【注目】HSPの逃げ癖ってヤバい？ 逃げと向き合う3つの考え方

こんにちは！調香師・カウンセラーのChiyoです。

こちらのnoteでは、HSP気質を持つあなたが「自分らしく、ありのままの個性を生かして生きられるようになる」ヒントをお伝えしています。

https://www.youtube.com/watch?v=Wld89CTkq3o&t=44s

(読むより、動画で見たい！という方はぜひ上記からご覧くださいませ！）

長年カウンセリングをしていると多くの方とお話するのですが、

・逃げ癖に悩んでいる
・ちょっとしたことで逃げてしまい罪悪感を感じる

こんな悩みを持つHSPさんがいらっしゃいます。

確かに気になる問題ですよね。

しかし、結論からお伝えすると、
周りから“逃げ癖”と言われようと自分にとってどうしても辛い、苦しいと感じたら逃げる事は悪いことではないと私は思います。

その結論を踏まえた上で今日は、
HSPさんが逃げ癖に悩みやすい理由や対策をお話していきますね！

動画で見たい方はこちらのYouTubeからもぜひ！

HSPさんが逃げ癖に悩みやすい理由

1 合わない環境に身を置いてしまったから

刺激に敏感なHSPさんは、ちょっとした刺激によって傷つきやすかったり非HSPさんよりも負担を感じやすいという事があります。

特に体育会系の人が多い職場や、残業続きで身がもたないような職場と知らずに入社してしまった場合は、自分のペースが保てずに、しんどくなってしまうことも多いのでは？

私も、ヘアメイクの専門学校を卒業後初めて就職した百貨店の化粧品ブランドでは女性だけの職場にも関わらず、びっくりするくらいの体育会系で、かなり無理をしなければなりませんでした。

10名くらいのスタッフがいる店舗で、休憩は1時間必ず３〜４人づつ一緒の時間に取らなければなりません。基本的に外出やお弁当は許されない雰囲気で全員で一緒に社食に行く必要がありました。

先輩たちに気を使いながらの昼休憩は全くもって休憩ではありませんでした。お茶を先輩の分全部用意しなければならなかったり、先輩たちの面白くもない話や愚痴をきなねばならなかったり…。

しかも極め付けは、あと休憩20分です！あと10分です！などとタイムキーパーを新人がやらなければならないということ。

そんなの各自で時計くらいみてくださいよ休憩中なんだから…と、ストレスは溜まる一方。化粧品のカウンセリング販売自体はすごく自分に向いていて天職だったにも関わらず、この鬼体育会系のシステムに耐えられず7ヶ月で退職することに。

でも同じ業種で違うブランドに移ったら、少し環境が変わりそこには長年勤務し管理職まで勤め上げました。

なので、同じ仕事内容だったとしても環境で自分を生かせるか生かせないかは全く変わってきます。

環境が自分の生き方にあまりにも合わない場合は、逃げても全然良いと私は思います。

２　イライラしている人が多い環境

周りからの何気ない一声や相手のしぐさなどにも強く反応してしまい、悩みや不安へとつながってしまったという経験をした方も多いのではないでしょうか？

自分に向けられているのではなくてもイライラしていたり怒りっぽい人が多いコミュニティや職場では、過度な刺激からの傷つきや負担から、HSPさんは不安や恐怖を感じやすく、そんな辛い状況から逃げたいと感じる事が多いんですね。

できる限り距離を置き、「自分のせいではない」と認識することで回避できることもありますが、あまりにもひどい場合は逃げたくなることもあるでしょう。

私もあるときパートナーがやたらとイライラしがちで、ちょっとしたことで当たってくる。また「こうした方がいい、ああした方がいい」と求めていないアドバイスをたくさんされて、自分自身の個性や良さが全く分からなくなって、４ヶ月程度でお別れしたことがあります。

誰かとお付き合いしてもなかなか長続きしないのが悩みだったこともあり、そんな自分に「また逃げてしまった…」と罪悪感を持ってしまいましたが、今思えば長く一緒にいたらさらに心を病んでいた可能性が高いので、逃げてよかったと今なら自信を持って言えます。

