。はっきり言って、学習指導要領でがちがちに縛られている公立学校で、これらの課題を解消するのはまず無理です。となると、教育に関する既存のルールや常識や概念を考え直し、これまでの英語教育の良いところは継承し、教育に役に立ちそうな最新のテクノロジーを導入した、英語の学習環境があればいいと、Mizukiは考えます。

具体的には、インターネット上のプラットフォームに人を集めて授業を行い、Zoom(ウェブ会議サービスで、オンライン上にミーティングルームを開設してテレビ通話で会話ができる)のブレイクアウトルーム(分科会室と呼ばれる、ペアワークやグループワークをするための小部屋のこと)のような会話の場を設けて、強制的にオンライン上の2人の空間で会話をしなければいけない環境を作り、英語で会話をさせることができれば、日本人の英語話者が増え、日本人全体の英語の能力が上がると推測します。

2人組での英話を繰り返すことで、英語の能力が確実に上がります。イメージとしては、英語で喋る婚活パーティーのような学習形態です。

 

※    プラットフォーム上での英語での会話のイメージ:プラットフォームにいる人の中でペアをランダムに作って、会話をする


※    同じ会話のトピックでも少人数でも、話し相手を変えることで、英語での会話の経験を増やします。人数が増えたら、ランダムでペアを作ってもいいし、状況によっては3人組や4人組で、英語で喋ってもいいでしょう。


5 集客とマネタイズを前提としたオンラインプラットフォーム理念

とはいえ、英語を勉強するためのオンラインプラットフォームを作ろうとも、ゆくゆくはマネタイズも必要になってくるでしょう。でないと、なかなか人も集まらないでしょうし、既存のオンラインプラットフォームと競合するくらいの存在にはなれません。

ここでMizukiが考える、マネタイズを想定し、かつ、英語の能力を上げるためのプラットフォームの構想を紹介します。これはあくまで今現在、日本人全体の英語の能力を上げるためには、どんなオンラインプラットフォームなら誕生しうるかということを考えた結果の、Mizukiの一提案です。今現在、日本人の英語力のためにMizukiができる最大限の提案です。他のアイデアに転用できそうな気がするので、何かの一助になれば幸いです。

Mizukiの構想する英語オンラインプラットフォーム

マネタイズの基本は、ライブ配信による投げ銭。Mizukiが構想する英語勉強のためのオンラインプラットフォームでは、ライブ配信者=先生と、ライブの参加者=生徒という認識をもちます。そして、「ライブ配信=授業」という基本理念をもとに、先生の授業に参加したい生徒が、先生が開催しているライブに参加するようなシステムを作ります。授業に参加した生徒が、「この授業には~円の価値がある」「たくさん学んだから、お返しをしたい」と思ったら、生徒から投げ銭をしてもらうというシステムでマネタイズをしていきます。つまり、授業のクオリティーによって投げ銭の額が大きくなることが見込めるオンラインプラットフォームです。さらに、授業参加者に授業の評価やコメントをしてもらうことで、授業者に対する信頼や口コミを作り、よりよい授業や学びを生徒と先生で作っていきます。

オンラインで授業を行う際には、指導者用のデジタル教科書やホワイトボードを画面共有の機能を使えるようにし、先生(ライブ配信者)を務めるハードルを下げます。さらに、zoomのブレイクアウトルームなどを活用し、生徒(ライブ参加者)同士(要するに他人同士)をマッチングさせて、英語で会話や勉強をさせます。また、オンラインプラットフォーム上に、過去のライブ配信を閲覧できるページ、授業の指導案を閲覧できるページ、授業の際のテクニックを紹介するページ、授業用パワーポイントなどの教材を投稿・共有・使用できるページも加えます。閲覧と共有を自由にすることで、良い教材がより評価される競争を生み、評価が高い教材や動画は有料化することも可能にします。

授業のクオリティーが高くなればライブに参加する人が増え、いずれかの方法でマネタイズなどが見込められれば、さらに人が増え、「ワタシでも授業をすることができそう」「ワタシも授業をやってみたい」という人が増えれば、授業者も増えて、レベル別のようなカテゴリー分けなど細分化も可能となり、参加者の授業の選択肢が増えます。

