第10ラウンドの結果と日本人選手の成績
2024/25ABLレギュラーシーズンの最後となる、第10ラウンド。プレーオフの出場権残り2枠を賭けた戦いは、19日の最終戦までもつれ込みました。
19日の試合開始前時点で、1位シドニー、2位アデレードは決定。以下、3位パース（19勝20敗）、4位メルボルン（18勝21敗）、5位キャンベラ（17勝21敗）、6位ブリスベン（16勝22敗）の4チームすべてが、プレーオフ進出の可能性を残していました。
まず、19日13時（オーストラリア東部夏時間＝以下同）。前日18日に雨で中断したキャンベラ@ブリスベンが、3回の裏から試合を再開。0対2で負けていたブリスベンが逆転勝利し、プレーオフ進出に望みをつなぎます。
次に15時45分、パース@シドニーにパースが4対3で勝利を収め、3位が確定。ここでプレーオフ出場権は、残り1枠となりました。
キャンベラ＠ブリスベンの第2試合は、ダブルヘッダーになったため当初予定していた9イニングではなく、7イニングの試合に。このラウンド、ブリスベンに3連敗していたキャンベラが意地を見せ、9対2で快勝。16時半時点で、暫定4位に立ちます。
1枠の行方は残る1試合、アデレード@メルボルンの結果次第でした。こちらは8回が終わったところで、メルボルンが7対3と点差を広げています。メルボルンがこのまま勝てば、メルボルンのプレーオフ進出が決まります。ところが9回表、アデレードが一死一、二塁から、まずはカー選手の二塁打で1点。一死二、三塁とし、ウイングローブ選手のタイムリーで2点を追加、7対6と追い上げます。さらに二死一、三塁からハルサイザー選手がなんと、逆転3ラン！ 9対7と試合をひっくり返しました。
アデレードは9回裏、守護神ヴァン・スティーンセル投手がこの2点のリードを守り切り、大逆転勝利に成功（※ヴァン・スティーンセル投手は通算46セーブ目で、現ABLの通算セーブ新記録を達成）。キャンベラとメルボルンは共に18勝22敗の勝敗数で並びましたが、両者の直接対戦成績（キャンベラの5勝3敗）により、キャンベラの4位、プレーオフ進出が決まりました。
セミ・ファイナルは1月24日から、以下の日程（時間は日本時間）で開催されます。2戦先勝したチームが、チャンピオンシップ・シリーズに進出します。
1月24日（金）
パース@アデレード 17：30
キャンベラ@シドニー 17：30
1月25日（土）
パース@アデレード 17：30
キャンベラ@シドニー 17：30
1月26日（日）※1勝1敗の場合
キャンベラ@シドニー 15：00
パース@アデレード 16：00
1月16日（木）
小東良（キャンベラ／二番手）1回 被安打1 失点0 奪三振1 防御率2.25
1月17日（金）
小東良（キャンベラ／三番手）0.2回 被安打3 失点3 自責点3 奪三振2 被本塁打1 防御率3.28
1月18日（土）
1月19日（日）
アデレード戦に登板後、今季限りでの現役引退を表明（Photo: Baseball Australia）
仲尾次オスカル（アデレード／二番手）2回 被安打4 失点1 自責点1 奪三振2 防御率1.23
2024/25ABLレギュラーシーズン最終順位
1. Sydney Blue Sox 24-16*^
2. Adelaide Giants 23-17*^
3. Perth Heat 20-20*
4. Canberra Cavalry 18-22*
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5. Melbourne Aces 18-22
6. Brisbane Bandits 17-23
（＊はプレーオフ進出、^はセミ・ファイナルのホームチーム）