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詭弁に騙されないで!〜MMT批判に対してはトータルで考えよう!〜
アメリカの債務上限問題を軸にMMTの理論通りならそんな懸念は起きるはずがない!ゆえにMMTは間違ってる!というような批判を書いてる記事があります。記事のリンクは貼りませんが、「MMT 債務上限問題」と検索すれば出て来ます。結論から言えば…
全く批判になって無い!
と言えます。記事内容はトランプ大統領や他の有識者が懸念を表明してる=ゆえに間違っている!みたいな論調ですが、まず大前提として…
政治のトップだからと全ての経済や政治に詳しいわけでは無い!
です!当たり前の話です。そしてもう一つ…
政争の具にしてる可能性!
です。恐らくこちらのが大きいと思います。日本の国会答弁見たら分かると思います。絶対言ってる本人も筋の通らない訳の分からない…と分かっているような答弁はざらにあります。こういうのを間に受けて…というか意図的にピックアップして自分の欲しい結論に持っていこうとしているだけです。こういうのを俗に…
チェリーピッキングと言います!
事実の一部を掻い摘んで都合の良い結論を持ってくための詭弁です。直近の例で言えば、兵庫県知事問題で片山元副知事がある書籍を引用し、自説を展開した事に対して、その著者が解釈を間違えているという連絡が入ったというニュースがありました。まさにこれがチェリーピッキングになります。そして、基本的にMMT否定派、緊縮派は…
この手の詭弁をよく使います!
一つ一つの事象は事実なので、パッと見分かりづらいのですが、トータルで見たり、よくよく考えてみると本論に繋がってない、的外れの論評が非常に多いです。似たような詭弁の一つにネットで良く言われている…
箇条書きマジック!
というのがあります。これはAとBという普通に見たら全然違う物をそれぞれの事象ごとにピックアップして箇条書きして並べるとさもAとBが同じ物に見えるという詭弁の一つです。ニコニコ動画に良くある「〇〇なんちゃら説」がその良い例です。
ニコニコのは完全にお遊びだから良いんですが、こと経済関係の話になると…
これを大真面目に使ってくるから困ったものです😫
トータルで見ないとダメなのに1個1個に分断して批判したり、はたまた1個1個の事実を持って来て、さも自説が正しいように見せかけてきます。他にも「〇〇になったらどうする?」みたいな脅しや杞憂と言っても過言では無いような予測をぶち上げて来て反論を封殺しようとして来ます。
では、これらの詭弁に騙されないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?私なりの対策として…
一旦相手の意見を仮に正しいと仮定して考える!
というのをやります。もちろん明確に間違ってるのは別ですが、議論になりそうな論点についてはそう考えます。そうすることで、それが間違っていれば…
矛盾を見つけやすくなります!
数学で言うところの背理法に近い考え方になります。
今回は経済というより詭弁を探すテクニックのような話になってしまいましたが、いずれにせよ…
それっぽいけどなんか、腹落ちしない論調には大抵何かしらの詭弁がある!
と考えておくと良いと思います。
以上になります。最後まで読んで頂きありがとうございます。