社員番号から何が分かる?
今回は、昨今のデジタル化で重要となる「ナンバリング」に関して話題提供しています。
デジタル化で重要となるのは、改めて言うまでもなく「数字化」
つまり、会社の経営に関わるモノを数値で表すことからデジタル化が始まります。ここで重要となってくるのが、「会社のITリテラシー」
リテラシーとは、何らかのカタチで表現されたものを適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する能力のこと。
つまり、ITリテラリーとは、「デジタル化に対する理解度」と言えるでしょうか。
「見落としがちな、DX・デジタル化以前の問題」でもお話しましたが、あなたの会社の「デジタル化に対する理解度」は、どれほど進んでいるでしょうか?
私見ですが、それを図る一つの指標があります。
それが「社員番号」
つまり、会社の経営に関わるものである「ヒト(社員)」を数値化したのが「社員番号」です。
ある意味、会社のデジタル化の第一歩が、社員を社員番号で「数字化」すること、ではないでしょうか。
私は、ここに「その会社のITリテラシー」を読み取っています。
さて、ご自身の会社の社員番号を思い出してみて下さい。
ここで、「数字化」で重要となるのが、次の2つの視点です。
1つ目の視点は、「どのような要素を持たせるか?」
例えば、運転免許証の番号は、以下のように5つの要素を持たせています。
・最初に交付を受けた都道府県
・最初に交付を受けた西暦
・各都道府県の公安委員会による独自の内部照会用の管理番号
・「チェックデジット」と呼ばれる入力ミスを確認するための番号
・運転免許証を紛失した回数
そして、2つ目の視点が、「何桁にするのか?」
桁数を増やせば、その数字が持つ情報を増やすことが可能ですが、当然、「数字化」は可能な限り桁数が少ない方が扱いやすいです。
この2つの視点を抑えて、どのように「数字化」とするか?
これらを踏まえて、あなたの「社員番号」には、どんな要素が含まれていますか?そして、それは何桁で表現されていますか?
たかが「社員番号」
されど「社員番号」
実は、私は、この「社員番号」ひとつで、会社の経営に対する「考え方」が
見えてくるのでは、と考えています。
当然、経営に対する「考え方」に正解はありません。つまり、「社員番号」にも正解はありません。しかしそれでも、私がお勧めしたい要素はあります。
少し前、クライアントが、システムを一新するのを機に社員番号を振り直され、新しい社員番号を拝見しました。
「あぁ~。一言、相談して頂ければ…」と思ったのはナイショの話です。
もし、この記事を読んで頂き、あなたの会社で「まだ、社員番号がない!」というのであれば、是非、「社員番号」を考えてください。
その際、ご自身の経営に対する「考え方」を盛り込んで「社員番号」を決めて頂ければ幸いです。
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