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私の妊活_妊活に至るまで

こんにちは、kurumiです。
今日は、私が妊活に至った経緯を仕事を辞めたことを踏まえて書きたいと思います。


仕事を辞めた理由

現在の結果論でいえば『妊活に集中するため』になるとは思うのですが、当初はとりあえず何も考えない時間や余裕が欲しいと考えた事がきっかけでした。

夫も私の年齢でゲームだけに集中する時間が欲しくて9ヶ月ほど社会から離れてゲームに熱中していたと聞き、仕事から離れる事は社会から離脱することではなく、自分の人生を大切に楽しむ時間・リセット・新たな気付きや発見の期間であり、現代のジョブ型思考の社会では、必ずしも皆んなが同じ生き方である必要はないと考えました。

私は、働きたくなったらまた働こうと軽い気持ちで退職→主婦への一歩を踏み出しました。
自身の貯金は崩しつつもこの選択が出来たのは、経済的に夫の支えがあってこその為、夫には感謝しかありません。

退職後の生活

主婦になって3ヶ月。早寝早起きが身につき心身共に健康になり、お掃除から始まる午前中が1番テンションが上がる毎日で、そんな私を見守る夫の笑顔が嬉しくて自然と『家族』というものを意識するようになっていきました。

夫婦の会話も街で小さな子どもを見かけると『私たちの子どもなら〇〇みたいになりそうだね〜』と例え話が増えたりなど、将来の話をする度に子どもが欲しい気持ちが強くなっていくのを感じる日々。

自己タイミング法として排卵検査(排卵チェッカー)を用いて妊活は行なっていましたが、半年経ってもできる気配がなかったことと、私自身24歳の時に左卵巣嚢腫の手術を行い部分摘出の経緯があることから、もしかすれば子どもが出来ない身体なのではないかと、突然将来に不安を抱きはじめました。

仕事と子作り

次第に、もし子どもができなかった場合に私には何が残るのかと考えるようになり再就職を考えるようになりました。

そのため離職5ヶ月目頃から転職活動を行い、選考が進んでいる企業が数社ありました。
この時自身に幻滅したことは、選考が進むにつれて生理のタイミングが近づいてくると『このタイミングで生理が来て欲しい(=子どもができて欲しくない)』と願っている自分がいたことです。

あんなに欲しいと願っていた子どもを欲しくないと考えてしまうほど、私は今の状況に不安を抱えているのだと自己認識したと同時に、このままでは、中途半端にすべてが納得せず後悔した選択をしてしまいそうで、夫とじっくり話し合うことにしました。

夫は常に私のしたいようにすることを応援すると言ってくれました。ただし『仕事はいつでも出来るけど子どもを作るのには年齢的な面で確率的な問題があるとは思うよ。男の僕が本当の意味であなたを理解してあげることは難しいから…ごめん』という言葉がありました。

当時の私は冷静ではなく、数日間夫に八つ当たりをして『働く女性の年齢やキャリア・育児については、本当の意味で男の人には分からないよ』と強い口調で夫に伝え傷つけてしまったと思うこともあり、後日深く謝りました。優しい夫は広い心で受け止めてくれました。

そこで2人で出した結論は
可能性があるものは両方とも諦めず、とりあえずやってみる。
転職活動は続けつつ、通院妊活を始めることで現状の把握から今後の妊活方針を決めることにしました。

不妊治療通院開始(初回検査)

不妊治療院を訪れて、最初の検査で様々な血液検査と超音波検査を行いました。もちろん夫の精子検査も行い、夫婦の状態を確認することになりました。

結果として

  • 私の術済み左卵巣だけでなく右卵巣もチョコレート嚢胞で不妊になりやすい状態であった

  • AMH検査※ で実年齢より少ない卵子の個数となっていた

  • 私の年齢が妊娠確率が下がる35歳を迎える


上記3つを踏まえて医師からのメッセージは『可能性が高いうちに高い確率の手段(体外受精)にステップアップした方が妊娠の可能性を高める』とのことでした。
突然、現実を突きつけられ呆然としてしまいました。ちなみに、夫は問題はありませんでした。

※AMH検査(アンチミューラリアンホルモン検査):卵巣内にあとどれぐらい卵の数が残っているかが分かる卵巣の予備能がどれくらいかを予測する検査。卵巣の健康状態(卵巣年齢)とはイコールでなく卵子の健康状態は年齢に比例するらしいです。

不妊治療に集中する決断に至った経緯

今更ながらキャリアという面で、このまま子どもを産んだら仕事復帰も難しくなる可能性が高まり、何より仕事から離れすぎることに不安な点が頭を過ぎりました。
このモヤモヤは1人で悩んでいても解決に至らないと判断し、仕事に重点をおいて働く女性たちの意見を聞いてみることとしました。(こちらは別途お話します)

それらを踏まえて私は
『今できることに集中せず、あとであの時トライしていたら…という後悔は絶対にしたくない。』『社会一般と比較することは根本的な解決ではなく、今自分が大切にしたいこと・出来ることは何か。焦らず出来ることを着実に行動することは、仕事だけでなく妊活でも同じことではないか。』と考えました。

また新しいことを同時に始めること(妊活と再就職)は肉体的・精神的も負荷がかかり、頑張りたいのに両方とも中途半端な対応となる自分に幻滅する可能性が大いにあると考え、転職活動は中止(選考が進んでいた企業には、経緯を説明して謝罪しました)、妊活に集中する結論に至りました。

2022年4月より体外受精は、40歳未満は子ども1人に対して6回まで保険適用が可能(43歳未満までは3回)な為、金銭面の負担も軽減されており選択は一択『体外受精』です。夫はもちろん賛成してくれました。


以上、私が妊活に至るまでの経緯でした。
テキストにするとサラッと見えますが、個人的にはかなり深刻に悩み、夫に八つ当たりをしたのも初めての経験でした。
今回の話し合いは、私たち夫婦が初めてお互いが強い口調でも意見を交換して今後に真剣に向き合った必要な機会だったと感じています。
夫も含め決断に関わった友人に心より感謝申し上げます。では。


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