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2回目の判定日、こまったこまった

2回目の移植の結果が出た。
かすりもしない陰性。

まぁ、そんなことは前日にやったフライング検査で分かっていた。


気持ちとしては、困ったなぁ〜。という感じ。
1回目のような大きな期待から突き落とされるショックはないけど、それなりにズーンと落ちた気持ちはまだ立て直せていない。

判定の日、診察に入って「陰性だね」と言われたときは、他でも何でもない、「どうしたらいいですかねぇ」という正直な気持ちが出た。

仕事ならPDCAを回すけど、1回目も2回目も同じ治療で、同じ結果。正直何を変えたらいいのか分からない、何を変えるべきなのか分からない、この状況は、落ち着かない。

そんな焦る私を見た先生は、相変わらず冷静で

今ある選択肢としては

  • 着床しない原因を調べるためのTRIO検査またはERA検査をするか

    • 自己負担なので14-5万するらしい

    • 検査と結果が出るのに2周期分必要なので、次の移植は年明けになる

  • もう一回、このまま移植をするか

ということらしい。これは、いくつか同じ状況の人の記事を読んでいたから、何となく予想はついていた。情報があるってありがたいな。

で、統計的には、良い胚が残っているうちに検査をしようとなる人が多いらしい。検査して、結果がわかって、準備バッチリ👌の状態で、良い胚がなければ、もともこもないから。まぁそうだな。また採卵って結構地獄だもんな…。

でも、どちらにするかその場では決められなかったので、家に持ち帰って考えようと思う。いずれにしても次の通院は決まっているし。

そして、ついでにずっと気になっていたことも聞いてみた。

  • 顕微授精ということは着床に影響するのか
    ⇒ 基本的に直接しているかどうかは調べられない。ただ、顕微授精が必要なバックグラウンドがあるということは事実。一方で胚盤胞まで育っているということも事実。だから、ここに落胆したり悩んだりする必要はない。

  • 胚のグレードが低くなると、生まれてくる子どもの障害等に影響があるのか
    ⇒ それはない。胚のグレードはあくまでも、妊娠での着床のしやすさや育ちやすさの目安。また、目で見た判断でしかない。生まれてくる子供の障害や先天性疾患への影響は心配しなくていい。

  • 仕事の忙しさは影響するのか、調整は必要なのか
    ⇒ これも、忙しい仕事をしているから着床しないということではないし、妊娠・出産のためにその仕事ができないということではない。治療をしている人が働けないということもないし、これからも病院(医師)から仕事をセーブした方が良いと勧めることはない。でも、精神的な影響がある場合には、保険でできる 6回の移植の終わりが見えてきたときに、自分が後悔しないように半年調整してみるとか、そんな選択肢はあるんじゃないか。

私の担当医は、大学病院の先生で、医学的な情報で淡々と接してもらえるのが、自分にはとてもあっていると思う。優しいけれど、変な情も寄り添いもなく、あくまでも治療として、基本的にはその先に妊娠もしくは別の選択をするという治療の終わりがあることを前提に話をしてくれる。そして、この治療は、自分の意思で継続するか、やめるか、選択することができるんだよ、という余白を持った説明をしてもらえる。

そんな先生との会話を終えて、次のステップをどうしようかと悩みながら帰路に着く。その前に、お腹に張っていたエストラーナテープをトイレで全部剥いで。(笑)

帰ったら、ランチでも食べながら夫に相談しよう。
今週末は、ホルモン補充から解放されて、お寿司を食べよう。

まずは、この周期もお疲れさん🌻


最後に、今も子どもを授かりたいという気持ちには一ミリの迷いやブレもない。そして、ほかの人の妊娠や出産の報告も、ちゃんと全部嬉しい。

子どもを授かって、その子が無事に生まれてくるということは全然当たり前なんかじゃないし、それが叶うということは何よりも喜ばしいことだと思う。その気持ちは、不妊治療を始めてから、より強くなった。

だから、記事の最後になってしまうけれど、こんな状況で、こんなことを書いている私だけど、妊娠・出産の報告のとき、相手に気を遣わせてしまったり、喜びを邪魔することだけはしたくないと思ってる。

私は私のペースで、自分の気持ちや身体と向き合いながら頑張るから、どうかこれを見ている友達や、読んでくださっている人に嬉しいニュースがあるときは、気を遣わずに目一杯喜んで、できれば私も一緒に喜ばせてもらいたいなと思う。

子どもが生まれてくるって、
やっぱりすごく「おめでとう」なこと。
特別に喜びたいし、お祝いしたい。
それは、自分の状況に関わらず、変わらないことだと心から思っています。

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