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60年代、流行った洋楽。15
『70年代、流行った洋楽』の60年代版です。
60年代の初頭は、私自身がまだ少年時代。音楽に目覚める以前のことでした。そのうち、ラジオのAM放送やテレビなどから流れる音楽に意識が向くようになりました。そんななか、記憶に残る曲にもめぐり逢いました。今、あらためてYou Tubeで聴くと思い出がよみがえるだけでなく、半世紀よりもさらに前の曲とは思えない新鮮さと輝きにおどろきます。
60年代にはこんなことがありました。
恋のダウンタウン / ペトゥラ・クラーク
Downtown /Petula Clark(1964年)
聞くと元気が出る音楽があります。ぺトラ・クラークのこの曲はそんな曲のひとつで、この曲の歌詞はまさしくそんな内容なんですね。
また、洋楽の邦題でよくありますが、頭についている「恋の」が物語性を感じさせるところ、ミソですね。
「恋のダウンタウン」(Downtown)は、ペトゥラ・クラークの1964年のシングル。クラークが出したレコードの中でも世界的に最大のセールスを出した。‥‥‥歌詞の内容は「疲れた時にダウン・タウンに行ってみれば、必ず元気をもらえるわ。ダウン・タウンはあなたを癒してくれるはずよ」というもの。
彼女は、1932年イギリス生まれでまだお元気なようです。2018年といいますから85,6歳のときのライブビデオがありました。凄くパワフルであり、観客の盛り上がりもすごくて、彼女とこの曲の人気にびっくりします。
ザ・カスケーズ 悲しき雨音 (訳詩付き)
Rhythm of the Rain/The Cascades(1962年)
こちらの曲は、気持ちに寄り添う音楽。雨はときに、人間を内省的にさせるでしょう。うっとうしくて、ついつい出かけることも面倒に。そんなときに人は詩人になるのですか。降る雨の音に過ぎし日々をふと振り返って、あぁとため息を吐く。
こっちを向いてくれない彼女の気持ちを、雨になぞらえてちょっとうらめしく歌います。太陽を呼んでくれと。そうすれば硬い彼女の心がこちらに開いてくれるのに。これが、彼女の焦らしの心理作戦かもしれないとは考えすぎでしょうか。いやがうえにも恋ごころがつのります。早く恋が実れば山々なのですが。
「悲しき雨音」(かなしきあまおと、原題・Rhythm of the Rain)は、1962年11月に発売されたザ・カスケーズの楽曲である。作詞作曲はカスケーズのメンバーであるジョン・クラウド・ガモーの手による。1963年3月9日に米国ポップチャートで3位まで上り詰め、米国イージーリスニングチャートでは2週連続1位に耀いた。またビルボードの年間チャートでも4位にランクインしている。
日本ではカスケーズが来日した1968年にリバイバルヒットとなった。
フランスではシルヴィー・バルタンがいち早く(1963年)にカバーしてNO.1ヒットになりました。(まいにちポップス(My Niche Pops))
悲しき雨音/シルヴィ・バルタン
En ecoutant la pluie/Sylvie Vartan(1963年)
ジョージー・ガール/ザ・シーカーズ
Georgy Girl (1967 - Stereo)/The Seekers - (1967年)
メンバーの入れ代わりを経ながら今も活動を続ける国民的な人気を誇るオーストラリアのグループでイギリスにわたって活躍しました。世界的なヒットとなったこの曲も、よく耳にしたものです。いまも何かのときに耳にすることがあります。
明るくて励ましがあって、聴くと元気がからだのなかから湧きだしてくるような曲ですね。
66年に全米2位となった曲で、同名映画の主題歌として使われました。
「やぼったい毛皮を脱いでちょっと飛んでごらん。あなたの中にいるもう1人のジョージーを出してごらん…」と、さえない女性の背中を押してあげる明るい歌です。
※素晴木あい さんの画像をお借りしました。
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