いずれにしても、参加人数が増えることでMizukiが考える学習用オンラインプラットフォームは活気が出ます。

 これが、Mizukiによる英語学習用オンラインプラットフォームの基本構想です。この文言を読んでもよく分からないかもしれませんので、以下の図で解説します。

 

※    オンラインプラットフォーム上での英語の授業のイメージ:先生として英語を教えたい人がオンラインプラットフォーム上にいる人たちに、授業の開始を案内します。その先生の授業に興味がある人、英語の授業を受けたい人はオンライン上でライブ配信に参加します。別の話ですが、オンラインプラットフォーム上で行われるライブ配信自体は、全て録画されるようにして、だれでもアーカイブを閲覧できるようなシステムを用意しておきます。

 

※    プラットフォーム上での英語の授業及び会話のイメージ:トピックなどを設定して、生徒(ライブ参加者)同士で会話をします。ペアワークやグループワークも用いて、ライブ参加者が受動的でなく主体的に勉強するようにします。

 

※    プラットフォーム上でのマネタイズのイメージ:授業後に、授業に参加して良かった、授業が面白かった、と思ってくれた人に投げ銭してもらう。授業参加者に授業の評価やコメントをしてもらうことで、授業に対する信頼や口コミを作り、よりよい授業や学びを生徒と先生で作っていきます。

 

6 オンラインプラットフォームの疑問点

Mizukiが考える、英語を勉強するためのオンライン上のプラットフォームの構想は理解できたでしょうか。しかし、理解できたところで、疑問点もたくさん出てくると思います。ゆえに、想定されうる疑問や問題に勝手に答えていきます。

 

英語の授業なんて簡単にできるのか

第一に、英語の授業は誰にでもできるのかという疑問が浮かぶと思います。はっきり言って、英語の授業なんて誰にでもできます。特に、指導者用のデジタル教科書さえ用意できれば、誰でも授業はできます。中学生でも、英語ができない人でも、英語の授業はできます。じゃあ、デジタル教科書とは何なのかと思うかもしれません。デジタル教科書は簡単に言えばオンライン上の教科書の上位モデルです。

英語のデジタル教科書では、タッチやクリックにより英語の教科書の本文の音声を流したり、内臓データからリスニングの音源を流したり、できるので、先生が英語を話さなくても英語の音声を流せます。文法の指導の仕方がわからなくても、指導用のデジタル教科書に文法解説用の動画が組み込まれていたりするので、文法の仕組みさえわかっていなくても、英語の文法解説ができます。ものによっては、学習指導案が組み込まれていたりもするので、英語の授業のやり方がわからなくても、授業の流れもわかります。

加えて、オンラインプラットフォーム上では、授業をする際に参考になるもの、過去のライブ配信動画、学習指導案、文法解説動画、ワークシート、リスニング用の音源、授業用パワーポイントなどを投稿・共有・使用できるようにします。なんにしても、「誰でも授業ができて、だれでも勉強ができる」オンラインプラットフォームを目指します。ライブ配信で授業を行うためには、複数の教材を合体させるだけで誰でもできることを世間に周知させたいです。

要するに、英語の授業なんて誰でもできるのです。これでも英語なんて誰でも指導できるということを信じられないなら、デジタル教科書の紹介動画のURLをいくつか紹介しておきますので、デジタル教科書がどんなもんかをイメージしてください。

https://www.youtube.com/watch?v=N0_MfKECqno

https://www.youtube.com/watch?v=zViv0KjVqxk

https://www.youtube.com/watch?v=2q9qpmHaUKw 

 

教科書の著作権や利用料の関係により、デジタル教科書を使用できないのではないか

現状、デジタル教科書を搭載した学習特化のオンラインプラットフォームなんてものは存在しません。プラットフォームごとのプラグインなどにより、外部からデジタル教科書のようなものをインストールすることはできるかもしれませんが、実際に学校現場で使用されているデジタル教科書を導入することを検討しているオンラインプラットフォームはないはずです。なぜなら、教科書及びデジタル教科書を導入するには、著作権や教科書会社に利用料を払う必要があるからです。どのオンラインプラットフォームも、わざわざ利用料を支払ってまでデジタル教科書を搭載していないのです。

