![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/148456420/rectangle_large_type_2_be9b19b90167ade53fc80b6a49a3068d.png?width=1200)
Photo by
shinobuwada
離婚された子供に待っている、味方ゼロのいじめ
ACは本心を隠すクセがつく。
というかその機能が、気付かないうちに勝手に搭載される。「家庭の崩壊」は子供にとって世界の崩壊に等しい。子供が生き延びるために、自分を守るために、備わっている機能だ。
7歳。親が離婚した。とても悲しかった。
でも離婚に異を唱えることは、母からの暗黙の了解で絶対に許されなかった。
それから、本心を隠す機能が搭載されてしまった。
家が崩壊した子どもは、家を守るためにいくつかの分類に別れて、なにかを演じる。
私はピエロタイプになった。母を笑わせ、暗い家庭の雰囲気を明るくするために、面白いことを言う子供になった。
案の定、面白キャラ(すべっている)の太った女子なんて、小学校でいじめられた。
「いじめていいキャラ」になり、何の関係のない人も私を変なあだ名で呼んだ。
女子の遊びがつまらなかったから、翌日は参加しないでいたら、それが悪かったらしく、悪口や批判をクラスの女子多数で書いた手紙を回された。
学校でいじめられても、母にも先生にも誰にも言えなかった!わたしを見つけてくれる大人は存在しなかった!
「いじめられていない」と思い込み、笑顔を貼り付けることで、悲しみを無かったことにした。それで自分を守った。
最近まで、太った小学3.4年くらいの女の子が嫌いだった。醜いと思っていた。
でも、違ったんだ。自分を思い出して辛くなってたんだ。
パパとおうちと家族とお友達を失って、いじめられても隠して。家の暗さをほぐすために笑いをとろうと頑張ってた、慰められることもなかった8歳の私かわいそう。
自分の感情を抑え込むのがデフォルトだったので、いまでも自分の感情がわからない。
私はなにが楽しいのか。なにがやりたいのか。楽しいと思っていたことは本当に楽しかったのか。