ニッチなベトナム旅ならモクチャウ(Mộc Châu)に足を伸ばしてみては?
ちょっと頑張ってタイトルをつけてみましたが、1年暮らして思うのは、モクチャウはまだまだ発展途中だということ。
ここでの生活はほぼ毎日が冒険で、ふいに食卓に並ぶ「ゲテモノごはん」や冬にやってくる暖房器具なしの極寒生活。
だけど、青空の下で自然に囲まれ、車の音がしない穏やかな時間や、近所の人たちに急遽誘ってもらうフルーツタイムやお茶タイムはどこか協力隊に来る前に想像していた途上国暮らしそのもの。
ベトナム国内のマーケットでいえば、外国人に人気なハノイやダナンやホーチミンのとは別の土俵で戦っているわけですが、モクチャウにはひと味違う魅力が詰まっているので、どんな場所かご紹介しますね。
モクチャウ(Mộc Châu)ってどこにあるの?
モクチャウ(Mộc Châu)はベトナム北西部、ソンラ省(tỉnh Sơn La)に位置しています。
ラオスと国境を接していて、県の外れにあるパー・ルオン山(Pha Luong)は観光名所の一つです。(帰国までに行きたい場所のひとつ)
※国境警備が厳しく公安の検査を通らないといけないので、ベトナム語ができる人と一緒に行くかツアーに申し込むことをおすすめします
気候も涼しく、特に夏の時期は避暑地にもってこい!
5月~6月は、平均30°
7月~9月は、平均28°
山の中なので涼しく、夜も寝苦しいと思った日は数えるほど。
ハノイに住んでいる人には驚かれるかもしれないですが、8月後半~9月くらいにはクーラーをつけずに寝れていました。
モクチャウの見どころは?
実は、ベトナム人には比較的知名度があるモクチャウ。週末を使って社員旅行に来たり、修学旅行に来るベトナム人も多いんです。
結構グルメな一面もあり、牛乳・ヨーグルト・サーモン料理が有名で、シーズンものにはプラム、いちご、水牛ジャーキー(タイ族の特産品)も。
チャレンジしたい方は、ホームステイ先の人に事前にお願いすれば、北西部ベトナムではポピュラーな「犬の肉」や「昆虫」も食べられます。(わたしも「善意」という名の圧に負けて何度かチャレンジ済み)
観光地としては、ガラス橋(Cầu kính Bạch Long)が一番有名で、2022年に世界ギネス記録に最も長いガラスの橋として登録されています。
他にも、2022年・2023年と2年連続World Travel Award「アジアで訪れるべき自然豊かな観光地」を獲得していたり、ひっそりとすごいんです。
そして今年ちょっと進化しました
2024年5月18日には、国家観光地(Khu Du Lịch Quốc Gia)に正式に承認されました。大きなイベントも行われ、地元の人たちも、これからもっと力を入れて頑張ろうとしています。
それでもやっぱり…
外国人が来るには少しハードルが高いのかも?と思うこともあります。
例えば、Grabがないのでタクシーは電話(ベトナム語)で呼ばないと移動できないし、ホテルやホームステイは英語を話せる人は限られているし、まだまだ快適観光ができる場所とは言いづらいです。
でも、ベトナム人の気質なのか身振り手振り&フィーリングで”なんくるないさー”されるのがいいところ。モクチャウの人たちは、お世話好きで優しいので助けてくれること間違いなし!※ハノイで英語や日本語が話せるガイドさんや、車をチャーターすれば問題は解決するので、ハノイからちょっと足を伸ばして、2日くらい滞在するのがおススメです。
おわりに
リゾートホテルやコテージタイプの宿泊施設(AgodaやTrip.com対応)、少数民族の村でのホームステイ(Facebookで予約)、町中にある安宿(飛び込みOK)などなど、選び方次第で「静かな田舎にゆっくりステイ」も「自然に囲まれた田舎暮らし体験」も「ちょっと僻地で冒険旅!」もできちゃうのがモクチャウです。
わたしは一緒に活動しているのが少数民族の人たちなので、村のホームステイを推したいところ(村で田んぼや周りの山を見ながらぼーっと過ごす時間が本当に好きで (笑))ですが、モクチャウはどこも自然が豊かなので、お好きなスタイルで一度ぜひ訪れてみませんか?
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