
TRIO検査とこれから
noteを更新しようしようと思いつつ、もう1月も後半に差し掛かるところ。年明けの仕事始めから休みが1日しかなく、しっかり働いておりました!
そんななか、少し前に返ってきたTRIO検査の結果。
いちばんは「ERA検査の結果で受容期にズレがあり、次は時間調整で改善してみましょうか」となるのが理想だったのに、見事にどの検査も異常なし!
だったらなんで着床⇒成長していかないんだろう…という気持ちと、高い検査費を払ったのに、何も見つからないとなると払い損じゃないかという気持ちと。(笑)
担当医の「やり続けるしかないかな」という指示で、明日から4回目の移植周期へ突入します。
「検査も原因が見つかったときに支払いが生じる成功報酬型だったらいいのに…」とほざく私に、「なんで異常が見つかることが成功なの!」と冷静に突っ込む夫でした。
ちなみに、検査前の説明よりも、結果と一緒に返ってきた報告書の方がしっかりとした説明を記載していたので、少し引用します。
TORIO検査は、ERA、EMMA、ALICE の3つの検査を含んだものです。
ERA(子宮内膜着床能検査):検体採取を行った時期に子宮内膜に着床能があるかどうかを判定する検査。この検査により、プロゲステロンの上昇開始の起点から、着床の窓が開いている状態になるまでの時間が分かる。
つまり、移植と同じ手順で整えた環境から検体を、移植と同じタイミングで採取して、適切なタイミングで移植が行えているかどうかを調べるもの。
受精と同じように、着床できるタイミングも限られてるんですね。
EMMA (子宮内膜マイクロバイオーム検査):子宮内の微生物環境が妊娠に適しているか調べる検査。主に、子宮内にラクトバチルス属の細菌を形成しているかどうかを推測する。
ラクトバチルス属の細菌というのが善玉菌の1つで、これらがしっかり存在することで子宮内の環境を整えてくれるそうです。これが顕著に少ないもしくは存在しないことが分かった知り合いは、不妊に限らず出産時のトラブルが起きたようなことも言っていました。
ALICE (感染性慢性子宮内膜炎検査):不妊症(特に、着床不全)や反復流産に関連する慢性子宮内膜炎に関連する病原性細菌DNAを検出する。
これは説明の通りで、着床や流産を引き起こす細菌がいるどうかを調べ、検出された場合には、数ヶ月ほど薬を飲んで対処したりするという話でした。
(私も医師との会話をベースに思い出しながら記録しているので、正しい情報はご自身で調べてみてください!)
私の場合、これら全部に当てはまるものがなく、
ERA:ERA検査時に実施されてたHRT周期と同様に移植することが推奨される(つまり、タイミングは間違っていない)
EMMA: ラクトバチルス属の細菌DNAを99.97%検出
ALICE: 慢性子宮内膜炎の病原性細菌DNAは未検出
といった結果でした。
ちなみに、不妊治療のいろんな動画やブログでは「妊娠に執着しなくなったときにやってきてくれた」という言葉をよく見ます。昨年の後半からは、その影響を受け、「叶わないものに執着しちゃうから、叶うものも叶わなくなるんだ」と、その気持ちを手放そう、紛らわそうと頑張っていたわたし。
ここ最近、そうやって気を紛らわすことのほうが苦しい時が多く、そう思うことで逆に自分を追い詰めていたことに気がつきました。
年始の初詣で「今年こそ子どもが欲しいです」としっかりと願えなかった自分や、子どもを望んでいることを少し隠すようになってきた自分が許せず、1番の願いに蓋をしようとするからか他の願望も口に出せずになってきていて、ついには夫からも最近の私の態度はめんどくさい、と言われる始末でした。
そんなときにこの結果が返ってきて、やっぱりちゃんと自分には生殖能力があるはずだと思えたら、これまでに我慢していた感情が溢れ出てきました。
そして、スーパーでお菓子を買って欲しいとねだる子どもように、「私は子どもが欲しい」と夫の前で駄々をこねることができました。
その日を経て、
叶えたいものをしっかりと願う。
できることは限られていても努力する。
その過程で成仏していく気持ちがきっとある。
そう信じて、今年は自分の願望に優しくなろうと決めました。
また、「やり続けるしかない」は「やればきっと実ることがある」ということ。
そうポジティブ変換して、1回1回にしっかり可能性や希望を忘れずに続けていこうと思っています。
明日からもがんばろう!