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現代版「そろばん」とは?
「最後は『そろばん』…その意味は?」では、「読み・書き・そろばん」の「そろばん」の意味するところと、その順序の意味について、話題提供しました。
「そろばん」が計算スキルを指すことは、一般的な考え方です。しかし、ここでは、そこから一歩踏み込んだ解釈をして、単なる計算スキルに留まらずに「論理立てて、考える」という意味がある、とお伝えしました。
さて、この「読み・書き・そろばん」は江戸時代の寺子屋教育の考え方ですが、その重要性は、現代においても変わっていません。
では、現代の「そろばん」。すなわち、「論理立てて、考える」要素は、どこに求められているのか?
それが、「プログラミング」です。
文部科学省がプログラミング教育の必修化を決めた「新学習指導要領」では、「プログラミング的思考」として、次のように定義しています。
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
正しく、プログラミングの役割が「論理立てて、考える」要素として明記されているのです。
時代と共に、表面的に求められることは変わるかもしれません。でも、大事なこと、本質的なことは、時代を経ても変わりません。
それが、初等教育では「読み・書き・そろばん」ということです。
そして、その重要性は、年齢によりません。
繰り返しとなりますが、
まずは、読んで、インプットする。
そして、書いて、アウトプットする(記憶に定着させる・身に付ける)。
さらに、論理立て、考える
そして、これらを全て合わせることで、得た情報や経験を過去の記憶や体験などと関係付け、知識や経験を体系化する。
是非、現代の「読み・書き・そろばん」を意識してください!