ニトリ、飲食事業から撤退。その理由を考えてみた
あの「お、ねだん以上。」でおなじみのニトリが、飲食事業から撤退するってニュース、皆さんも耳にしたんじゃないでしょうか?ニトリと言えば、家具業界のリーダー格。そんな大企業が外食に挑んでみたものの、結局うまくいかなくて手を引くことになった。このニュースを聞いて「やっぱり外食って難しいよね」と改めて感じました。
今回は、この撤退劇の背景を考えつつ、飲食業界のリアルについて語っていきたいと思います。
外食の利益率は意外と薄い
まず最初に、外食業界の特徴を押さえておきたいんですが、これがなかなか厳しい。意外に思う人もいるかもしれませんが、外食の利幅ってめちゃくちゃ薄いんです。
原材料費、人件費、店舗維持費、広告費…飲食店を運営するには、これらのコストが常につきまといます。一方で、価格は競争が激しくてそう簡単に上げられない。たとえば500円のランチセットでお客様に満足してもらう裏には鬼のような計算があるわけです。
大きな会社にしてみたら、「これだけ苦労して、この利益か…」って思っちゃうのも無理ないですね。ニトリは「効率」と「利益率」を重視する企業なので、外食の薄利多売モデルとは相性が悪かったのかもしれません。
管理業務や求人の壁
さらに外食業界の厳しさを語る上で欠かせないのが「管理業務」と「人材確保」の大変さです。
飲食業は、細かいオペレーションが非常に重要。メニューの品質を一定に保つための仕組みづくりや、衛生管理、さらにはトラブル対応。これらを一手に担うには、現場を熟知した優秀な人材が必要です。でも、その人材を確保するのがまた一苦労。
飲食業界全体として人手不足が深刻で、「求人募集を出しても応募が来ない」「採用しても定着しない」という声が後を絶ちません。こうした背景から、「この業界で安定した運営を続けるのは大変だ」と実感する企業も多いでしょう。
飲食業の参入障壁は低いけれど…
飲食業って「誰でもできそう」と思われがちな業界なんですよね。カフェや居酒屋を開くのに専門的な資格がいらないから、参入障壁が低いように見える。でも実際は、飲食業には他の業界にない独特の難しさがあります。
たとえば、立地が経営に与える影響が非常に大きいことや、毎日新鮮な食材を確保しなければならないというハードル。それに加えて、客層のニーズに応じたサービスを提供する柔軟性も求められます。要は、「一筋縄ではいかない」ってことです。
結局、飲食業は「愛情と熱量」が全て
ここまで散々「外食は大変だ」って話をしてきましたが、それでも飲食業をやり続ける人たちはたくさんいます。その理由は、きっと「飲食業が好きだから」。
飲食店を経営するには、ただのビジネススキル以上に、「食べることが好き」「お客様に喜んでもらいたい」という熱意が必要なんですよね。長時間労働や予想外のトラブルに対応する精神力も、結局その「愛情」がなければ続かない。
ニトリの撤退理由をあれこれ想像する中で思ったのは、「飲食業界は単なる数字だけでは測れない」ってこと。だからこそ、成功するには「どれだけこの仕事に情熱を注げるか」が問われるんじゃないかなと。
まとめ
ニトリの飲食事業撤退は、外から見ても「まあ、仕方ないよね」と思える部分が多かったです。それだけ、飲食業界は厳しい世界。でも同時に、その難しさを乗り越えて成功しているお店を見ると、「やっぱり飲食業ってすごい」と感じます。
これから飲食業界に挑戦しようとしている人も、今まさに頑張っている人も、自分なりの「愛情と熱量」を大切にして続けていってほしいなと思います。それが、結果としてお客様の満足につながるし、成功への道を切り開くカギになるはず。
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