ですので、オンラインでのライブ配信の授業では、教科書及びデジタル教科書を使用するごとに、使用料を教科書会社に支払えばいいかもしれません。しかしそれでは授業をする人の参入障壁が高くなってしまうので、可能であれば授業者の人数を増やすために、極限まで授業をするためのハードルを下げるべきです。デジタル教科書の使用料のシステムはないのが好ましいでしょう。

Mizukiは、「手軽に英語を勉強したい人が増える」ことも大事だと思っていますが、「手軽に先生になって指導したい人が増える」ことも大事だと思っています。これができないと、外部からオンラインプラットフォームへ流入してくる人がなかなか増えないでしょう。デジタル教科書を利用料の問題など関係なく使用するには、著作権の無いデジタル教科書の装置やシステムを1から作るしかないと考えています。

教科書に出てくる英文などは、ChatgptやBardのようなAIにたくさん作ってもらいましょう。これらのAIでなら、何回でも即座に教科書や長文読解のスクリプト、文法導入のための小話を作ることができます。AIが作った英文が気に入らなければ、自分でスクリプトを作ってもかまいません。正直に言って、現場の教員でさえも「この教科書本文の会話文はおかしくないか?」ということがあります。AIを使うことで、そういった疑問を減らすことができます。

指導方法はたくさんありますが、指導内容はどの教科書会社でも同じことを書いています。教材さえ一つ作ってしまえば、みんなで共有して助言や補足を付け加え、一定の質を保った指導ができるはずです。

ベストな勉強法は人によって異なります。ゆえに、いろんな指導方法があっていいし、あるべきです。勉強方法や指導法は人それぞれであるべきで、とにかく選択肢が多いことが、学力向上につながります。ゆえに、AIなどを使って、たくさんの教材やスクリプトを生み出すことが英語学習にいいことなのです。

  

共存が難しいライブ配信とブレイクアウトルーム

ライブ配信は、ライブストリーミングにより、インターネット上でリアルタイムに動画を配信することであり、配信者がしゃべったり何かしたりしているのを、視聴者がそのライブを閲覧する動画サービスです。視聴者はチャットなどで配信者とコミュニケーションをとることができますが、基本的には一方通行の、「話す」ということに関して視聴者は「聞き手」という受動的なサービスです。そして重要なのは、オンライン上では技術的な問題がない限り、何人でもライブ配信に参加することができ、さらにライブ配信の中で視聴者同士が交流することは基本的にありません。

 ブレイクアウトルームは、オンラインミーティングやビデオ会議プラットフォームに参加している人たちを小さなグループに分割して、グループディスカッションなどを促すシステムです。Mizukiが考える学習のオンラインプラットフォームは、英語の能力を上げることを目的にするための場ですので、発話する機会が多い可能性が高い2人組がブレイクアウトルームの理想的な人数です。

ブレイクアウトルームでは、ミーティングの主催者と直接的に「話す」ことができる可能性は非常に低くなりますが、ミーティングに参加している誰かと「話す」ことはできます。「話す」ことに関して、ブレイクアウトルームは主体的なサービスになりえます。ブレイクアウトルームの機能を搭載しているプラットフォームは主に「仕事での会議やミーティング」を目的としているものが多く、ブレイクアウトルームを使うようなプラットフォームでの会議は「知り合い同士や同僚間」で行われるものであるということです。

 Mizukiが提唱している学習用オンラインプラットフォームで、例えばMizukiが授業(ライブ配信)を行った場合、授業参加者は主に「Mizukiの授業を受ける人・英語を勉強する人」になります。「英語を勉強する」という共通目標はあるものの、ブレイクアウトルームを行う場合、話し相手は見知らぬ人です。何度か授業に参加していると、顔見知りの関係ができるかもしれませんが、基本として、ブレイクアウトルームで初対面の人と会話をすることになります。

