【新視点】プロダンサー的モチベーション理論
皆さんこんにちは!
プロ社交ダンサーの阿部巧太(アベコウタ)です。
最近の外の暑さは気絶しそうなくらいですね。私は自転車通勤ですが、職場に着く頃にはもう汗びっしょりです。
これだけ暑いのですから、普通に過ごすだけでも体力を奪われます。無意識のうちに疲れを溜め込んだりもするでしょう。
そして、そんな時期は何かとダンスのモチベーションも下がりがちです。
春先に「今年はダンス頑張るぞ……‼」などと意気込んだのは良いものの、そのやる気も暑さに負けて失速してしまうのが人間ですよね。
今回は私なりの“モチベーション理論”について書き綴っていこうと思います。
私は心理学や脳科学の専門家ではありませんが、人間の脳の一般的な事実や実体験をベースにやる気への向き合い方について解説します。
ぜひ最後までお付き合いください!
2種類のやる気について
最初に、
私からするとモチベーションには「開始モチベーション」と「継続モチベーション」の2種類があります。
それぞれの意味合いは読んで字のごとくです。
ダンスに限らず、何か物事に取り組む時にはハードルが2つあります。それがまさしく「開始」と「継続」です。
新しく何かを始める時は心理的な障壁を感じやすいです。未知なる世界に飛び込むことは多少なりとも不安や恐怖を伴います。
ですから、何かをスタートするには知らないものに対する不安感を取り除くか、それを凌駕するほどその何かに魅力を感じている必要があります。
ただ、ここに関してはダンスを始めた皆さんはクリアしているかと思います。
・友達に誘われた
・前からずっとやってみたかった
・最初に出会ったダンスのコミュニティの雰囲気が自分に合っていた
etc……
理由は色々あれど、どれもダンスを始めるには十分なきっかけだったことに変わりはありません。
問題は「継続モチベーション」の方です。これは開始モチベーションとはまた別物です。
どんなに始めた時にやる気に満ち溢れていたとしても、それはかなり早い段階で潰えることでしょう。
つまり、何かを継続するには別の動機付けが必要になるということですが、これについては次の章で解説することにします。
2パターンのやる気の出し方
前章で2つのモチベーションについて説明しました。
そのうち物事を継続するためのモチベーション、「継続モチベーション」の保ち方についてこの章で解説します。
それにはモチベーションの型が2つあることを理解しておく必要があります。
言い換えると、継続するためのやる気の出し方は人によって2つのタイプに分かれるということです。
それらをここでは「目標型」と「過程型」と名付けることにします。
順番に解説していきましょう。
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