あべ@小学校外国語

子どもが将来、どの「言語」を「何のため」に学んでいくのか、決めるのは、その子ども自身です。子どもが自分で言語を選択し学習できるように、英語を使って「外国語の学び方を学ぶ」を試行錯誤しています。 *調べ学習中の検索で記事が上がってしまうため、いくつかの記事を有料にいたしました。

あべ@小学校外国語

子どもが将来、どの「言語」を「何のため」に学んでいくのか、決めるのは、その子ども自身です。子どもが自分で言語を選択し学習できるように、英語を使って「外国語の学び方を学ぶ」を試行錯誤しています。 *調べ学習中の検索で記事が上がってしまうため、いくつかの記事を有料にいたしました。

マガジン

  • food skole フードスコーレ

    2021年4月から参加した food skole のメモと検索情報

  • フォニックス関係

    Jolly Phonicsを始め、フォニックスについての記事をまとめています。

  • 外国語の合鍵作り 〜小学校の実践記録〜

    世界の色々な教材を使って、その観察や現象から導き出されることに気づき、そこから文字、言語、そして文のルールにつなげることができないか。これに時間をかけて丁寧に、そしておもしろく授業をすることに、小学校の「外国語科」の授業として取り組めないだろうか、日々試行錯誤しています。

  • 小学生から取り組める国際交流

    ◉トラベルテディ・プロジェクト〜ぬいぐるみが留学生になって世界へ飛ぶ〜 トラベルテディ・プロジェクトとは、自分たちの代わりにぬいぐるみを留学生にして国外の学校と交換し、お世話をしながらお互いの生活をレポートしあう、小学生時期にぴったりの国際交流活動です。 ◉フラットスタンリー・プロジェクト〜紙人形の自分が封筒に入って世界へ飛ぶ〜 フラットスタンリー・プロジェクトとは、カナダの小学校の先生が始めたもので、同名の物語のように「紙人形になった自分」が世界中を旅する国際交流活動です。封筒で送り合えるのでより気軽で経済的。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介

はじめまして。「英語教育→外国語教育=合鍵作り」をモットーに、小学校で英語科を担当しています。自分の忘備録として、また活動全体を見渡してみる意味も込めて、noteを始めました。 「外国語教育=合鍵作り」を考えるようになったきっかけ 2018年3月に慶應義塾大学で行われた合同シンポジウム『日本の外国語教育をより豊かにするには』に参加しました。 そこで、スイス・バーゼル市州で行われている外国語教育政策の発表で「Passepartou(パスパルトゥー)」という言葉を初めて知りま

    • 子どもたちがオンラインで言語について調べ学習をしている時、私の過去のnote記事を見つけて報告に来るという、今までには想定しなかった事態が。子どもたちの検索力、すごいです。 …という事で、いくつかの記事を有料にさせていただきました…すみません。

      • 最近、思っていること ~教育って~

        久々のnoteへの投稿です。学校も忙しかったのですが、学校以外に関わったものもなかなか忙しくて、noteもご無沙汰しておりました。今回は、最近私がふつふつと思っていることをまとめてみようと思います。 生まれたところに住んで、生まれたところの教育を受け、仕事場に通えるところに住む、ということを当たり前のように受け入れてきましたし、そこに何も疑問を感じませんでした。 国によって、生まれたところによって全く違う、これで本当にいいの?じゃぁ、どうするの?ということが表面化したのが

        • オンライン期間が終わり、今日から久々の対面での授業再開です。子どもたち、背が伸びたなぁって。あちこちのクラスを訪問して思いました。みんな元気で良かったです。

        • 固定された記事
        • 子どもたちがオンラインで言語について調べ学習をしている時、私の過去のnote記事を見つけて報告に来るという、今までには想定しなかった事態が。子どもたちの検索力、すごいです。 …という事で、いくつかの記事を有料にさせていただきました…すみません。

        • 最近、思っていること ~教育って~

        • オンライン期間が終わり、今日から久々の対面での授業再開です。子どもたち、背が伸びたなぁって。あちこちのクラスを訪問して思いました。みんな元気で良かったです。

        マガジン

        • food skole フードスコーレ
          36本
        • フォニックス関係
          8本
        • 外国語の合鍵作り 〜小学校の実践記録〜
          23本
        • 小学生から取り組める国際交流
          7本

        記事

          書きたい記事はたくさん溜まってますが、noteを書く時間がありません…😭 9月後半、または9月が終われば少しは落ち着くかなぁ、と。もどかしいです😅いや、時間は自分で作るのだ!

