見出し画像

夏こそ「西洋人参」

これからの季節の強い味方です!
西洋人参は古くからある朝鮮人参とは異なります。
300年ほど前に北米で発見されたもので、漢方薬としてはかなり新しいほうの生薬なのです。

朝鮮人参が温性なのに対し、西洋人参は涼性
体に熱のこもりやすいこの季節にはたいへん向いている生薬と言えます。

この季節は普段以上にエネルギーを消耗しがち。
ちょっとした動きで汗をかき、暑さのせいで食欲も衰え、夜は寝苦しい。
悪化すると、体力は落ち、いつまでも疲れがとれない、イライラする、眠れないなどの症状を引き起こし、風邪やインフルエンザなどの感染リスクも高まります。

でも生活習慣を整えれば防げます。
「睡眠」「食事」「運動」です。
体力が落ちていると感じるときほど、少し長めにしっかり眠りましょう。
冷飲冷食はなるべく避けてバランスの良い食事を心がけましょう。
日中を避け、ゆっくり呼吸しながらウォーキングなど軽い運動を適度に行いましょう。

その上で、プラスするなら西洋人参がおすすめです。
そもそも人参類の大きな特徴は「気」を補うこと
古来から使われてきた、強力な滋養強壮薬です。
消化力を高め、疲労倦怠、内蔵機能の低下を改善します。
また、風邪をひきやすいなどの体質改善にも用いられます。

写真は西洋人参烏梅(うばい)エキスです。
烏梅とは青梅を燻製にしたもので、口の渇きや汗などで失われた体内の水分を補います。また整腸作用もあり、梅と同じように殺菌効果もあります。