DX HUB様との社名の話。
こんにちは。「組織を変える。魅せ方を変える。戦い方を変える。」ブランディングカンパニー代表のあべたかです。
1本目のnoteで書いた、DX HUB様とのお話をしようと思います。
澤田さん「阿部くん、まだプロジェクト受けたりできるのかな?」
2019年の師走に僕が今年の締めくくりも兼ねてFacebookで投稿してから、ご連絡いただきました。その時にイメージワークスとジェイピーモバイルを統合させて新しい会社にすることを知りました。長年イメージワークス時代には営業担当としてお世話になっておりましたし、僕が個人事業主としてブランディングをスタートさせた際に東京の赤坂でもお茶を(笑)。
「2020年早々には社名を決定させたいがまだ決まっていない。ある程度頭にはあるんだけど。ロゴも一緒にお願いしたい」
そのようにいただきましたので「やります!」と即答しました。
年末年始はDX HUB様(当時はまだ名前がなかったので頭の中でそう呼んではないけど...)に恋してるくらいずっと考えていました。
PVMV会議(purpose、vision、mission、value)
僕に依頼がある以前から統合する両社陣営で外部のコンサルタントを招いてPVMV会議を重ねていました。この手の会議はいつもの形式であれば澤田さんがファシリテートをして取り纏めていく形を取られていました。
しかし、今回は統合後の在り方も見据えて、敢えて擦り合わせの議論には参加されずに出揃った方向性を確認していくという方法を取られていました。
実際に社員さんたちも有志メンバーを入れて多くの方が参加されていたようでそれぞれの意志を新会社に反映したい!という想いが見て取れました。
私が関わらせていただいたのは、そのPVMVの概念が決定する手前段階。大詰めのところからでした。新会社での具体的なサービスは良い意味でこれからどの方向にも舵を切ることができる体制がある中で、まだサービスの各論を詰める前段階での議論は非常に難しかったのではないかと察します。
エンドユーザーに向けての具体的なサービスありきの会社であればドメインも絞られていてそのように悩むことはなく、如何に分かりやすく出来るか?という論点で議論が出来る。しかし、今回はその形ではない...。
でも述べたが、「愛着を持てるだけのプロセスを踏むこと」。僕自身がPVMV会議に参加し、この工程を踏めていないところからのstartだったのが悔やまれた。
ただ、挙がっていたPVMVの方向性を確認し、今までの同社の歴史も全て振り返り、澤田さんからこれからの事業の方向性も伺い大きな着地点を持てた。やるからには何とか門出になるように支援したい思い一心でした。
これからの時代にどうフィットさせるか?
自分の中で澤田さんと芳賀さんとの初回の打ち合わせを終えて感じたこと。
株式会社イメージワークスは2004年に澤田さんが創業された会社で今回の全てのstart地点。当時「未来のニーズをカタチに」ということでstartした。その後にジェイピーモバイル株式会社が具体的なサービスを世に送り出してきた。その功績は大きい。そして、その先に何を見るか?
今の時代では”ニーズ(需要に応えるものを作る)”というよりも、社会課題を解決(課題自体を作り解決する)という微妙な時代背景と企業の在り方の変化があるもの、そういうことなのではないか?と。ある意味、会社の存在理由はブレがなく、時代に合わせて変化させる必要が出てきただけ。というのが僕の感想だった。
社名案出し
大きな方向を持って、具体的に年末年始で案を出しまくりました。公開はできないですが、提出した案自体は10から15案位でした。考えたのはもっと多かったです。
概念だけなのか?概念+サービスの具体的なイメージなのか?
purpose:社会課題の解決方法を常に模索し、一人一人が輝ける持続可能な社会を作り出す。
このpurposeのみのイメージから着想するのか?そういう観点であればアトラエさんやエウレカさんのようになる。
アトラエさんの記事があったので参考までに。
加えて、サービスの具体的なイメージが加わるようであればスタートアップ系の会社のように◯◯◯◯など4文字でサービス=社名の形もゼロじゃない。
ということがあり、どちらのパターンも想定して案を提出しました。
最終的に素敵な会社名になった。
僕の出した案はどれが採用されても良いという気持ちはもちろんあった。(最終的に短期間に数も出したので商標登録観点など追いつかずNGもあった)しかし、本当の心の中は...
①あくまで外部の人間がアイデアだけで出すもので簡単に決めて欲しくない
②皆さんに愛着を持てるだけの喧々諤々をしてほしい
③もっとも愛を持っている人が意志を持って決定してほしい
という思いが強かった。
そして結果的にDX(Digital Transformation)というワードをきっかけに
DX HUB
良い会社名に決定されたと思うし、これからも大切にして意味をつけていくことが出来るだろうと確信している。関われてよかった。やりとりを通して関わる皆さんの思い入れ、姿勢、持っている誇り、たくさんの素敵な部分を見ることができました。澤田さんの役員の皆様や社員様への愛も感じました。本当に良い会社であり続けていただきたい。この度は機会をいただきありがとうございました。
また、ロゴや制作物などもさせていただきました。引き続きよろしくお願いします。