ザ・シンフォニーホールで石田組ツアー2022年5月3日を観ました
きょう、家人と計3名で大阪市北区は〈ザ・シンフォニーホール〉へ「石田組」のコンサートを観にいきました。
蔓延防止措置などが解除されている環境のため、シートの間引きなどの制限はなく、席もほとんど満席でした。もちろん、入場前のアルコールの手洗いとマスク着用は必須です。
曲は以下の通り、前半と後半1曲目がクラシック、後半はポップスとロックでした。
〈前半のプログラム〉
・セントポール組曲 ホルスト
・リュートのための古風な舞曲とアリア第三組曲 レスピーギ
〈後半のプログラム〉
・ルーマニア民族舞曲 バルトーク
・バック・トゥ・ザ・フューチャー シルヴェストリ
・スマイル チャップリン
・スターゲイザー レインボー
・悲しみのアンジー ローリング・ストーンズ
・紫の炎 ディープ・パープル
〈アンコール曲〉
・サムバディ・ストール・マイ・ギャル レオ・ウッド
・鎌倉殿の13人 エバン・コール
・アイ・ウォズ・ボーン・トゥ・ラブ・ユー クイーン
弦楽のみ(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)石田さんを含めて13名のメンバーでした。弦楽合奏の音色がホールに響いたとたん、生の楽器の音ってやっぱりいいなと思いました。
クラシック音楽などお好きな方にはご存じの方も多いと思いますが、リーダーの〈石田泰尚〉さんは、神奈川フィルハーモニーの首席バイオリン奏者、メンバーも名だたる楽団から参加の選り抜きです。
また、音楽雑誌の読者アンケートでも、現在海外・国内含めた弦楽アンサンブルで断トツの人気。
「硬派弦楽アンサンブル 石田組」と名乗るがごとくメンバーはすべて男性奏者。石田さんに関しては、黒を基調としつつプリントなどにこだわったステージ衣装です。
髪型やラメ、アクセサリーなど主張がビシビシ感じられます。一歩間違えるとツッパリ、アナクロニズムのそしりを受けるでしょうが、超一流の技量ですから誰も文句を言いません。「かっこいい!」となるわけです。
ブラボ―など、大きな声は立てられませんが、今日のコンサートも1曲ごとの拍手と会場の熱気がすごかったです。いつものように比率は女性の方がかなり多かったです。
プログラム最後の「紫の炎(ディープ・パープル)」は〈石田組〉のテーマ曲のようなものなので当然、今日もすごく盛り上がったのですが……
アンコール1曲目「サム・バディ・ストール・マイ・ギャル」
この曲、皆さんご存じですか。実は〈吉本新喜劇〉で流れるオープニング曲の「ほんわかぱっぱ、ほんわかぱっぱ~♪」、そうあのメロディです。これが本日一番の盛り上がりだったでしょうか。
曲が始まってすぐに、客席に爆笑がおこり、演奏に合わせて手拍子が自然発生。会場が演奏と手拍子のコラボの嵐になりました。大阪人ならだれでもはまってしますはず。石田さんの思うつぼでした。ご当地ソングのサービスに脱帽です!
鳴り止まぬ拍手に応えて、2曲目のアンコール。石田さんの登場が遅く、観客とメンバーが待つ中現れた石田さんの衣装にびっくり。
なんと、鎧兜(よろい・かぶと)姿で現れたんです。と、また爆笑の渦。鎧と兜がちょっとオモチャっぽくて、しかも、兜や肘当てがずれたりしたせいで、あのツッパリ顔の石田さんが少し焦った様子だったので。
曲が始まって、なるほどと。大河ドラマのテーマ曲だからか。こどもの日も近いことだし。これも石田さんのサービス精神満点。
さらに、3曲目。クイーンの名曲で大盛り上がりでもお開きとなりました。石田さん、メンバーの皆さんお疲れさまでした。
私たち観客も、腕がつかれるほど拍手しまくりました。
※ノラ猫ポチさんの画像をお借りしました。