はじめてみない?フィルムカメラで思い出作り
私のフィルムカメラ
こんにちは。お疲れ様です。私は𝕜𝕒𝕜𝕠。思い出を動画や写真で残すことが好きな女子大学生です。
今日は私の使っているフィルムカメラについてお話しします。
私のフィルムカメラは、kodak ektar h35というおもちゃのようなカメラです。このカメラが、私をフィルムカメラの沼にハマらせてくれたので、今私がハマっているのは、フィルムカメラです。
初めてフィルムカメラというものをちゃんと知ったのは、20歳の秋、つい一昨年のことです。私の親友は大学でカメラを学んでいて、彼女と二人で旅行をした時に、彼女が持ってきたフィルムカメラが『私とフィルムカメラ』の初めての出会いでした。(彼女のフィルムカメラはNikon FM2でした。彼女曰く、このカメラはとても使いやすい優れものだそうです。)
それから、フィルムカメラの魅力を調べまくり、出会ったのがkodak社のフィルムカメラ、kodak ektar h35 でした。このh35は、ハーフカメラで通常の倍の写真が撮れるという代物。フィルムの金額と現像代を調べて文字通り目が飛び出した私にとって、ハーフカメラというのは、様々な観点から考えても、最適と言えました。そして去年の3月、バイト代が入ったタイミングで渋谷のLoftまで走り、kodak ektar h35を買ったのでした。(このフィルムカメラを選んだ理由に関しては、下記に細かく書きます)
kodak ektar h35 のスペック
ektar h35はおよそ100gのとても軽いコンパクトなカメラです。ハーフフレームカメラで、24枚撮りのフィルムであれば48枚、36枚撮りであれば72枚、写真が撮れます。ブラック、ブラウン、セージ(グリーン)、サンド(イエロー)と4色展開で、私はセージ色を選びました。ロフトで購入してすぐに2、3軒の電気屋さん、カメラのキタムラをめぐりkodak ultlamax 400も合わせて購入、フィルムカメラデビューを果たしました。
製品仕様は以下の通りです。
*フィルム形式…35mm(ハーフフレーム)
*フィルムトランスポート…手動
*光学レンズ…22mm, F9.5; 2要素光学グレードアクリルレンズ
*シャッターリリース…1/100秒
*フラッシュ…内臓
*電源…単四アルカリ電池(AAAアルカリ電池)
*寸法…110(W)×62(H)×39(D)mm
*重量…110(g)
*材料…ABS
こんなふうに製品仕様を書いたところで、私は少しも理解していません。こういうのを参考にしてカメラを購入したこともありません。なので「ふーん、こんな感じなんだ〜」程度に参考にしてください。
フィルムの入れ方に関しては、youtube を参考にしました。(動画のリンクを貼っておきます)
ポパイカメラさんの説明はとてもわかりやすかったので、初心者の私でも失敗せずにフィルムを入れることができました。
持ち運びの面では、とてもコンパクトなのでポケットにも入ります。私はトレンチコートのポケットに常に入れていて、撮影の時にスッと取り出し、シャッターを切っていました。
現像
3月に購入、使いはじめて大体三ヶ月でおよそ72枚分撮りおわり、すぐさま現像に向かいたかったのですが、試験、バイトなど忙しくなり、加えて金欠という不運が続き、結局現像に足を運んだのは12月末になってしまいました。つまり、半年もの間フィルムは眠っていたことになります。
意を決して新宿にある北村写真機店に向かい、緊張の中ポケットからさらりとフィルムを取り出す。その時の自分は、perfect daysの役所広司になった気分でした。
北村写真機店のスタッフの方々はとても親切で、はじめてのフィルム現像でしたが、細かく説明していただきました。現像は、ネガフィルム現像とスマホ転送のパックを注文しました。
大体二時間後でしょうか、ネガフィルムとプリントした写真、スマホ転送のためのQRコードの用紙を受け取ることができました。お会計は、¥2510でした。内訳は、現像料金¥950、スマホ転送サービス¥880、そして得プリパックLサイズ¥680。わかっていても目が飛び出る金額でした。もしこれよりも安い現像金額を知っている方がいましたら、教えてください。
作例
撮った中で一番素敵に撮れた一枚。組み合わせも、光の具合も完璧でした。右の桜の写真は、距離感がつかめず、撮るのに苦労した覚えがあります。はじめはファインダー越しに桜を見て撮ろうとしたのですが、そうだと失敗する気がして(何せ中腰で撮ろうとしていたので…)ファインダーをのぞいて撮るのをやめ、勘で距離を測りシャッターを切りました。
2023年3月末に閉館すると聞いた、星の王子さまミュージアム。どうしても最後に足を運びたくて母とふたりで行きました。この2枚はミュージアム内にあるサン=テグジュペリ教会内で撮ったものです。陽光が指していたとはいえ、少し暗いのが気になったので、(右)はフラッシュを焚きました。(左)は木漏れ日をうまく撮影できたと思います。
