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フランスの大学進学までの道のり ② ~LEAって何を学べる?~

前回、私なりの大学の選び方をまとめてみました。
今回は、実際に選んだ大学の候補と学部を紹介していきます。

前回の記事はこちらから↓

前回の記事にも書いていますが、私は下記の三つの条件をもとに大学を今選択しています。

学部は「LEA-Langues étrangères appliquées」
国立大学
地域は南部を中心で

今回は私の選んだ学部と大学の候補を理由と一緒に説明していきたいと思います。

1、LEAってなに?

LEAとは Langues étrangères appliquées の略で、主に言語と経済、ビジネス、法律、国際貿易、マーケティングなど、グローバルなビジネスや国際的な環境で役立つ知識を身に着けられます。

この学部の特徴は、言語を単に学ぶだけでなく、言語をどのように応用するかに重点を置いている点です。

言語の選択肢には

  • 英語(必須)

  • スペイン語*

  • イタリア語*

  • ドイツ語*

  • アラブ語

  • ポルトガル語

  • ギリシャ語

  • 中国語

などなど、たくさんの選択肢があり、その中から2つか3つの言語を選択するようになっています。

ほとんどの大学で英語は必須、全員が選ばなければなりません。
そして、言語の後に*がついているものに関しては、大学によりますがB2(中級)以上の実力がないと選択が不可能という条件が付いています。

冒頭にも書いていますが、LEAでは言語のほかにもいろいろなことを学ぶことができます。
ビジネスや国際関係、法律、経済など、語学を活かすための具体的な知識も学びます。

これらの科目は大学によって変わってくるので、気になる方は実際に大学のホームページで何を学べるのかを確認するのをお勧めします!

また、留学やインターンシップの機会も多く設けられていて、大学によって留学が必須のところもあります。
海外で将来仕事をしたいと考えている私にとっては、ピッタリの学部だなと思いました。


2、私の候補大学リスト

LEAについてある程度理解したうえで、実際に行きたい地域から大学を絞ってリストにしてみました。

  • Montpellier 3(Paul-Valéry University)

  • Université de Toulouse - Jean Jaurès

  • Université d'Aix-Marseille

  • Université de Perpignan Via Domitia

  • Université de Nice Sophia Antipolis

  • Université de Bordeaux

  • Université de Caen

  • CY cergy Paris

  • Université de Lille

  • Université de Grenoble Alpes

ざっくりとしたリストですが、フランスの南部の大学を中心にリストに載っている大学に入学資格があるかの確認から始めました。

とりあえずすべての学校のAdministrationにメールを送って、私の高校卒業証明書で入試可能なのかを確認しました。

その後、その大学で選択できる言語、学べる内容を確認して、とりあえずTOP2を決めました。

1,Montpellier 3(Paul-Valéry University)

モンペリエには一度旅行で行ったこともあり、大学にも実際に見学に行きました。中心街とはトラムでつながっていて、活気のある町に惹かれました。また、海も近くて、ここに住んだら楽しそう!と旅行中からワクワクしていました。

言語の選択に関しては、英語と中国語(中級に編入)を選びたくて、実際に大学の担当の方にもメールをしました。対応もよく、中国語のクラスでは中級から勉強が可能とのことでした。

ほかに学べるものとして、私は国際関係(Relations Internationales)をできたら学びたいと考えています。この大学では、ほかの大学とは違って二年生の時から学びたい分野を選択することができます。(基本的には三年生から)
これらを踏まえて、現時点での第一候補になっています。

2,Université de Bordeaux

ボルドーは冬、旅行に行ったことがあります。とても寒くて、曇りが続いていたのでそこまでいい思い出はないのですが、町は栄えていたのを覚えています。
私が今住んでいるカーンよりは天気も安定していて、選択肢の一つとして悪くないなと思いました。

言語に関しては、英語とアラブ語にしようかなと考えています。中国語とスペイン語は授業のレベル的に私向けではなかったので、アラブ語にしようと考えています。
フランスにはたくさん移民がいて、日本よりも多くの人がアラブ系です。将来仕事を探すときに、イタリア語やギリシャ語と比べて、もっと多くの人とコミュニケーションが取れるかなと思ったのでアラブ語を選びました。

言語のほかに学べるものとして、選択肢が6つもあり、三年生から選択することから、時間をかけてもう一度自分の将来について考え直すものありかなと思いました。
ボルドーはインターンシップが必須で、港もあるので産業も栄えていて、たくさんの経験値を得られるのではないかと期待しています。


以上が私の現在の進路の方針で、これらの大学から入試校をちゃんと決めて、志望動機書の作成に移るといった感じです。
だいぶ時間がなくて、ドタバタなのですが、時間を取ってできるだけ後悔のないような選択をしたいです。

今後、引き続き具体的に必要な書類や申請方法なども含めて記事にまとめていきます。ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

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