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ぼんやりとんびの福岡2DAYsピーヒョロロ①

 25日の夜。朝から羽田空港から福岡に飛び立つので、さくっと寝たかったのですが、義実家のお祝い事があり、焼肉&ビールで胃腸にダメージを与えてしまったのでしょう。やや体調不良のまま26日を迎えました。

 先月札幌に行っていたので、勝手知ったる羽田空港。先月と同じように搭乗券を機械で……と思っていたら航空会社によって違うんですね。機械では発券出来ないということで、特別カウンターへ。ローチケ、要注意。
 時間ギリギリ、保安検査のあのアーチ前。下町のおとっつぁん風の紳士が二度も引っかかります。

 そこは別に微笑ましく待てたけど、自分も鳴るんじゃないかと必要以上に構えてしまう。

 そして搭乗口で呼び出しを待っている時に気づいていました。
 浴衣と髷の大きな体。そう、お相撲さんの集団に。

 機内で食すため、丸武の卵とからあげサンドのセットを購入。
 薄いパン・分厚い卵焼き・薄いパンの並びが美味しそうです。

 いざ機内へ。3つ並んだ席にはまだ誰もいません。
 どんな人が隣に来るのかあれこれ想像し、しばらく待っていると両隣に大きな影。
「おお…」と思いながら大きな影に挟まれました。
 まるでさっき買った卵サンドの卵に挟まれた薄いパンのようです。
 卵焼き・パン・卵焼きの図。
 きっと美味しいし、土産話としても美味しい。
 基本的にお相撲さん、嫌いじゃないですし。
 体調が悪くなければ、
「どこの部屋っすか?」とミーハー丸出しで聞いてたと思いますし。
 ところが、やや二日酔い&胃腸が弱ってるおじさんの身。
 縮こまって黙って目を瞑ることしか出来ない自分が情けないです。

 両隣のお相撲さん(たぶん新弟子)も気を使って体を出来る限り小さくしようと努力をしてくれていて心の中で「ごっつあんです」と言いました。

 若い時からどこでも熟睡できる体質なので、逆卵サンド状態でもぐっすり寝まして、福岡に到着しました。さすがに身体は痛かったですが、降りる時の解放感は通常の二倍。「二倍♪二倍♪」と懐かしい高見山のCMを思い出します。

 空港の到着出口であこはるかさんと待ち合わせしていたのですが、お互いスルー。一度だけZOOMでお話ししていて互いの容姿は確認済みでしたが、わからず、結局メールから連絡先を頂いて電話してなんとか合流に成功しました。

 ほぼ初の福岡なので、知ってる(?)方にお会いしてほっと一息。さらにあこさんはお車でいらしてくれて、逆卵サンドおじさんに優しい車移動となりました。
 本当に助かりました。これぞ命拾いだと思って、あこ菩薩に心の中で手を合わせて拝みました。

 空港からの景色を見ながら本屋アルゼンチンさんがある大入駅付近を目指します。あこ菩薩の「福岡ガイド付きの優れた運転技術」に感動しているとあっという間に目的地に。

寅さんになりきって、着いたばかりなのに故郷に思いを寄せます
「待ってくれ~、それに乗せてくれ~」寅さんになり切って乗り遅れる小芝居
漢字は「おおいり」とも読めて縁起もの
初めて見ました。改札代わりの機械

 そして目的の本屋アルゼンチンさんはお休みでした。
 でもこれは予めわかっていたことなのでそれほどがっかりはしません。

そろそろ旅に出ますか。寅さんは盆と正月に旅に出るのが定番です。
あこさんの記事でみたカナヘビがいた芝生
しっかりお休み。でも小誌を窓から確認できました

 自由に敷地に入っていいという許可も得ていたので、カナヘビさながら自由にうろちょろさせて頂きます。
 というのも、この本屋アルゼンチンさんには、あこさんが営業してくれて、小雑誌ウミネコ1,2号を取り扱って貰っているのです。また、次号の小雑誌ウミネコの誌面の古書店特集の中で本屋アルゼンチンさんを紹介させて頂くので、文フリのついでにぜひ……と思っておりました。

 今のところ、年に何日かしか開店していない営業形態らしく、来年はもっとやってて欲しいなあと思いながら、あこさんおススメの近所のカフェへ。

カフェ杏。優しい料理上手のお母さんが一人で切り盛りしています
自宅を改装したカワイイ店内からは海が望めます

 こちらのカフェ杏さんのママがとっても気さくな方だったのと、あこさんがなかなかのご常連だったので、自分も常連気分でリラックス。
 写真を撮り忘れましたが、オムライス(マカロニサラダと具沢山スープ付)と水出しコーヒーがめちゃんこ旨かったです。
 写真を撮り忘れましたが。
(ちなみに、一番のご常連さんは、ティアラをつけたお洒落なお婆ちゃまで、たまたま遭遇できました)

 ここで小さな事件が起きました。
 一人の男性がお店を訪れると、杏のママの夫さんがプチ行方不明になっているという展開に。「どこに行ったのやら」なんて心配していたら、店の奥、つまり家の中から夫さんが登場。行方不明でもなんでもなかったというオチにみんなで笑いました。

 そして、またまたあこさんがご自身の癒しスポットをご案内くださいました!
 大きな蜘蛛をものともせずずんずん獣道的な道を進んでいった先は……

海でした。ずっととんびが鳴いてました
岩場にはカニがいました
猫。慣れてるのかと思って近づくと逃げました

 杏でお土産に買った佐賀牛コロッケを受け取って、宿泊先のホテルへ。
 もちろんあこさんの車で移動。札幌のいぬいさんに続いて至れり尽くせりで、本当に恐縮するやら有難いやら。やはりあこ菩薩に心中で手を合わせて拝みます。
 田園風景からまた都市部へ戻ります。
 あこさんも引くほど、外観が時代がついた(古めかしい)ビジネスホテルのフロントに行くと、無人。ドライヤーやらタオルが入った袋やらが散在し、幅をきかせているゲージの中には猫が寝ているやらで猥雑な感じです。嫌いじゃないです。
 内線で係の人(良い味のおじさん)を呼び出して、少し早めのチェックインとなりました。

 このあと、ピリカさんと合流して、文学フリマ福岡10の前夜祭へと突入するのですが、続きはまた次回!

初めての博多駅。東京駅と人混みが変わりませんでした


追記
あこさんのこちらの記事に、美味しいオムライスセットの写真が!
さっすがあこさんです!


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