干し野菜を簡単に作ることができるようになってからは、 コツコツと、時間を見つけては畑で収穫した野菜を朝干して1日をスタートする、という習慣が続いています。 太陽のありがたさを実感するとともに、 みるみるうちにできていく干し野菜や野草茶、ドライフルーツに、 愛着さえ湧いてきます。 「今日も、いい感じに干されてるねぇ」と 日中、作業の合間に眺めてはつい声をかけたり。 「もうすぐ雨が降ってきそうだ、取り込まなくては」 ということでさえ、なんだか楽しく感じられたり。 干し野菜
暮らしと保存食の関係性は、 大昔から人間が生きていく上で、切り離すことのできないものです。 保存食の文化が発展してきたことにより、 遠方への航海が発達、 様々な文化の交流がなされ、 現在のいつでも安定した食の供給へと繋がっている、と考えると、 ここまで食文化を発達させてきたご先祖様たちには、頭が上がりませんね。 地域ごとに、 収穫できる作物や気候、保存しておく期間も異なることから、 その土地にあった保存食づくりの文化が継承されてきました。 私は山形で生まれ育ったのですが