飲食店向け「似非科学グッズ」にご注意を!
最近、飲食店向けに「これを使えばお店の料理や飲み物が劇的に美味しくなる!」とか、「食材が長持ちする!」みたいなグッズがいろいろ出回っています。でも、ちょっと待ってください。その裏に科学的な根拠、ちゃんとありますか?
実は、こういう商品には、いわゆる「似非科学」=科学っぽく見せかけて実は根拠があいまいなもの、が結構紛れ込んでいるんです。今日は、その一部をピックアップ。
よくある「似非科学グッズ」たち
マイナスイオンを使った器具
「これを置くだけで空間が清潔になって、食べ物も美味しくなる!」なんて聞いたことありませんか?そもそもマイナスイオンって言葉自体アレですからね。この単語でたらもう眉唾。磁力で水道水を美味しくする装置
「磁石を取り付けると、水が柔らかくなって美味しくなる!」って話もよく聞きますが、これも信ぴょう性が低いです。蛇口や水道管に磁石つけたら水が変わる!とか、どれだけ磁力強いんだという(笑)水素水
水素を含んだ水が体に良いとか、料理の味を引き立てるとか言われますが、実際にどれくらい効果があるかは疑問です。水素自体はすぐに抜けやすいので、飲むころにはただの水になっていることも。セラミックで食材を長持ちさせるアイテム
セラミックの力で鮮度が保たれる、なんて触れ込みの商品もありますが、科学的にその効果を説明できるデータは見当たりません。磁力や振動で飲み物を美味しくする装置
「この装置でワインやお酒がまろやかになります!」というものも注意。科学的なデータはほとんどなく、「気分の問題」や「プラセボ効果」で片付けられることが多いです。EM菌で密閉ワインが美味しくなるグッズ
最近話題の「EM菌パワーで瓶の外からワインが変化する」という謎グッズ。EM菌は土壌改良などで使われることがありますが、密閉された瓶の中身を変える力なんてないはずです。
なぜ騙されるのか?
これらのグッズが売れる背景には、魅力的な「キャッチコピー」があります。「手軽に品質が上がる」「コスト削減に繋がる」といった言葉に、つい惹かれてしまうんですよね。でも、冷静に考えると「本当にそんなことができるの?」と疑いたくなる内容が多いんです。
似非科学に騙されないコツ
科学的根拠(エビデンス)を求める
「これで味が変わる!」といった主張には、科学的なデータや実験結果が必要です。第三者機関による検証結果があるかを確認しましょう。口コミやレビューを鵜呑みにしない
「すごい効果を実感しました!」なんて口コミだけでは信用できません。それが個人的な感想か、科学的に裏付けられたものなのかを見極めましょう。専門家の意見を聞く
わからないときは、食品や科学の専門家に相談するのが一番。独自の判断だけで購入を決めないことが大切です。
本当に必要なものを選ぼう
飲食店にとって、お客様に美味しいものを提供することが最優先。でも、それを「似非科学グッズ」に頼る必要はありません。むしろ、仕込みや素材選び、調理技術の向上に力を入れる方がよっぽど効果的です。
「魔法のようなグッズ」は存在しません。派手なキャッチコピーに流されず、本当にお店に役立つものを選んでいきましょう!
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