          書きたい記事はたくさん溜まってますが、noteを書く時間がありません…😭 9月後半、または9月が終われば少しは落ち着くかなぁ、と。もどかしいです😅いや、時間は自分で作るのだ!

          AI翻訳と外国語学習 〜実際にAI翻訳を使ってみる実験 まとめ〜

          自分の夏休みの課題の一つとして、「複言語が飛び交う現場で、AI翻訳をとことん使ってみる」活動を、いよいよまとめようと思います。 現在、世界各地にいる18の言語の人たちとオンラインでライブにつながり、チームで協働作業を行なっております。これまでの流れはこちらです。 多言語の環境は、地球の自転を痛感するまず、今回の実験を行なっての率直な感想です。 アジアのメンバーが目覚める頃、アフリカとヨーロッパの友人は眠りにつき、アメリカ大陸の友人は仕事から帰路につきます。私(日本)が昼食

          AI翻訳と外国語学習 〜実際にAI翻訳を使ってみる実験 まとめ〜

          food skole 第9回目のメモ

          第9回目の講師は、法政大学人間環境学部教授の湯澤 規子さん。 9回目のテーマは「食べものとウンコのはなし。」 湯澤先生は「下(しも)から目線」で、すぐそばにある小さな歴史、小さな事象から「今」「自分」「社会」を考える研究を日々続けられています。元々はウンコの専門家ではなく、地域調査を行う地理学がご専門だったとのこと。湯澤先生ついてはこちらの記事をご覧ください。ご著書も多数ですが、最近の著書は「ウンコはどこから来て、どこへ行くのか」(筑摩書房)。 実は、湯澤先生のことは20

          food skole 第9回目のメモ

          「使い方」も大切、「考え方」はもっと大切

          今回は、小学校におけるICT教育について書いてみようと思います。 一人1台に対する大人の期待と不安GIGAスクール構想により、一人1台ずつデジタルデバイスを使っての授業が始まりました。このデジタルデバイスは、各家庭で管理することになります。 その準備を進めていく中で強く感じたのが、大人側の期待と不安、そして意識の差です。子どものデジタルデバイス使用は絶対に必要だという保護者もいれば、急な変化に戸惑う家庭もあります。 それは教員も同じでした。積極派、慎重派、そのような大人

          「使い方」も大切、「考え方」はもっと大切

          AI翻訳と外国語学習 〜実際にAI翻訳を使ってみる実験 経過報告〜

          自分の夏休みの課題の一つとして、「複言語が飛び交う現場で、AI翻訳をとことん使ってみる」活動を実施中です。 これまでは英語以外の一言語、せいぜい二言語で書かれたものをAI翻訳で内容を理解するということしかやったことがありませんでした。 それが18言語のチームで協働作業を行うとなると、AI翻訳がないと無理だなぁ、と。スピード勝負の時には意味が多少おかしくても日本語でなんとか意味を理解し活動についていくしかないのと、それでも正確なことを伝えなくてはいけない時には日本語と英語の

          AI翻訳と外国語学習 〜実際にAI翻訳を使ってみる実験 経過報告〜

          AI翻訳と外国語学習 〜実際にAI翻訳を使ってみる実験(お遊び)スタート〜

          夏休みに入り、色々と作業はありますが、この期間に一つある実験をしてみようと思って、今コツコツと取り組んで(遊んで?)います。それは「複言語が飛び交う現場で、AI翻訳をとことん使ってみる」ということです。 AI翻訳ここ数年、AI翻訳(機械翻訳)の技術は飛躍的に向上していることは、多くの皆さんもご存知のことだと思います。2016年にGoogleが導入した「ニューラル機械翻訳」と呼ばれる技術により、今までは「あまり使えない」ものとされてきた機械翻訳が、「専門家も唸るくらいの草案を

