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【旅日記】奈良・般若寺その1~すてきなお寺に出会いました~

近鉄奈良駅からバスで10分
JR奈良駅からだとバスで15分

観光客でにぎわう中心街から離れたところに、ひっそり佇むお寺がありました。

入り口ではすてきなおばあちゃんが、お花たちへの愛情と共に
このお寺について教えてくれました

コスモス寺ともよばれているという「般若寺」。
その歴史はなんと7世紀…飛鳥時代までさかのぼるんだとか。

当時高句麗から来た僧侶が拓いたそうです。
奈良時代には、奈良の大仏を作ったことで有名な聖武天皇が、平城京の安全を記念して『大般若経』という経典をおさめ、多い時は1000人ものお坊さんが修行を積んでいたそうです。

そんな般若寺ですが…

黒く並んでいる鉢植えはすべて紫陽花。
6月頃になると一斉に咲くそうです

今はわずかにご住職のご一家が管理するのみとなっているそうです。
東大寺や興福寺といった大きなお寺をイメージして入ると、入り口からすぐに、敷地のほとんどすべてが見渡せてしまうお寺はすこし小ぢんまりして感じるかもしれません。

そうはいっても、お寺には今でも、鎌倉時代から伝わる遺産がたくさんあります。

楼門は、なんと…国宝‼
もちろんそれだけが価値ではないけれど、
近くで見るとその立ち姿があまりに堂々としていて圧倒されます。。

般若寺の楼門(2階建ての門)は、日本に現存する楼門としては最古のもので、国宝に指定されているそうです。
さらにさらに・・・

入ってすぐ右側にそびえる十三重の塔…こちらも重要文化財。
近くで見るとすごく迫力があります。

聖武天皇がおさめたお経の上に置かれていたという十三重の塔。
一番下の段には東西南北それぞれをまもる仏さまが彫ってあります。

御本尊である文殊菩薩様も鎌倉時代に後醍醐天皇のために作られたもの。
こちらは撮影禁止でしたが、静謐さをそのままの形にしたような、澄み切った表情が印象的でした。

拝観料は普段は500円ですが、紫陽花とコスモスの時期だけ700円になるとのこと。
御朱印やお守りは本当にたくさん種類があり、(写真を忘れてしまいましたが💦)コスモスの柄がとてもきれいでした!

次回は、このお寺のお花の取り組みについて、伺ったお話について書いていこうと思います🌸

般若寺公式HPはこちらから

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