こんなに綺麗に写るのであれば、もっと撮っておけば良かったと後悔しています。もう星の王子さまミュージアムは閉館してしまったので、悔いが残ります。
『フィルムカメラ』というものは近くの被写体を撮影するもの、という固定観念があり、この2枚を撮影するまで、私はずっと小さいものを被写体にして撮っていました。この2枚を撮影する直前、フィルムカメラについてのyoutubeを見ており、フィルムカメラで景色を撮れることになぜか目に鱗で、これは『景色』に挑戦した2枚になります。
(左)曇りの日に、新宿ミロードのスターバックスから撮りました。暗い室内で、どちらかといえば外の方が明るいかなというお天気でフラッシュを焚くことを考えましたが、他のお客さんの邪魔になることを考えてやめました。15時ごろで曇りですが、綺麗に写ったと思っています。(右)は自分のiPhoneにシャッターを切ったものです。しかし距離が近かったのと、フラッシュの光が反射してしまい、失敗しました。
(左)の夕陽は眩しいくらい強かったのですが、フィルムだと柔らかい光で薄暗い印象を受けますね。
***
出来上がった写真をMacbook に転送して大きな画面で観てみると、画質の粗が目立ちました。北村写真機店で注文プランについてスタッフさんが説明してくれた中には、追加料金で高画質補正というプランがありましたので、気になる方はそのプランを注文するといいでしょう。
最後に
自己紹介文にある通り、私は思い出を動画や写真に残すのが好きです。友達と出かけたり、家族と久しぶりに旅行に行ったりした時によく写真や動画をたくさん撮ります。
思い出を思い出す。そういった癖のようなものが私の中には常にあり、何か嬉しいことや特別なことがあった日は絶対に日記を書いていました。しかし、書く内容が細かく長くなりすぎてしまい、長続きはしませんでした。また、文字にするのが難しいこともあります。それは空気感です。振り返る時に思い出す空気感も重要ですが、何よりその時その時の空気感が、思い出を思い出す、重要な役割をになっているのだと思います。その点、カメラや動画というのは、その時その時にその瞬間を切り取るので、見直した時に簡単に思い出すことができます。『あぁ、この時こうだったなぁ』とか、『この時○○ちゃんこんな話してたっけ』とか、『この時微妙に声の調子が悪かったけど、いつの間に治ったんだろう?』など…。(最後のは思い出ではないかもしれませんが、こういったものも素敵な記憶の断片ではないでしょうか?)
どこに行くにしても、iPhoneを片手にいつも動画や写真を撮っていた私にとって、フィルムカメラはその瞬間を楽しむ、そして現像した写真で撮った瞬間を思い出すのに最適なツールと言えました。画面に固執してたので、その点、フィルムは現像するまで中身を見ることができません。
また、撮っている間は『上手く行くのかな?』『綺麗に写っているのかな?』などとても心配になります。私も心配になりました。しかし、現像後の出来は想像以上のものでした。『これも、これも、あれも全部失敗しちゃった…』なんてことはなく、『あれ?これ失敗したと思ってたのに、すっごい綺麗!』とか、『写りは悪いけど、逆にこんな感じの構図になって良かったかも?』といった発見があると思います。
さらに、kodak ultramax400 というフィルムは他と比べてエモさを再現しているように思います。
フィルムによって現像後の仕上がりが変わるのはいうまでもありません。iso値も、大きく関係しています。フィルムとカメラの組み合わせを色々試して、自分の好きな一枚を探すのも楽しいものです。
また、このハーフフレームカメラはフラッシュ機能がついているので、夜の撮影にも対応しています。(夜の撮影でなくとも、少し暗いなと感じたら、フラッシュを使うことをお勧めします。)友人と、夜のお出かけで、一枚パシャリ。そんなこともできるフィルムカメラです。自撮りを友人と試してみましたが、私の短い腕でも上手く撮ることができました。
また、このフィルムカメラは簡単に操作できます。『一枚撮っていただけませんか?』と誰かに頼んで撮ってもらうことも可能なカメラです。
今を楽しむ大学生の皆さん、フィルムカメラで写真を残してみませんか?
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【追記】
インスタグラムの方で開封動画と写真を投稿しました
↓↓↓
このカメラで撮った他の写真をInstagramに投稿します。気になった方はぜひ下記リンクから飛んでみてください。
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