見出し画像

自分流のマインドセット

○自己紹介
B League
B2 香川ファイブアローズ所属(5年目)
安部瑞基(28歳)
ポジション→SG
176cm,78kg
尽誠学園高校→大阪教育大学→愛媛オレンジバイキングス→香川ファイブアローズ
マインドセット (mindset) とは、これまでの経験や教育、先入観から作られる思考パターン、固定化された考え方のことです。簡単にいうと「無意識の思考のクセ・思い込み」のこと。
マインドセットには成長マインドセット固定マインドセットの2種類に大別される。
成長マインドセット(グロースマインドセット)は「自分の能力は努力次第で成長させることができる」という考え方であり、固定マインドセット(フィックストマインドセット)とは「能力はもともと決められており変わらない」という考え方だ。

今回、私がマインドセットについて書こうと思った理由は、昨季からプレータイムが減少し、さらにはアウェイ帯同も出来なかった苦しい時期から、考え方や取り組み方を変えたことで起こったポジティブな変化について知ってもらいたい。
今現在同じように悩み、苦しい思いをしている方々に少しでも気持ちがラクになってほしいという願いから。

2021-2022シーズンが10月から始まってはや1ヶ月が経ち、どん底から立ち直るなど高低差があった。
初戦はプレイタイム0分、初アウェイには不帯同。
シーズンが開幕してからしばらくは気持ちも落ち込み、何をすれば良いのか分からない状況になり、焦っていた。

「まだシーズンが始まったばかり」
「チャンスは必ず来るから」
「絶対チームに必要な選手だから」

という言葉をかけてもらっていた。

わかっているつもりではあるが、どうも気持ちが上向かなかった。
この時の自分の考えや感情は、
「なんでうまくいかない」
「もっと頑張るしかない」
「シュート決めなきゃ」

と言った状況に陥っていた。

ここから自分の中で変わったキッカケがある。

2節目のアウェイに不帯同になってから、何かが吹っ切れたかのように自分の中で大きな変化があった。

この時まで、私の頭の中は、他人軸や未来のことについて考えていた。例えば、あの選手よりよくなるにはとかアウェイに帯同するにはとか。(次元の低いレベルですみません)
自分自身や今現在について全く集中していなかった。

このことに気付いた自分は、そこから今現在に集中するようになった。
周りのことは関係ない、自分が上手くなるには何をすべきなのか、このチームにいま足りていないものは?「スリーを決めなきゃ」ではなく、「どんな形でもいいから点を取ればいい」、「自分のDFはどうなのか(特にオンボールピック、オフボールの目線)」など抽象的ではなく、より具体的に考えるようになった。

コーチ陣やトレーナーにも相談し、練習前後で必要なワークアウトやシューティングをしてもらったり、ウエイトトレーニングや身体の使い方などについて自分が弱い部分についてレクチャーしてもらったり、と試合で必要なことに集中して取り組むようにした。

そこにフォーカスするようになってから周りが良い活躍していたら心の底から応援できるようになったし、自分自身の焦りやネガティブな感情が無くなった。プレイタイムが多くなった時も、少ない時もその時に何をするべきなのか、というのが見えてきた。一喜一憂が減り、いたってフラットな感情で毎日を過ごせている。

まだまだ自分自身の結果というものは満足のいくものではないが、確かにあのアウェイ不帯同から変わっている自分に気付けたので、これから必ず良くなっていくだろう。

今季の試合はまだ52試合もあるので、一喜一憂することなく、淡々と自分のすべきことに集中しよう。

さらに自信に繋がることとして、先日行われた天皇杯ではB1チームと3試合することができた。その中にはB1でも毎年トップ争いをしているA東京と対戦することができ、非常に良い経験をすることができた。足りてない部分、やらなければならない部分が明確になった。これからも良いマインドセットを持ってシーズンに臨みたい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。




頂いたサポート支援金は、バスケで困っている子どもたちのサポートをするために使わせて頂きます。