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雑記~帰省~

先日の帰省の際の話。

基本田舎で周りに何もない自分の実家は、娯楽施設のようなものが存在しない。

のどかそのもの。

なので読書がはかどる。

帰省する際には買ってたけど読み切れてない本を持って帰る。

何もないことを良いことに読書をする…。

贅沢だ。

まぁ折角なんで家人の相手もしないとね。

しないとだけど、読書をする。

Bluesの本。

何てディープなジャンルの本を。

いや、ディープだからこそ集中して読まないと。

自分の経験上、通勤電車などの移動中で読む本はもっぱら物語小説系の本を読んでいる。

疲れた頭で読んでも、何となく物語の流れは頭に入るから。

対してじっくりと腰を据えて、理解したい、一言一句を脳裏に刻みたい…

っと思った内容の書物類は休日にちょっとメモしたりしながら読んだりする。

そして帰省の際になど。

良い時間だ。

さぁ本を読もう。

件のBluesの本を読んでいると、母が話しかけてくる。

「何の本読んでんの?」

「えっ、Bluesの本やけど。」

って言っても何よそれ?

ってな反応が返ってくるかと思いきや…

「そうかね。シカゴ・ブルースかね?」

「いや…」

自分の実家には音楽関連の機材は一切ない。

親父やお袋が音楽を楽しんでいる姿をあまり見たことがない。

昔オーディオがあったかな?

なので母親から「シカゴ・ブルース」なるワードが出たのにはちょいとビックリした。

あぁ、どうやら自分の音楽好きの血は母親譲りなのかなと。

思った。

そういえば昔のことだが…

90年代半ば位だったかな。

当時実家に暮らしていた自分。

テレビを見ているとザ・ローリング・ストーンズが出ていた。

その頃の自分には知るよしもない。

そしてミック・ジャガーが画面に映る。

そのミックを見た母親がひと言。

「ミックも昔は目がパチリとしていて、こんなに顔にシワはなかったんだけどね。」

そうなのか?

当時の自分には知るよしもない。

ただシカゴ・ブルースにミック・ジャガー。

完全に母親はストーンズ好きだったんだろうな。

それからしばらくしたのち…

テレビに沢田研二さんが映る。

もぅ随分前だ。

ジュリー!

当時の自分には、その当時の沢田さんの姿しか知らない。

その姿を見た母親がひと言。

「昔の沢田研二はミック・ジャガーみたいな感じやったんよ。」←あくまでも主観の意見なので御容赦を。

そうなのか?

当時の自分には知るよしもない。

沢田研二さん。

ジュリー。

ザ・タイガース。

京都出身。(生まれは鳥取県)

現在「甲辰 静かなる岩」というライブツアー中。

九月に兵庫県と大阪でライブ。

調べてみると予定枚数終了と表示が。

十一月

京都ロームシアター

多分ツアーファイナル。

調べてみると「予定枚数終了」の表示が。

凄いっす。

沢田研二さん。

何故か自分はいかりや長介さんを連想する。

何故?

そうお思いでしょう。

分かりません。

冗談です。

もう21年前の話か。

Oasisが「ヒーザン・ケ…」

今はOasisの話ではない。

そりゃ再結成が嬉しいからって、話題にしたいのは分かるが…

今はいかりや長介さんの話だ。

そう、21年前。

もうじき秋のテレビ番組改編の時期がくる。

10月、新しいドラマが始まる時期。

2003年10月。

とあるドラマ。

主演は夏川結衣さんとユースケ・サンタマリア。

そして元判事役でいかりや長介さん。

何か中身の濃いドラマだったと覚えている。

北村一輝さんの怪演。

そう、ひたすら中身の濃いドラマ…

「ダメだこりゃー!」

じゃなかった、

「何だこれは!」

そんな心境だった。

そしていかりや長介さんの声。

何かひたすら声がガラガラ声だったような記憶がある。

役作りかな?

そんな感じにしてんのかな?

その声がドラマの内容に妙にマッチしてて、一種の凄みみたいなものを感じてしまった。

ドラマの内容と共に、いかりやさん。

んでなんで沢田研二さん?

ええ、そのドラマの挿入歌なんすよ。

むっちゃ効果的に使われていて。

「勝手にしやがれ」

稲葉浩志さんが歌ってました。

何ともロッキンな「勝手にしやがれ」でしたね。

そうそう、「勝手にしやがれ」は沢田研二さんの楽曲。

そのドラマのイメージは自分の中では「勝手にしやがれ」なわけであって…。

なのでいかりや長介さんなんですよ。

そのドラマのイメージはいかりや長介さんでもあるので。

オチはないですよ。

さて、「勝手にしやがれ」。

あの当時色々な所で聴いた記憶がある。

福山雅治さんがカバーアルバムで披露していた「勝手にしやがれ」。

稲葉浩志さんが番組の挿入歌で披露していた「勝手にしやがれ」。

カッコイイなと思った記憶がある。

歌いたい。

当時カラオケに行って歌を歌っていた習慣があった。

「勝手にしやがれ」を歌おう。

頭のイメージは福山さんバージョン。

選んだのは沢田研二さんバージョンの「勝手にしやがれ」。

出だしからして違う。

キーも違う。

音程もイマイチ…。

そんな思い出がある。

あのころYouTubeなるものは存在していなかったので、本家の「勝手にしやがれ」を知る由もない。

時代は流れ…

昨今、昭和歌謡がひそかなブームであると噂を耳にしたことがある。

沢田研二さん。

70年代の「勝手にしやがれ」を視聴する。

他にも「カサブランカ・ダンディ」など。

うん、これはやはり本家が一番だ。

素晴らしい。

「ア~ア~ア…」

手をくねくねと。

彼女に去られる悲哀を表現しているのか。

ジュリー凄いぜ!

……

そんなことをこないだの帰省で思い出した。

母はきっとストーンズとか好きだったんだろうな。

そして沢田研二さんも。

ミック・ジャガー1943年生まれの81歳。

沢田研二さん1948年生まれの76歳。

母親1949年生まれの75歳。

同年に生まれた著名人では、火野正平さん、リチャード・ギア、矢沢永吉さん、ブルース・スプリングスティーン…などなど。

えっ?

並べることはおこがましいですって?

まあ、そう言わんと。

母の青春時代を想像してみるに、上記で挙げた著名人の20代の頃にあたる。

うん。

青春だったんだろうな。

そしてミックや、沢田研二さんなどに憧れたのかな?

いや、知らんけど。

ただ、同い年の矢沢永吉さんなどの名前は積極的に言葉に出てないので…

やっぱりミックとか、沢田研二さんとか、もしかしたらデビッドボウイも憧れていたかも…?

こんな想像を文章に残してしまい、スマナイ母上。

ただ、何となく自分の音楽好きのルーツを垣間見たかのような帰省。

記事にしてみたかった。

きっと母親からはこんな言葉が返ってくるだろう…。

「勝手にしやがれ!」

冗談です。


親父もお袋も末永く元気でいてほしいものだ。








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