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加藤三郎の歩んできた道 そして今

ひかる工房グーグルミーツのお知らせ

【加藤三郎の歩んできた道 そして今】

無料 歴史的なミーティング

5月18日(土)20時から22時(多少の延長の可能性)

グーグルミーツで行います

(グーグルクロームの入ったパソコンから下記をクリックでどなたでも)

https://meet.google.com/btm-hqyk-pvh

(入室は19時50分から)

若かりし加藤三郎が、太田竜らの思想的影響のもと、地球先住民的な生き方こそが本来という強い思いを抱き、迷いながらも準備していた爆弾闘争。

様々ないきさつの中で抜き差しならぬ形でそれを実行していくことになった。コードネームは、闇の土蜘蛛、大地の豚。

その後逃亡生活の中、

ライヒの思想やワーク、ヤノフの原初の叫びなどのセラピーとの出会いにより、外れていく心と身体の鎧(よろい)。

バグワンとの出会いでサニヤシンとなり、瞑想に活路を見出したと感じていた時代。

(学生だった私はそのころ、京都の瞑想センターで出会った。京都の銭湯には凶悪な爆弾犯としての彼のいかつい顔はたくさん貼られていたのだが、実際に出会った彼の両性具有的なエネルギーから、同一人物だとは瞑想センターの誰もが気づかなかった。)

やがて捜査の手が及び逮捕された彼が、サニヤスカラーの服でバグワンのマーラを首からさげ合掌しながら収監されていく映像は、繰り返しテレビで放映された。

死者や重傷者がおらず、居住建物(裁判では定義で論争)が被害を受けていない事件としては長すぎるとも論じられていた、18年の懲役。

彼は、その間に爆弾闘争の過ちをまとめた原稿『意見書』で思想の科学賞を受賞し、出版された。

しかし、彼の旅はそこから新たな展開を迎える。

拘置所内で文通の形で出会った飯田博久さん(無期刑囚)の「自己と自己を取り巻く関係性の見直し」による変容の在り方に、加藤三郎は大きな影響を受けることになる。

こうして彼はセラピーや瞑想以上に現実の世界で大切な認識をもたらすのは、「自己と自己を取り巻く関係性の見直し」という考えを持つに到る。

今の彼が最も伝えたいのは、爆弾闘争のような暴力的な活動でもなく、似非スピに陥りがちな瞑想やセラピーに走ることでもなく、足元から「自己と自己を取り巻く関係性の見直し」をすることだという。

加藤三郎の人生、変遷、そして今は、簡単に語り尽くせるものではない。

しかし、彼は懲役生活の初期に『意見書』を執筆して以降の歩みを、きちんとまとめたことはない。

刑期を終えて出所後も、ひたすら、生活や、次々にやってくる事案の対応に追われてきた。

私は京都の瞑想センター時代からの古い友人として、「加藤さんのライフワークはまだ終わってないのではないか。せめてもう一冊はその後の歩みをまとめた本を出さなければいけないと思う」と促してきた。

そんな彼にとにかくグーグルミーツで話し始めてもらう。どんな果実が実るかはわからない。だが、少なくとも彼の語りの録画は残る。

機会とニーズがあれば書籍化にも結び付いていけばよいと考える企画のひとつである。

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長澤靖浩
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