60年代、流行った洋楽。24
『70年代、流行った洋楽』の60年代版です。
60年代の初頭は、私自身がまだ少年時代。音楽に目覚める以前のことでした。そのうち、ラジオのAM放送やテレビなどから流れる音楽に意識が向くようになりました。そんななか、記憶に残る曲にもめぐり逢いました。今、あらためてYou Tubeで聴くと思い出がよみがえるだけでなく、半世紀よりもさらに前の曲とは思えない新鮮さと輝きにおどろきます。
60年代にはこんなことがありました。
花のサンフランシスコ/スコット・マッケンジー
San Francisco/Scott McKenzie (1967年)
「花のサンフランシスコ」は、モントレー(モンタレー)・ポップ・フェスティバル(Monterey Pop Festival)のプロモーションのために、ママス&パパスのジョン・フィリップスが作曲したとのことです。
フェスティバルは、1967年6月16日から18日までの3日間、アメリカ合衆国カリフォルニア州モントレー(モンタレー)で開かれた、ロックがメインで行われた大規模な野外コンサート。
ビデオを見ると、おもいおもいにたのしむ若者たちの喜びが、熱気がひしひし伝わってきてこちらまで気持ちが高ぶります。
ネヴァー・マイ・ラヴ(かなわぬ恋)/アソシエーション
Never My Love/The Association(1967年)
上のような個人のわくを越えた世相やイベントとはべつに、いつの世にも個人的な営みというものがそこかしこにあるものです。
ひとにはたいてい誰にもおとずれる経験として恋愛事情というものがあります。それは、音楽においても連綿と続く永遠のテーマといえますね。
この曲も、甘いメロディーが静かにうち進んでいく中で、いうにいえない感情の波が寄せては返す波のように心のひだにしみこんでいくようではありませんか。
グッド・モーニング・スターシャイン/オリヴァー
Good Morning Starshine/Oliver (1969年)
ひとつ所に集まる若者たち。その群像を切り取って映し、さながら小さなドラマのようにつぎつぎに見せていく手法は「花のサンフランシスコ」に似ているでしょうか。
当時の世相と、それに呼応する人のありようも興味深く思います。音楽も、雰囲気こそ少し異なりますがどちらも素晴らしいですね。
どちらの映像でも若者たちが生命に満ちあふれているように見えます。そんな姿にわれわれが共感を覚えるのは、自身のそんな頃に引き寄せているからではないでしょうか。
※Alexandre さんの画像をお借りしました。
#記憶
#思い出の曲
#ヒット
#60年代洋楽
#クリフ・リチャード
#ヤング・ワン
#コングラチュレーション
#しあわせの朝
#サマー・ホリデイ