 Mizukiが日本人の英語の能力を上げるために実際に授業をする場合、「英語で会話をする機会を作る」ためのブレイクアウトルーム機能を多用するでしょう。その場合、英語のトピックを提示し、生徒(授業参加者)をランダムに何度もブレイクアウトルームに入れ、知らない人と英語で会話をするよう指示するでしょう。

知らない人と強制的に会話をさせることを前提としたオンラインプラットフォームは存在しません。なぜなら、オンライン上では、このような状況でマネタイズをする方法がなかなか見つからないからでしょう。オンラインとはいえ、知らない人同士を強制的に一つの部屋に入れるとなれば、何がしかの問題が起きかねません。ネット上で犯罪の温床になってしまっても困ります。こういった理由により、ランダムに他人と連続して会話をするようなオンラインプラットフォームがないのです。

ブレイクアウトルームとライブ配信を共存できないがゆえに、既存のオンラインプラットフォームであるZoom、Teams、Discord、DAOの世界やメタバースの世界、そのほかのライブ配信プラットフォームは、学習用オンラインプラットフォームとしての新プラットフォームには今のところはなりえていないのです。

 

英語を学習するやる気のある人だけのオンラインプラットフォームにならないのか

たとえ、英語を勉強するためのオンラインプラットフォームが成立しようとも、勉強する人は英語の能力が伸びる、勉強しようとしない人は英語の能力が伸びない。ですので、結局のところ、日本人全体の英語の能力が上がらないのではないかと思うかもしれません。正直に言って、やる気のある人の英語の能力が上がるのは事実です。そして、やる気のない人に英語を学習するモチベーションを維持させるのが大変なことも事実です。

これに関しては、Mizukiのみならず、いろんな人がライブ配信(授業)を行ったり、英語を教えたりすることで、ライブ参加者(生徒)に「英語を勉強したい」「オンラインプラットフォームで英語の授業を受けたい」「英語を使うことは楽しい」と思わせ続けるしかない気がします。そしてもちろん、Mizukiは生徒に「英語の勉強は楽しい」「Mizukiの授業に参加したい」と思わせる自信があります。と言うより、思わせます。受験を意識しない授業ですので、ゲームのような活動を増やした楽しい授業を展開します。授業自体もたくさん開催して、日本人が英語に触れることができる機会を増やします。「勉強したい」という生徒がなかなかいないからこそ、授業で生徒を引き付けるしかないのです。

しかし、これを読んでくれている人に絶対に勘違いしてほしくないのは、Mizukiは「子どもは積極的に勉強しない」ということを十分に理解しているということです。たとえ学習する環境や機会に恵まれようとも、「やったー!勉強ができる!」なんて子どもはほとんどいないのが現実でしょう。それを理解した上でMizukiは、日本人の英語の能力を上げるつもりです。

さらに英語を学習するためのオンラインプラットフォームの規模拡大のために、広報活動を何度も行い、オンラインプラットフォームに入ってくる新規ライブ参加者を一人でも多く呼び込みます。そして、ライブ参加者にも、口コミで知人に周知してもらうように促します。Mizukiは、英語を学習するためのオンラインプラットフォームを拡大させていくには、学校に売り込んでいくことも将来的には必要になると思っています。最終目標としては、オンラインプラットフォームで学習することを文科省にも推進させ、学習指導要領にもオンラインプラットフォームで学習することを組み込ませるくらい、大きな学習の場に育てていきます。

このように質の高い楽しい授業と広報活動を継続して、学習に対して消極的な人でさえも学習オンラインプラットフォームを引き込むことにより、英語を学習する日本人を増やし、日本人全体の英語の能力を上げていきます。

 

7 最後に 

Mizukiが考える、日本人の英語の能力を上げるためのオンラインプラットフォームは、あくまでまだ構想の段階です。英語学習のためのプラットフォームというより、他の用途に適しているプラットフォームになるかもしれないし、VRの世界で利用できるプラットフォームのほうが理想的かもしれません。また、DAOのようなシステムに組み込んだほうが、運営がうまくいく可能性も十分にあります。構想の段階なので、良くも悪くも可能性は無限大です。