３　責任感が強く、考えすぎてしまうから

小さな事や細かい事にもしっかり考えてから対応しようとしたり
自分のちょっとした言動に責任感を感じすぎ、重荷になってしまうことはありませんか？

責任感からよりよく対応するには？とどうしても考えすぎてしまうHSPさんにとっては、思考疲れがおこります。

そのため普通の生活をしていても、プレッシャーや負担を抱える事が多いです。

また、周囲からみると特にプレッシャーや負担を感じないと思うような場面、環境でもHSPさんにとってはとても辛く、苦しいと感じる事が多いんですね。

そしてその環境から逃げたいと思考しやすくなってしまうということなんです。

このようにHSPさんは非HSPさんよりも刺激を感じやすく、どうしても負担やプレッシャーを抱えてしまいやすいことから逃げ癖に悩みやすいという事が分かります。

ではそんな逃げ癖に悩むHSPさんができる対策を一緒に考えて行きましょう！

逃げ癖に悩むHSPさんにへ送る3つの対策

1 “逃げる＝悪”という考えは捨てる

いきなり極論と言えるかもしれませんが、

「逃げる事は悪い事！絶対に逃げてはいけない」

という考えを捨てる事はとても大切です。

そうする事で、まずは逃げる、逃げ癖がついているという自分に対しての、自己否定や自己嫌悪を減らすことができます。

「石の上にも三年」という言葉がある通り、特に日本人は世間の声や今まで育ってきた環境から、どうしても長く物事を続けられない人、すぐ逃げる人とに対してネガティブなイメージを持ちすぎていると私は感じています。

実際に“逃げる＝悪”といった思考から、自分自身を苦しめてしまっている人も多いのではないでしょうか...？

逃げるという事に対して、必要以上にネガティブにならず、自分の選択を大切にしてあげることも大切です

そうすることで、自己否定せず自分の選択を受容することができるようになります。

逃げる時のコツとしては、逃げる前に先に自分に合うであろう環境をリサーチすることです。逃げて突然無職になってしまうことは、それ自体があまり精神的に良くないことの方が多いので、先に次に転職するならどんな環境なら合うだろうか？とわかる範囲で調べてから辞める方が賢明です。

先ほどの私の百貨店のBA時代の話を例に挙げると、同じ百貨店に色々な化粧品ブランドがあるので、その大元が外資系なのか日本の会社なのか、大手なのかベンチャーに近い会社なのかで、全然いる人のタイプや福利厚生なども変わってきます。

なので、自分が在籍している間に、休憩時間などに声をかけて別ブランドの方と仲良くなり、実際内部環境はどう？働きやすい？などリサーチしていました。

最初に入ったブランドは、専門学校からの紹介で全く予備知識なしで入社してしまったため、どんな環境か？など考えたこともなかったんですね。

HSPさんにとって同じ業務内容だったとしても「「自分に合う環境なのか」は生命線とも言えるもの。今の環境の中で最大限リサーチできることはしてから、次の環境にシフトするのが一番賢い方法だと思います。

２　自分と他人の「課題の分離」をする

自分だけが原因ではなく、相手に余裕がなかったり環境が劣悪なことでそのコミュニティの人たちみんなが苛立っていたり、話しかけずらかったり、敵に見えたりすることもあるかもしれません。

すると、この場から逃げたい！という衝動にかられることもあるかもしれません。私も本当に度々ありました。

けれども、毎回毎回逃げて一からやり直していたのでは、人生が何回あってもたりませんよね？どうしても耐えきれない場合は逃げても全然良いと思います。

でも、どうしてもこの職場でチャレンジしたいことがあり、このパートナーと関係をもっと育んでいきたい…と心の底では感じているときには、今起こっていることを冷静に見つめ、しんどく感じる場合でも「相手由来で起こっているザワザワ」や「環境由来で起こっている問題」と感じた場合には、自分にできるベストは尽くしつつも、あとは他人の課題でありどうにもならないことと割り切って、「課題の分離」をしましょう。

自分自身とは関係のないところで起こっていることだ‪から、と冷静になり、自分でなんとかしようとしすぎずに、淡々と生活していれば案外勝手に状況が変わって乗り切れることもあります。

3 本当に信頼できる人にだけ相談する

逃げるのかその場に居続けるのか迷ってしまったときには、本当に自分が信頼できる人に相談してみましょう！

どうして相談する相手を信頼できる人と限定するのかというと、

・色々な人の意見を聞きすぎて、自分の考えがなくなってしまうのを防ぐため
・HSP気質という事を理解してもらった上で相談をしやすいから

この2つの理由があります。

信頼できる人に相談して、客観的な意見をもらう。

そうする事で「今の状況で逃げるという選択肢が浮かんでいる事は、別におかしい事じゃないのかも」と安心できることもあ流でしょうし、その場にとどまる場合はどのような立ち回りをすれば良いのかカウンセラーと一緒に冷静に考えることもできます。

私も、HSP専門の個別カウンセリングを今後行っていきますので、周囲に安心して相談できる人がいない！
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まとめ

今日はHSPさんと“逃げ癖”についてお話させてもらいました。

今回のお話しで“逃げ癖”に悩んでいるＨＳＰさんの心が少しでも楽になれば嬉しいです。

あなたが「自分らしくでありのままで生きられるようになる」ことを願っています！