決まるとカッコいいクラスクの応用シュート7選
ボードゲームが上手くなりたい。あべりょです。
デンマーク産のボードゲーム KLASK(クラスク)が上手くなりたいと思う人向けに、コツやテクニックを紹介しています。
前回は、クラスクにおける最強のシュートを紹介してきました。
今回は、決まるとカッコいい応用的なシュートを説明していきたいと思います。必殺技、欲しいなあと思ったことがある方は、是非練習してみてくださいね。
なお、クラスク自体が発展最中のボードゲーム(スポーツ)であることから、紹介している用語自体が一部のクラスク愛好家の間で呼んでいる非公式の用語が中心となっております。
なるべく分かりやすい用語を使うように心がけてはいるものの、オフィシャルなものではなく、未確定な用語が含まれている点は、あらかじめご容赦ください。
(そのプレイ、私はこう呼んでいる、等もあれば教えてください!)
それでは、どうぞ。
決まるとカッコいい応用シュート
①ゆれひショット(Your ray hit shot)
ボールはストライカーで打ってシュートする、その概念を覆しました。
ビスケットをストライカーで蹴り飛ばし、ビスケットをボールに当てることでボールの軌道を変え、ゴールインさせる技となります。
ゆれひ選手に所縁のあるショットであることから、敬意を表して日本人プレイヤーはゆれひショットと呼んでいます。
「Your ray hit shot」という表記は、私あべりょが深夜テンションで、ゆれひショットの音に英語を当てたものですが、意外にも意味合いが似ていることから気に入っています。
この名称、海外プレイヤーにも届いてほしいと願っています。
実際のゆれひショットは、このような感じです。
(ゆれひ選手本人から、載せるようと言われたお手本ゆれひショットです)
②バックドラフト(ボーリンショット)
自陣手前側の壁に叩きつけるショットです。
防御と攻撃を兼ね備えるテクニックであり、ディフェンスの際の副産物として、この軌道にたまたま乗ってゴールインすることもあります。
イタリアの強豪クラスクプレイヤーであるボーリン選手が愛用していることから、敬意をこめて「ボーリンショット」と呼ぶ人もいます。
右利きのプレイヤーは、左の壁に当たるように下図の軌道を狙って打つことが多いです。
クラスクの世界大会でもボーリン選手、めちゃめちゃ打っていますよね。
カッコいいです。
③横切りストレート(こうへいストレート)
通常、ストレートを打つ際にはゴールに向かって縦方向にストライカーを振り当てることをイメージすると思います。
それを、ストライカーを横に振りながらボールに当てることで、相手にはフォアワン(点線のコース)が来ると錯覚させ、実際はストレートを狙うショット。
ボールの中心ではなく少しずらしたポイントにストライカーを当てることで、軌道をずらすことができます。
世界大会ベスト4のこうへい選手が愛用して結果を出していることから、「こうへいストレート」と呼ぶ人もいます。
実際のゴールはこのような感じです。世界一上手いです。
④スリー(Three rails shot)
壁に3回あたって相手のゴールに入るシュートとなります。レアです。
2023年のクラスク台の大幅な仕様変更によって、壁とボールの間の反発係数が下がりました。
これによって、ボールが壁に反射した後のボール速度がより遅くなってしまい、3回壁に反射するまでの間に、相手に簡単に防がれるほどノロノロボールになってしまい、ゴールインすることはほとんど見なくなりました。
ロマンを追い求める人は、是非。
イレギュラーショットの存在
ここから、イレギュラーショットについて紹介したいと思います。
ボールには回転が発生しており、また壁との反射時に摩擦が発生します。
この回転を意図的に強めたり、弱めたりすることで通常予想される反射とは異なる挙動をとることがあります。これらショットを総称して、「イレギュラーショット」と呼んでいます。
イレギュラーショットはまだまだ研究が必要な状態で、固定した名称が無いものが大半ですが、夢を追い求めるテクニシャン達による先行研究を紹介したいと思います。
⑤ウォールショット(ゼロ・エッジ・ドラゴン)
イレギュラーショットの1つで、イレギュラーショットの中でも比較的簡易に発生させることができる技です。
ボールが壁に接地している状態で、勢いよく壁にたたきつけるショットとなります。
壁からゼロ距離であることから、ゼロなどと呼ぶ方がいます。
打つ側も予想ができない、イレギュラーバウンドを引き起こし、相手のゴールに迫ります。
壁にボールを付けた状態で打つだけですので、初心者にもおすすめです。
⑥三次元ショット(3 dimension shot/Vertical shot)
イレギュラーショットの1つです。
クラスクは二次元のボードゲームです。平面の盤面をボールが移動します。
これを、何らかの理由によりボールが盤面から離れた状態で、ゴールを狙うショットが三次元ショットとなります。
一番簡易的に三次元ショットを引き起こすためには、自分のゴールに向かってボールを勢いよくたたきつけることによりホップさせることですが、当然ながらオウンゴールのリスクがあります。
私あべりょがロマンを追い求めており研究を続けているショットですが、愛用者は残念ながら少ないです。
イレギュラーショットに分類されます。
三次元ショットの例がこちらです。絶対防げないショットです。
⑦ドリフトショット(コーナーショット)
イレギュラーショットの1つです。
クラスク台の隅にボールを当てることで、イレギュラーバウンドを引き起こし、ゴールを狙うショットです。
ゴールから外れたとしても、高確率で自陣にボールが戻ってくるため、リスクの少ないショットとなります。
自ら狙って決めるというより、たまたま発生する場合が大半で、まだ研究途中のショットで、意図的に実施している愛用者は残念ながら少ないです。
2024年日本大会準優勝でクラスクテクニック研究家のつかさ選手が教えてくれたテクニックです。まだ世界で誰もやっていません。
まとめ
ここまでクラスクにおける、決まるとカッコいい応用シュートについて紹介してきました。
参考になるシュートはありましたでしょうか。
これ以外に応用シュートが見つかりましたら、是非教えてください。
取り上げさせていただきたいと思います。
そのプレイ、私はこう呼んでいる、等もあれば教えてください!紹介させてください。
応用のシュートは、あまり成功率が高くないため、基本系シュートがゲーム運びのベースとなることは間違いありませんが、必殺技はロマンがあると思います。
是非、参考にしてくださいね!
ここまで読んでいただきましてありがとうございました。
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KLASK一緒にやりたい方も是非!わいわいもガッツリもやりましょう!
あべりょ
2024年7月4日
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