魂の螺旋ダンス(48)マガジン完成! あとがき 主要参考文献リスト

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・この星の上で

本書で私が提示してきた「魂の螺旋ダンス」というモデルは、日々の世界情勢に直接的に関わるような性質のものではない。
が、この星の上に生きる一人の人間としての「根本的な姿勢」を探ろうとしてきたつもりである。
二〇〇四年『魂の螺旋ダンス』初版の発行以降、社会的には大きな情勢変化があり、政治と宗教という分野では、「日本会議」というカルトの裏返しのごとき存在が私たちを大きくコントロールしていることが広く知られるようになった。
また、敗戦以降、アメリカ合州国や国際的な軍産複合体がいかに世界支配し、殊に日本を牛耳っているかも、知る人の知るところになった。私はこれらの問題についても、この『魂の螺旋ダンス』改訂増補版で具体的に追求することも考えた。だが、やはりそれはその方面について本格的に調査した著者らに任せることにした。
本書は、飽くまでも、それらのさらに深部にある、人類の精神史と社会的な歴史の原理を追うものである。
「魂の螺旋ダンス」そのものは太古から続いてきた。だが、人類がこの青い星の全体像を見つめる視野を獲得したのは、ついこの間のことだ。地球レベルでの「超越性の視座」と「多元性の抱擁」への挑戦はまだ始まったばかりなのである。
それぞれの個は異なるアプローチから、深い願いを持ってこの無限の創造性のダンスに加わってきた。
そして今もなお、無数の個が踊り続けている。
螺旋の中の無数の螺旋。
うねりながら、煌きながら・・・。
遥かなる今ここへ。
永遠の今ここで。

・初版あとがき

本稿の元となる原稿「螺旋 精神宇宙と大地の神々の統合へ」は、一九九九年に猿田彦大神フォーラム研究助成論文に選ばれ、二〇〇〇年の秋に発表したものである。その後、その原稿をより大きな構想で膨らませた本書の執筆に取り掛かった。
扱う領域は、この島の精神文化史全般であり、そこにはまた世界的な視野も取り入れなければならなかった。そのため文献の読破に時間をとられる一方、精神文化の螺旋モデルの具体的造型や肉付けにも、産みの苦しみを味わった。
本稿には今なお、不充分な点が多々ある。が、まずこれを叩き台に各方面の批判を仰ぎながら、今後の思索を進めていきたいと考え、本書を世に問う次第である。
執筆に際しては、多くの方々に、アドバイスや励まし、資料収集の面など多大な協力をいただいた。この場を借りて感謝の意を表したい。

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2,257字
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