          AI翻訳と外国語学習 〜実際にAI翻訳を使ってみる実験(お遊び)スタート〜

          food skole 第7/8回目のメモ

          第7/8回目の講師は、「クックパッド」の横尾祐介さん。 7回目のテーマは「なぜ料理をするんだろう、を考えてみる。」 8回目のテーマは「おむすびアート〜コンセプトを考えて、実際におむすびを握る」 横尾さんは以前は「sloggi(女性用下着のブランド)」を売るブランド・マネージャーをされていた(sloggi、英国のホストマザーのお気に入りだった!)。心地よいブラジャーで女性が快適でアクティブ→女性が笑顔→周りの人たちも笑顔→世界平和。 が、とある日、「ブラジャーがなくても、人

          food skole 第7/8回目のメモ

          やっと夏休みです!忙しかったです〜😅 noteも久しく開けていなかったですが、久々に記事を書ける時間ができました。

          やっと夏休みです!忙しかったです〜😅 noteも久しく開けていなかったですが、久々に記事を書ける時間ができました。

          ICT教育推進担当、普授とは別の勉強や忙しさがあり。ICT教育は、教員も子どもも全て等しい場、つまり「初心者」という場に立つことが可能なのかも。「無知の下の平等」みんな知らない、よくわからない。「教員は教える人、子どもは学ぶ人」という関係そのものを壊す可能性も高いかなぁ、と。

          ICT教育推進担当、普授とは別の勉強や忙しさがあり。ICT教育は、教員も子どもも全て等しい場、つまり「初心者」という場に立つことが可能なのかも。「無知の下の平等」みんな知らない、よくわからない。「教員は教える人、子どもは学ぶ人」という関係そのものを壊す可能性も高いかなぁ、と。

          ギリシャの複言語教育の学会に参加中

          6時間の時差を乗り越えて、ただいまこちらの学会に参加中です。 9ème Congrès International de l’Association EDILIC Approches plurielles, compétences plurilingues, appropriations langagières : l’apprenant.e au centre des réalités éducatives 6-9 juillet 2021 オープニングからフランス語、

          ギリシャの複言語教育の学会に参加中

          フラットスタンリー・プロジェクト〜紙人形になった自分が、封筒に入って世界へ飛ぶ〜

          「フラット・スタンリー」は1964年にアメリカで出版された絵本のタイトルです。作者はJeff Brown、原書は英語ですが日本語を始め色々な言語でも訳されています。 日本語の本ではスタンレーと書かれていますが、英語の発音に近いのはスタンリーです。どちらでもいいと思いますが、私はスタンリーと言っています。 この絵本の主人公スタンリーは自宅の部屋で掲示板が落ちてきて「ぺったんこ」になってしまいました。体がペラペラの紙みたいになってしまって、人生が変わります。しかし「人を見かけ

          フラットスタンリー・プロジェクト〜紙人形になった自分が、封筒に入って世界へ飛ぶ〜

          トラベルテディ・プロジェクト 〜ぬいぐるみ留学生が世界へ飛ぶ〜 その6:帰国

          いよいよ留学生が帰国します。ぬいぐるみ留学生は外国に帰りますから、簡単にはもう会えません。それは子どもたちでもよくわかります。別れは辛いですが、この「別れが辛い」という体験が、このプロジェクトがうまくいった証でもあると思っています。 「プロジェクトの概要」「相手の見つけ方」「留学の準備」「留学中のお世話」についてはこちらにまとめています。 お別れの日が近づいてくる帰国する日が近づくと、子どもたちのカウントダウンが始まります。自分たちが送った留学生が帰ってくるのは嬉しいけれ

          トラベルテディ・プロジェクト 〜ぬいぐるみ留学生が世界へ飛ぶ〜 その6:帰国