9月に道後俳句塾に行く。西村和子先生に初めて句を見て頂く。
せっかくの機会なので、西村先生の著作を読んでおこうと思った。そうして新宿の紀伊國屋で出会ったのが『愉しきかな、俳句』である。各界の著名な俳句愛好者15名との対談集だ。
読み返したくなる言葉がたくさんあったので、抜き出してみます。
※一部、編集しているところもあります
洋菓子店当主の山本 道子さんと
歌人の永田 和宏さんと
居酒屋探訪家の太田 和彦さんと
歌舞伎役者の坂東 三津五郎さんと
小児科医の細谷 亮太さんと
マラソンランナーの増田 明美さんと
日本文学研究家のロバート キャンベルさんと
作家の川上 弘美さんと
CMディレクターの中島 信也さんと
落語家の古今亭 志ん輔さんと
詩人の高橋 睦郎さんと
感想
西村先生は、「俳句をつくる」というよりも、「俳句でつくる」スタンスを一貫して大事にしているのだと思う。
何をつくるのかは多様だ。自分自身かもしれないし、感動した対象かもしれない。目の前の人への挨拶かもしれないし、俗世間からの浮き方かもしれない。はたまた「世界の不思議」かもしれない。
俳句を大切なツールとして磨きこむと、たくさんの事象と、思いがけなく深く繋がることができる。それを対談という形式で示したのが本書だと思う。
差し当たっては、
・たくさん句作することで、思ってもみなかったところに行きつける
・句作の方向性は、先生に採って頂いたものから見えてくる
を実践してみたくなりました。
道後で、西村先生に句を見て頂く日が楽しみです。ありがとうございました!