釜ヶ崎ココルームの新しい挑戦
長居の急性期総合医療センターに、障碍共済年金のための診断書を取りにいかなければならなかった。
帰りに久しぶりに新今宮駅から通称釜ヶ崎に寄った。
難波屋仮店舗でライブ出演して以来だな。
今日はそのとき寄る暇のなかったゲストハウス&ティールームであるココルームに行った。
なんだか様子が変わっている。
カラオケ居酒屋だった隣のスペースを新たに借りて、そこに、「本間にブックカフェ」なるものを開店したようだ。
敬愛する詩人の上田かなよさんは、釜ヶ崎芸術大学なるものを主催しているが、
その大学図書館ができた!って感じで素敵。
カウンターでコーヒーを飲みながらスタッフの知り合いのおにいちゃんに、
この新しい試みの説明を受ける。
何しろこの12月に始まったばかりらしい。
なんだかよくわからないが、本というものへの愛情が伝わってくる。
ちょうどそこに、上田さん宛に、日本で一番有名な詩人谷川俊太郎さんが、本間にブックカフェ開店祝いに、無料で書いてくださった詩が届いた。
えっ、さらさらともう書いてくれたのね!と上田さんも感激している。
僕も見せてもらった。
なんという本への愛情にあふれた詩。
さすが谷川俊太郎さん。
なんか、泣けてくる。
そんな、読んでもらえるのを待っている本の一冊に僕の「蝶を放つ」も売られている。
この本はちょうど今日、アマゾンマーケットプレイスで定価以下の古本がすべて売れた。
今ではアマゾンマーケットプレイスには、4000円以上の古本しかない。
隣に並んでいる太田明日香さんは、以前、アミーンズオーブンでの朗読会に一緒に出たことのある人だ。
そのとき、「愛と家事」と「蝶を放つ」を交換したのでこの本持ってる。
でもココルームの本間にブックカフェへ買いに行けば今でも1200円です。
棚の上でほんの少し傷んでるけど、一応僕が直接納入した新品です。
隣のブックすへは、僕には何時間いても飽きないパラダイス!
大阪にお越しの節は、ぜひ、ゲストハウスココルームに泊まり、西日本最大の寄場=日雇い労働者と野宿者の街、釜ヶ崎を知ってください!
次の記事でその釜ヶ崎を舞台に、ココルームが作った映画を紹介します。
実は僕も詩の朗読などで、出演してるんです。
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