もしかしたら、今回提案したプラットフォームが、日本人にとって英語の能力を上げる最善策ではないかもしれません。でも、勉強をするためのプラットフォームというものが、この世に誕生してもいいはずです。勉強の方法は人それぞれですが、選択肢が増えることは、人類にとって悪いことではないはずです。

とはいえMizuki単独で、Mizukiが提案する日本人の英語の能力を上げるオンラインプラットフォームを作るほどの技術力はありません。現在は、だだの夢物語です。でも、これが完成すれば、日本の英語力が上がると信じているし、日本の国際競争力も同時に上がると確信しています。

私は作りたい教育の場さえも思うように作れない、取り立てて長所もない、そこらへんの英語教員です。私よりも優秀だったり頭の良かったりする人は、文部科学省にいたり、英語の指導書の本かなんかを出版しているはずです。

ただ、Mizukiよりも英語の能力の高い日本人は数多いようとも、Mizukiよりも本気で日本人全体の英語の能力を向上させようという情熱を持っていて、英語を使用することができる日本人を増やして、経済成長が止まったと言われてしまっている日本という国を再興させたいと考えている日本人はいないという自負が私にはあります。でなければ、まともな人間は日本人と英語について1万5千字もの文章を書いて、説明用のイメージ画像は作らないでしょう。

力を貸してほしいです。これを読んでくれたあなたに。日本人の英語の能力を上げるために、英語を勉強するオンラインプラットフォームを作ってほしい。

これを最後まで読んで共感してくれた人たちが、この文章を拡散し、多くの人に認知され、誰かがこの英語を勉強するためのオンラインプラットフォームを誕生させてくれることを願っている。たとえ、Mizukiが提案するプラットフォームが完成しようとも、英語を勉強したい人は集まらないし、身になる英語の授業を行うことができる先生も出てこないんじゃないかと思うかもしれない。問題ない、私がやります。私が日本で一番の英語の先生となって、日本人の英語の能力を上げます。オンラインプラットフォームができたら日本中の学生に、「Mizukiの英語の授業受けたら英語が身につく」と思わせるくらいの英語の授業をします。定評のある授業をし続けて評判を高めて、日本中の人に「Mizukiの授業に参加してみよう。ちょっとでも英語を勉強してみよう」と思わせます。

私がこの新しい学習プラットフォームで、先生として注目を集める。そして、日本人の英語の能力の底上げを行います。先生として、新時代の頂点になって、日本人の英語の能力を上げます。日本の英語教育にMizukiが革命を起こします。

 

Mizukiの意見に賛同してくれる人、プラットフォームを作ることができる人、日本人の英語の能力を上げるのにいいアイデアが思いついた人、この文章を拡散してくれる人、いろんな協力してくれる人を募集します。日本を変えたい人、協力してください。この英語教育にだけ熱意のあるバカに賭けてくれませんか。

 

 


このきれいにしたつもりの文章に、思想と皮肉と批判と不満をたくさん込めた汚い文章をつくりました。

 私は、学習に特化した新しいオンラインプラットフォームで、英語の授業を通じて、英語を勉強しようと考える日本人を増やし、日本人全体の英語の能力の向上を目的に、私が英語の教育業界のトップになり、英語教育を受ける機会の不平等を限りなく減らすことで、文部科学省に公教育の改革をせざるを得ない状況に陥らせて、公立学校の教員の長時間労働を改善させ、公教育により高品質な学習指導により、未来の日本人が、英語が得意でないことによる利益や機会を損失することを可能な限り減らし、日本の教育に革命を起こしたい。

(正確に言えば、思想と皮肉と批判と不満が入っていたものから、それらをそぎ落としたものが今回の文章です)

読んでもらったら読んでもらったで、Mizukiの正確の悪さが露呈してしまうので、あまり読んでほしくはないですが、せっかく書いたので有料で公表します。心のきれいな人が、この文章を読んだ後に上記URLの文章を読むと、何かと不快になると思うので、おすすめはしません。

 ご一読いただき、ありがとうございます。


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