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メディア寄稿を通じて磨かれた、自主企画セミナー運営の洗練

昨夏から、フィンテック養成コミュニティとしてのプロボノ活動の一環で、自ら企画・運営したセミナーをメディアに寄稿しています。この経験は、単なる取材以上の、何とも言えない特別な感覚をもたらしました。このユニークな体験について、こちらのnoteに記録することにしました。

この経験の始まりは、今年の8月に始まりました。QUICKから会場と飲食のスポンサーシップを得て、私たちがセミナーを企画したことがきっかけです。最初は、私たちのコミュニティがQUICKから会場を提供され、そのセミナーをメディアに寄稿することが、私たちのコミュニティの認知度向上とQUICKの実績作りに互いに利益をもたらすだろうと単純に思っていました。

しかし、メディアへの寄稿を目的としたセミナー運営を重ねるうちに、私たちの心理状態にも変化が見られました。企画や運営に対する反省点がより鮮明に浮かび上がり、企画した内容が参加者に本当に響いているのか、登壇者が期待に応えるメッセージを伝えられているのか、会場や飲食を提供したスポンサーの期待を満たしているのか、そして何よりも、私たち自身が満足できる成果をメディアに寄稿できているのか、これらすべてを総合して高い完成度を求める好奇心がわき上がってきたのです。

なお、私たちはプロボノで活動を行っており、これまでに40回のセミナーを開催してきました。これらの活動は、やりたい時にだけやったからこそ持続できています。コミュニティを長期にわたって維持するためには、このような余裕を持つことも重要です。

少人数でもやれる範囲でできるのは、開催した登録者数と参加者数を分析したり、セミナー終了後のアンケートフィードバックを今後の開催として参考にすることです。また、フィンテックコミュニティとして私たちのセミナーが業界や社会の課題解決にどう貢献できるか、Web情報や書籍を通じたリサーチを深めながら考察します。また、企画したテーマに合わせてバナー画像を作成するために、デザインスキルを身につける努力をしています。さらに、会場の雰囲気作りにも力を入れており、セッションの内容が注視されてるかや、参加者が興味を持って懇親会で活発に交流できるかを注意深く観察します。この目的のため、カメラマンにイベントの様子や交流シーンを撮影してもらい、後で分析することがあります。撮影された雰囲気の良い写真は、メディアへの提供資料としても重宝します。

メディア原稿の作成では、まずセミナーの録画をテキスト化し、その内容を入念に検証します。その次に、AIの支援を受けつつ、編集と推敲を進めていきます。私たち自身と登壇者が伝えたいと考えている核心的なメッセージが、読者にしっかりと伝わるストーリーを形成します。この一連のプロセスを経ることで、私たちは初めて、大きな満足感を味わうことができております。

このように他のセミナーに参加して作成したレポートと、自ら企画・運営したセミナーのレポートでは、明確な違いが存在します。これらの体験を通じて、フィンテック養成コミュニティは内省とスキルアップの機会を得ています。さらに、QUICKだけでなくFinGATEやその他の組織からも共催や後援の申し出を受けることで、私たちの活動範囲はより広がりを見せています。

最近、企画・運営したセミナーで寄稿した10件を振り返ると、記事を重ねるごとにその内容の深みが増し、編集技術にも確かな向上が見られます。

グッドウェイに寄稿する度に、編集や推敲に関する貴重なフィードバックを受け取っています。ミスや改善が必要な表現方法に直面するたび、こういった経験で人に伝えたいメッセージを文章にする能力は、AIの発展にもかかわらず、引き続き価値あるものであると確信しています。私はエンジニアとしての職業に就きながら、このようなスキルも習得できていることに、大きな喜びを感じています。


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